「房総の鉄道旅 館山 2004」

 2004(平成16)年1月28日(水)
休暇を利用して内房線に乗り、
館山へ海を見に行きました。
この年の10月16日のダイヤ改正で
183系の特急さざなみが新型車両に
置き換わるという噂を聞き、
今のうちに乗れるだけ乗っておこうと
思ったわけです。

真冬の、しかも平日の北条海岸は
人影もまばらで少し寂しげな雰囲気。
夏場なら海水浴で賑わう浜辺は
穏やかな波音だけが聴こえています。
 館山湾(鏡が浦)の空と海は青く
波は静かに陽の光を反射させていました。

館山駅からさざなみ16号に乗りました。
東京方先頭車両の クハ183‐1502
(マニアックな)の海側座席で缶ビール片手に
海を眺めました。

内房線はけっこう車窓から海が見えます。
安房鴨川から千倉までは外房の海が、
館山から上総湊までは内房の海が
車窓を楽しませてくれます。
しかも列車は一段高いところを走るので
見晴らしがよい。
冬で晴れていれば 伊豆大島や
富士山も見え、なかなかの観光路線。
 
特急列車は上記の改正で全て255系や
E257系の新車になり窓も広くなったので
ますます車窓が楽しくなりました。
一方で普通列車は総武快速や
京葉線直通を除くと
全て旧式の113系。
これは古いなりに結構いい雰囲気の車両です。
1990年代まで横須賀線や総武快速線で走っていた
青とクリーム色に塗られた車両といえば
お分かりいただけるでしょう。
この「国鉄のニオイ」のする古い車両の
ボックス席に乗り、窓全開で房総の風を感じるのも
一興です。

房総の鉄道旅 奥が深いですね

 2004(平成16年)2月21日(土)
妻と 成東にいちご狩りに行きまして
途中 菜の花畑を見つけました。
東金線の113系が走ってきたので
思わずカメラを向けました。
房総の鉄道には菜の花がよく似合いますね。
 とっさに時刻表を調べたわたしは妻に
「あの列車すぐに折り返してくるから
少し待ってていい?」
「いいよ」
わたしの「鉄道病発作」をよく理解してくれている妻に
感謝!!。

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