海べりの鉄道旅

函館本線 室蘭本線
函館ー長万部ー苫小牧ー札幌 札幌ー小樽

今回は 時間と予算の都合で函館より先には行きませんでしたが
函館本線 室蘭本線には
素晴らしい海べりの景色と
快適な特急列車が走っています

函館から札幌に向かうJR北海道ご自慢の振り子式特急列車
「スーパー北斗」は
函館駅を出ると徐々に速度を上げて行きます
五稜郭駅を過ぎると長閑な田舎町。そして七飯から
短絡線で山間部に分け入ります
大沼公園付近では大沼・小沼と聳え立つ駒ケ岳。
そして イカ飯で有名な森駅手前でいきなり海岸線へ躍り出ます。
ここから列車は内浦湾の海岸線を走ります。
特に冬のよく晴れた日はとても綺麗な車窓風景が続きます。
「サッポロクラシックビール」はこの区間には欠かせません 笑
毛蟹の町・長万部
チキウ岬のある室蘭(この列車では東室蘭)
このあたりで車窓右後方に眼をやると、さっきの駒ケ岳から
今来た海岸線を見ることができます。
クマ牧場と、温泉が全国的に有名な 登別 を過ぎ
勇払原野を抜けて千歳線に入れば
北の200万都市・札幌はもうすぐです。



札幌から小樽へは快速列車が便利です。
手稲を発車するとグングン速度を上げて
銭函駅付近から小樽築港駅付近まで日本海の海岸すれすれを走り続けます。
ここも冬に乗車すると 吹雪と荒波の景色を
見ることができます。


函館ー札幌 特急「スーパー北斗」で約3時間10分
         特急「北斗」で約3時間30分


札幌ー小樽 快速で約30分



特急「北斗」は「スーパー北斗」に比べて
函館ー札幌間では
30分ほど余計に時間がかかりますが
「景色を楽しみながらの旅」には
「北斗」もオススメです。
急ぐ旅でなければ
「この車窓風景を30分長く眺めていられる」
のはシアワセです。

「北斗」のキハ183系気動車には
眺望のよいハイデッカーのグリーン車が連結されていますので
旅がより楽しく快適になります


「スーパー北斗」のキハ281/283系気動車は
振り子式列車であるため
グリーン車も通常の高さです。
速さと乗り心地は
素晴らしい車輌です。



スーパー北斗の乗車記事は
2001年12月乗車の際の記録です

東北本線 津軽・海峡・江差線 
八戸ー青森ー蟹田
ー木古内ー五稜郭ー函館


八戸駅から
JR北海道自慢の特急列車
789系「スーパー白鳥」に乗車。

列車は八戸を出ると
長閑な田園地帯や山間を
軽快に飛ばしていきます

やがて
野辺地あたりでは陸奥湾が、
そして浅虫温泉付近で青森湾が
車窓を楽しませてくれます。


青森駅で少々停車。
列車の進行方向が変わります。

青森駅構内をゆっくりと出発。
東北本線、奥羽本線と分かれて
津軽線に入ります。
蟹田まではやや速度が落ちます。
青森から先、右の車窓には 
郷沢付近から蟹田まで陸奥湾が広がります。

蟹田を発車し、津軽線と分かれ海峡線へ。
津軽今別を過ぎると速度はグングン上がり
全長53,85キロメートルの
青函トンネルに突入します。

竜飛海底駅、吉岡海底駅の間が海底で
海底からトンネル天井までは
100メートルあるそうです。

スーパー白鳥は
このトンネル内を
最高時速140キロで走ります。
トンネル内の登り勾配でも
140キロで走れる性能を持っています。

トンネルを抜ければ北海道です。

列車は木古内までの高規格線路を
快調に飛ばします。
江差線と合流すれば木古内。

ここからは海岸線に沿って
カーブの多い江差線を
ゆっくりと進みます。

海峡線の高速走行が
うそのような ノンビリとした走りですが
かえってそのほうが景色を堪能できて
都合がよかったりします。

木古内から上磯付近までは、
海の向こうに津軽半島が見え、
やがて函館山がゆっくりと近づいて来ます。
スーパー白鳥では最高の絶景区間です。
缶ビールが進みます。笑!
列車は函館山を目指しながら
ゆっくりと函館湾沿いを走っていきます。
途中で
普通列車や貨物列車との交換待ち
などもあり
海べりのローカル線の風情です。

上磯を過ぎると
景色が少し賑やかになります
やがて 右側から函館本線が近づいて合流。
ガタゴトとポイントを通過して
五稜郭駅を過ぎると前方には大きな函館山。
列車は徐々に速度を落とし
函館駅の頭端式ホームに入ります。


函館駅ではホームの向かい側に
札幌行きの
キハ183系気動車特急が
カラカラとアイドリングしながら
接続待ちをしていました。
これに乗れば
大沼・小沼や
駒ケ岳
内浦湾の景色を眺めることが出来ます。


うえさんのページ

函館駅 2005,1,9(日)
左は八戸行「スーパー白鳥」
JR北海道最新の789系電車特急

右が札幌行「スーパー北斗」
JR北海道初の
振り子式気動車キハ281系

どちらも快適な
海べりの旅が満喫できます

津軽海峡線2005年1月

2005(平成17)年1月8日(土)−10日(月)
千葉から始発の総武線 やまびこ41号 はやて1号 スーパー白鳥1号を
乗り継いで 冬の津軽海峡線を旅しました

函館へは一人旅
9日昼のスーパー白鳥で八戸へ戻りました
奥羽線内の雪の影響で八戸到着が30分ほど遅れてしまいましたが
その分 かえって長く車窓を楽しめました
八戸で接続列車に置いてけぼりを喰らいましたが・・・
函館駅で購入したサッポロクラシックビールと
車内販売で購入した「八戸小唄寿司」
雪と海の車窓・・・
タマリマセン


一方
嫁さんは 8日 西船橋発の夜行バスで仙台へ
早朝から各駅停車の一人旅を楽しみつつ北上
9日夕方 金田一温泉駅で合流しました
「初めての夜行バスは案外快適だったこと」
「バスが順調すぎて仙台で早朝5時半に降ろされたこと」
「しかも 駅はどこ?状態だったこと」
「一ノ関駅付近で列車待ちの間 河原を散策したこと」
「田舎の景色をのんびり楽しめたこと」
などなどを楽しげに話してくれました

今回は この道中のうち
津軽海峡線についてレポートします

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