■大平橋  たいへいばし                        白鷹町-朝日町・最上川
”おしん”の撮影でも使用 落ち着いた風情
 1983−84年に放映され、社会現象にもなったNHKの連続ドラマ「おしん」を覚えているだろうか?
 主人公おしんが少女時代を思い起こすシーンが撮影されたのがこの大平橋。緑豊かな渓谷をゆったりと流れる最上川を跨ぐ風情のある吊橋だ。
 夏はセミ時雨、初春は雪解け水で増水した最上川の激しい川音に包まれる。
 橋名の由来は「頭文字」で、左岸の大瀬地区と右岸の今平(こんぺい)地区の「大」と「平」を取って「大平橋」。当時の人々のこの橋に注ぐ架橋への期待を表しているようだ。
 元々は発電所の作業用の橋で、それを補修して現在の姿になった。自動車は通行不可で歩行者専用。幅員の広い永久橋の架橋を望む声も上がっている。
緑の渓谷に映える大平橋=2007年8月14日
 【竣功年月】 1964(昭和39)年 
 【全   長】 112.0m  
 【幅   員】 2.0m 
 【型   式】
吊橋
 【路   線】


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