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■アリステア伍長について
----アリサ:では次に小隊のメンバーについてお聞かせください。
エレーナ:そうだなぁ、誰から話そうか?
----アリサ: 一番付き合いの長い方はどなたですか?
エレーナ:それならアリステア・オトラドノフ伍長だな。私の車(戦車)の装填手だ。
----アリサ: なるほど、ボロディン少尉の相方であれば、
優秀な方なのでしょうね?
エレーナ:ぜっんぜん…
----アリサ: ・・・
エレーナ:ここぞというところで、いっつも弾切れ…
----アリサ:そ、それは…彼女に非があるんではないのでは?
エレーナ:逃げるときは真っ先!、そのくせいつもはトロいときたもんだ。
、ったく…蹴りの一つも入れたくなってくるわ、ふぅー。
----アリサ:そ、そんなところで勘弁してはあげられませんか・・・
エレーナ:いいんだよ!、あいつはタフだ。
■シスカ軍曹について
----アリサ:小柄で眼光鋭い方がいますよね?
エレーナ:シスカ・ミハリク軍曹だ。私の車両の操縦手をやっている。
----アリサ: なんかミステリアスな雰囲気ですよね。口数は少ないけど何か見えないものを感じているような。
エレーナ:そう、鋭いところがあるよ。 実際に彼女の操縦センスのおかげで被弾を免れたこともある。
エレーナ:彼女は以前はもっと絵に描いたような軍人だった。エリート意識が強いんだ。
捕虜になった味方に躊躇なく銃を向ける…とかやってたね。
----アリサ: …うわっ、そ、それは過激ですね。
エレーナ:そうか…?、普通だと思うが。
エレーナ:それが、最近変わってきたんだよ。きっと彼女なりに成長してるんだな。
まぁ、見てくれはあの通り、いつまでもヒョロヒョロだがな。
----アリサ:そこがまた可愛い…とか思ってません?
エレーナ:…何でよ?
■サーシャについて
----アリサ:小隊で、ルーキーといえる方はどなたですか?
エレーナ:ルーキー…と言えるかはともかく、我が隊に所属して最も日が浅いのはサーシャ・オシペンコだ。
何ヶ月か前に捕虜になっていたところを助け出してから、
私の車両の射撃手をやっている。
エレーナ:もとは歩兵なんだが、射撃手としての腕はなかなかだ。
エレーナ:最初は大丈夫かな?と思ったものだが…
----アリサ: ですよねー?…ポヤーンとしてそうだし
エレーナ:・・・(ムっ)
距離2400メートルから、2発で敵戦車に命中させた。
----アリサ:それは何か凄いことなのですか?
エレーナ:お前、ちょっと2400メートル走ってこい!、全力だ!
----アリサ:はい!行ってきます!
(中断)
----アリサ:ぜぇ…ぜぇ…。しょ、少尉ぃ…、にー、2400メートルはー、キツかったです。
エレーナ:わかったか!、悔しいが射撃の腕では私よりも上だ!
エレーナ:その上、サーシャはな、気立てが良いからチームメイトとしてもうまくやっているよ。
----アリサ:そー…それはー…ボロディン少尉がー…慕われているということではー…ないでしょーかー?
エレーナ:そ、そんないいもんじゃないって。
----アリサ:ぜぇぜぇ…
エレーナ:おい君、大丈夫か?
ここいらでインタビューはお開きにしよう。今は我が隊には休息を与えている。私も一杯やりたい。君も付き合うか?
----アリサ:はー、はいー…、あの、お手柔らかにお願いしますね。
エレーナ:よろしい!、今度は私から君のことをいろいろ聞きだしてやろう。
君はいろいろなことを知っていそうだ。 覚悟しておけ、ふふふ・・・。
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あのあとは宴にお付き合いさせて頂いたのですが、もう皆さんすごい飲みっぷりで…
わたしも2400メートル走った後での一杯は効果てきめんでした。 あぁ、今も頭が痛い…。
それなのにボロディン少尉は顔色一つ変えずに飲んでいるんですよ。 さすが歴戦の猛者ですね。
ただ、宴の間、ボロディン少尉はどことなく浮かない表情をしている時が
あったんです。なにか気になっていることがあるかのようでした。
やはり部下の命を預かる責務は大変に重いものなのでしょう。
さて、今回はここまでです。
これからもボロディン小隊について、いろいろとお伝えしたいと思いますからね。
次回も、どうぞよろしくお願いします。
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