★★★ 健康情報 ★★★
・新聞記事などからの抜粋です。
糖尿病の予備軍が大幅増加! ――厚労省「平成14年 糖尿病実態調査」―― |
昨年11月に全国の20歳以上の男女を対象に行われた糖尿病実態調査の結果が発表されました(集計サンプル数5,792人)。 ◆成人の約6人に1人が糖尿病またはその予備軍! 調査の結果、「糖尿病が強く疑われる人(治療中含む)」は全国で約740万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」を合わせれば約1,620万人と推計されています。5年前の調査時にはそれぞれ約690万人、約1,370万人だったことを考えれば、状況はさらに悪化しているといえます。年代別に見ると、前者の「強く疑われる人」の割合は男性の60代・70代、および女性の60代で増えており、それ以外の年代では減少。一方、後者の「可能性を否定できない人」(つまり予備軍)となると、男性の30代・40代および女性の20代を除いては、すべての年代で増加しています。若い人でも決して油断できないのです。 ◆治療を受けている人はわずか半数 「糖尿病が強く疑われる人」に治療の有無をたずねたところ、「現在治療中」の人が50.6%、「中断した」人が7.5%。そして残りの41.9%は治療を受けていません。なかでも、過去に住民健診・職場健診・人間ドックなど糖尿病の検査を含む健診を「受けたことがない」という人においては、約9割が治療を受けないまま糖尿病を“放置”していることも判明。糖尿病は初期には自覚症状があまりなく、症状が出たときにはかなり進行していることが多いのです。検診の必要性を改めて感じます。 ◆合併症の実態は? 糖尿病の怖さは、合併症にあります。なかでも神経障害・網膜症・腎症は3大合併症といわれています。今回の調査では、合併症の出現状況についても調べていますが、それによれば、糖尿病で現在治療を受けている人のうち、神経障害を合併している人は15.6%、網膜症13.1%、そして腎症は15.2%です。 また、「糖尿病が強く疑われる人」は、そうでない人に比べて、心臓病や脳卒中にかかる確率がはるかに高いこともデータではっきり出ています。 →詳細は http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/08/s0806-4.html |
新・医者にかかる10か条 |
大阪にあるCOML(コムル・ささえあい医療人権センター)が、厚生省の「患者から医師への質問内容・方法に関する研究班」の依頼により作ったもので、その内容がたった10箇条に簡素にまとめられています。 これはインフォームド・コンセントの普及のために、医療側の対応だけでなく患者も主体性をもって受診しなければいけない、ということを啓蒙するためにつくられたものです。 医療だけでなく、鍼灸の受診の際にも言えることなのでここに取り上げてみました。 賢い患者になりましょう。私たち一人ひとりが「いのちの主人公」「からだの責任者」 1) 伝えたいことはメモして準備 2) 対話の始まりはあいさつから 3) よりよい関係づくりはあなたにも責任が 4) 自覚症状と病歴はあなたを伝える大切な情報 5) これからの見通しを聞きましょう 6) その後の変化も伝える努力を 7) 大事なことはメモをとって確認 8) 納得できないときは何度でも質問を 9) 医療にも不確実なことや限界がある 10) 治療方法を決めるのはあなたです →詳細はCOML http://www.coml.gr.jp/ |