それ行け!! 猫舌

   日常の亜空間   過去の記事

36 ―愛だろ、愛 …の巻 07・04・12
 や、ども、猫舌です。脳が暫く冬眠しておりまして、社会復帰に時間が掛かりました。……それで無くとも、日頃から直ぐに非日常にトリップし易いタチではありますが(笑)。

 イキナリで恐縮ですけれど、

 背徳――この淫靡にして、そこはかとなく興味をそそられる響き!! (どーしてソッチ方向に奔る、の声有り)。
 広辞苑を紐解きますと「道徳に悖(もと)り背くこと」などと解説されております。
 そこでこの「道徳」並びに「倫理」について一考してみたい、と。

 道徳と倫理ねぇ…。
 熱く語るには10年ばかり遅いし、人様に説くには20年は早かろうと思うけど、ま、いっか。お気楽が身上だもの。

 道徳も倫理も、それを述べるなら「衣食足りて」が最低条件だろうと思う。まず本能的欲求の充足が無い事には、論議も蜂の頭も無いでしょぉ。――と言いつつ、人類社会草創期に食料供給はその安定性を欠いていたけれど、それでも原始的社会の構築において「秩序」があった事を考慮すれば、「人は満腹でなければ世を語れぬ」のでは無いのが解る。
 
 愚考するに、秩序の本質は「思い遣り」なのでは?
 他者と軋轢を生じさせる事無く、和と安定を保とうとお互いに努力をするのは、つまり相手への愛でしょ?

 単純な言葉ではあるけれど、極めるのは難しいですねぇ…。
 何事も、愛が無ければただ虚しいだけ。

 あぁイカン、エセ宗教家の辻説法のよーになってもーた。

 結局何が言いたかったのかと言うと、「背徳」には「愛」が無い、と言う事なのです、ハイ。   
 

35 ―いいじゃん、気休めだって、の巻― 06・01・24
 
や、ども、猫舌です。お元気してますか?
アホだろーとブサイクだろーと、健康が一番ですよっ!
・・・慰めに為って無い?

 実は拙は、健康ヲタクでもある。っつーても、筋トレ系じゃないけど。
 猫属なので、身体を酷使する健康指向では無いのぢゃよ。
 で、手っ取り早く「サプリメント」にハシるのである。
 商売柄、患者さんからのご質問も多いので、己が身を以て試しちゃってるワケである。
 結構、興味深いっすよ。

 結論から言うと、これまでにまぁ効果あったゾと思ったのは、拙の場合「大豆イソフラボン」と「プロポリス」。
 う〜ん、特に身体のここが不具合、と言う処は脳みそ以外に思いつかんので、臨床的なデータが出せなくて申し訳ないのだが、この2点については、少なくとも使用前より体調好いかも、と思ってたりする、いつの間にか。

 これはあくまでも拙のケースよ?万民に効く、と思って下さっては困っちゃうです。

 ・・・なんと申しましょうか・・・結局、摂取する事で「私はこんなにも自分の健康管理に気遣ってるのよぉ〜!」みたいな、そこはかとない満足感が、健康ヲタクの好き心を刺激するのでしょぉ。

 それならそれでいいぢゃん、気休めだって。


34 ―己の内に神あり!!の巻― 05・08・07
  やー、どーもどーも、猫舌です。ご無沙汰しまくりで。

 ここ数週間、「お悩みよろず相談」のカウンセラーみたいな日々を過ごしててね。いや、望んだわけじゃなく、人の心の救済なぞはガラじゃないんだが、何故かそーなっちまってるん。はっはっは、自分すら理解っとらん輩が、なーに偉そーなんだか、と思いつつ。

 で、思ったね。「悩み」とは言っても、他者にそれを話す時点で、ある程度まとめてあるから、形而下学の答えは、それなりに自身で導き出しておるよな。
 唯、その答えが正しいのかどーか、他者の意見を問うてみたい、つーのが「悩み」の相談の本質なんじゃないのかと、若輩の身は思ったりしたんだ。

 結局、当人には何もしてあげられんし、アクション起こすのは本人なのだからね。背中を押して欲しいだけ、という場合が多々ある。押してもらえさえすれば、その悩みはもう90%以上解決しちゃえる。キッカケが欲しいんだろな。

 無責任なコトも言えんしな。そりゃー、スチャラカ者の拙とて慎重になりますわな。
 でも誰でも、自分の事は自身が一番知っているのだった。
 それに気付くか気付かんのかの差しかない。
 悩める諸兄よ、内なる高智の声に耳を傾けたまえ。

33 ―世の中に、不思議など何も無い、その(2)の巻― 05・05・02
 や、ども猫舌です。いや〜、愚にもつかぬタイトルで今回まで引っ張ってしまって恐縮してます。

 さて前回の宿題(宿題だったか?)の答えは出ましたかな?
 考えるお時間があり過ぎて、堂々巡りなさった方も10万人はいらっしゃると推察致しますが・・・。

 これは数学の問題なんぞとは質の異なるモノでして、模範の解答はございませんです、はい。
 最初に申し上げた通りですわな、「世の中に不思議な事など何も無い」と。
 この事象、大槻教授的に物理学として考えて下すっても、神秘的にヒュードロドロ系と受け取られましても、如何様でも個人の解釈は結構なのでございます。

 結局人は己の知識の範疇でしか物事を判断出来ませぬゆえ、枠外の事象は全て不思議」の取扱いになる、とこう言う事を申し上げたかった次第でして。
 自分の知らぬ事、科学的に解明されてない事と言うのが、果たしてどれ位あるのか----と言うより、人類の知識はこの全宇宙の一体どれ程を理解出来ているのか----と言う事でこの話を結ぶのは、飛躍があり過ぎましょうか。
 いや〜、地球の生命体の意識の成長がまだまだ楽しみでございますなぁ。

 本日これまで、2回に渡ってのご静聴感謝!!

32 ―世の中に、不思議など何も無い、その(1)の巻― 04・12・13
  や、ども、猫舌です。巷の不穏さはなかなか治まらぬ様相で、人の心の荒廃、ことに若年層のそれが悲しいですな。

 何ですな、この、本日のタイトルは、京極夏彦の代表作の作中人物「中禅寺秋彦」氏の口癖です。旧友の関口巽氏にいつもこう言っとるワケです。「世の中に、不思議な事など何も無いのだよ」と。
 これは物の見方・考え方を端的に表していると思いますな。
 結局は、その事象に直面した人物の、それの受止め方、と言う事です。えー、具体的に言いますってぇとね――
 例えば貴方、アァタ突然オカルティックな事に、思わぬ場面で遭遇したと仮定しますわな。夏の夜の海なんぞ、非常にシチュエーションが結構で。
 恋人と砂浜で花火かなんか見詰め合って、いやが上にも盛り上がるムード。あたりは彼誰時より、もーちっと闇が濃くなって来てたりしますな。で、こう自然と寄り添って、実にこの妖しい空気になったりしてるところへ突然!!眩い炎の玉が出現して、その中から陰に籠もった怨みがましい声が読経の如く聞こえてくる――さぁどーする?

 うーむいかん、設定を懲り過ぎた。「炎の玉」の出現は必要として、その後の「怨みがましい声」はいかんなぁ。これじゃあ安っぽいホラー小説になってしまう。や、何も拙はここでお笑いを取ろうと思っておるワケではないのでして、こりゃ失敗。
 ほいじゃリセット。
 
 で、火の玉突如現る!!――貴方、どのようにこの現実をとらえますかな。
 目の錯覚?いえいえ恋人も同時に同じモノを目撃しちゃってますからなぁ。
 ここで進退窮まった、以下、次回!!!

31 ―大人なら、こだわってみよう!の巻― 04・09・16
 や、ども、猫舌です。あ〜やっぱ、このイントロだと入り易いわー♪
 
 拙は「モノ」に拘泥する性質である。周囲には、そんなんどーだって好いぢゃん、と言う方々もおられるが、どーしてそう無欲と言うか、こだわりが無いのか不思議に思えて仕方がない。
 この場合「モノ」とは、単に物品のみを指しておるのではないよ。
 例えば言葉、例えば文字。
 最近の風潮なのだか何だか、国営TV局までもが、字幕の表記の漢字部分を平仮名にしてしまう場合を多々見受けられるのだが、アレは拙に言わせれば許せんものがある。
 いつぞや、日本考古学会の遺跡発掘捏造事件の報道で「ねつ造」とかテロップ出るワケ。それでは意味が通じんぢゃろがあぁ!!と、画面にツッコミ入れる拙である。さらにそんなん決してムツカシー漢字とちゃうやろがあぁ!!と、怒りのあまりニワカ関西人と化してしまうのだ。え?それとも何かい、当用漢字の第何水準までしか漢字表記は使わないとかっつう規約でもあるのかね?読めない人達への考慮だってーんなら、ルビ振れば好いのに。漢字使えよ、漢字を。

 だから拙は京極夏彦の小説が好きなのさっ。彼の文章は芸術と言えるほどに漢字が多いからね。
 ――まぁその京極氏にさえも「耳触りの好い音」などと言う、破壊の限りを尽くした日本語表現をしている事を、別問題として憂えておる。
 「耳触り」は「耳障り」が正解であって、語句そのものが否定的表現である事をくらい、作家なら辞書を使わずとも知ってて欲しいものであるっ!!

30 エイリアンじゃないの?の巻 04・06・24
 や、ども、猫舌です。いや〜、すっかり夏でござんすねぃ。…拙の脳は一年中春でござんすが。

 この歳になって、二十歳くらいの人々を見ていると、「色素が薄いな」と思う事がある。いや、実際に肌の色が薄いと言う意味じゃなくて。―何つーのかな……こう、何に対しても、興味を持たないと言うのか、好奇心や探究心が無いなぁと感じる。現在、それも本当に今だけ、瞬間が良ければそれで好いって印象だよな。
 何故?何でなの?その、夢とか展望とか大志とかの全く見えない姿勢は一体何なの?
 人生楽しくないのかなぁ。拙なんぞ、不惑になっても好奇心はいたって旺盛で、拙の来し方には猫の死体が累々……(や、ホラ、好奇心が猫を殺すって言うじゃないの。猫は他の動物より好奇心が強いから、自ら危険に首突っ込む形で結果死に至る事が多い―という俗説)。

 刹那的に生きるなよォ。夢が無いのは悲しくない?「こんな時代だからこそ」、ささやかでも良いから希望っつうもんを持ちたうじゃないの。あらゆる災厄と邪悪の詰まってたパンドラの箱にすら、最後に希望があったんだからさ。
 大志じゃなくても好いのよ。日常の平穏を願うみたいな、ホンの小さな幸福の追求でもね。
 
 そんなワケで、「最近の若い方々」が、「生」に対峙する姿勢は、もしかして、地球外生命体なのではないかと思えてしまうほど拙には希薄に感じられるのだよ。

29 見えなくたって赤い糸、の巻 04・05・02
  や、ども、猫舌です。季節の移り変りが早いやねー。あっ!と言う間に夏が来てしまった。ところで今年は申年だが、申の年は昔から冷夏で暖冬らしい。冬が寒くないのは、最近の拙にはすこぶるありがたいこっちゃがな。

 外見以外の要素で、異性に魅かれるファクターは何だか、多くの方々がご存知と思う。
 そう、性フェロモンである。
 これは匂いだね、端的に言うと。
 特に好みの顔でもないのに、妙に心騒ぐ異性、と言うのがおるな。フェロモンのなせる業(わざ)である。
 で、どーゆー基準で選択してるかとゆーと、このメカニズムがスゴいよ。自分のDNAのパターンから最も遠いタイプに魅きつけられてしまうのだから、本能とは偉いもんだ。
 だってさ、流行性の疾病とか蔓延しちゃった時、罹患した自分と同じDNAパターンだと、それだけ生存確率が危うくなるワケでしょ?---そういうリスクを低くするためにおのずと異なるDNAパターンの異性を選んでしまう、この太古からのシステムは脱帽モンだね。

 つう事で、独り身の貴方にも、確実に存在するはずなのだ、貴方のDNAパターンを待っている誰かが。
 出遭う明日を信じて、力強く生きて行こー!より進化したDNAを未来に継なぐために。

 うーん、今回は養老孟司先生のしそーな話だった?

28 存在自体がオカシいぞ、の巻 04・03・19
 春いと浅き候一人徒然物思ふ

 今年はオリンピックイヤーであるな。特に興味はないので、「プラズマでオリンピックを観よう!」とかのコピーにノせられたりはせんのだ。
 まっとうなスポーツの祭典ではなく、見てみたい競技ははあるがな。「ドーピンピック」これだよ。
 人の肉体は薬剤や器具によって、果たしてどれほどのパワーを発揮し得るのか?――ちょっと面白そうでしょ。
 筋肉強化剤を使用した裏アスリート達の、人の限界を超えるチャレンジ!!あー、書いてたら益々観たくなったぞ。誰かこの企画、実現してくれないかなぁ。
 ま、何事によらず「裏ナントカ」っつーのは大概の場合においてオモテ企画より面白くアブナい、と相場が決まっとるわな。
 そーしたら、聖火ランナーはベン・ジョンソンあたりか?なんちて。んで、コロシアム内ならギャラリー席でもドラッグ類遣り放題とかね。ああ、妄想が際限なく拡がってしまう〜〜。
 
 でもさ、「合法的なドラッグ」ってのは、笑っちゃう表現だよね。「人道的な武器」って言うのと同じくらい矛盾に満ちてる言葉だと、いつも思うんだよ拙は。
 そもそも、スポーツで「競う」の「戦う」のって、なーんかヘンぢゃありませんこと?
 ・・・結局ヒトは争わずにいられぬ生命体なのだなー。ま、もともと、人に限らず、生命の発生の時点ですでに他を蹴落として己が残るっつうバトルをやらかして産まれてくるワケだから、そんなの今更言わずもがな、ではあるけどね。

27 冬のヨロコビの巻― 03・12・10
  いやー、めっきりお寒うなりましたな。最近の拙は、摂取エネルギーの低さがイコール体内での熱生産量と言う事で、至って低体温人間に
なっちまいました。
 去年までは「歩くマントルコア」とか「人間湯湯婆」とか言われたのが嘘のようで・・・うん、確かに寒さが身に沁みてツラい事はツラい
んだけど、別の喜びが出来たのぢゃよ。それは「他者に温めてもらう」っつう、何ともハートウォーミングな喜びなのぢゃ。 
 やっぱ女はね、自家発熱するよりね、ぶりっ子して「いや〜ん♪寒い〜ん♪」かなんか言って、彼氏のフリース上着のポケットに手を滑り
込ませるなんざぁ色っぽくてよこざんしょ?でも拙のキャラクターじゃないがな。ただしこれは相手が冷え症もしくは寒がりさんの場合は禁じ手。だってあぁた、いきなり冷たい手を押し付けられた彼氏のリアクションが、怒りだったら悲しいでしょ?――どーせなら、ポケットに手を入れた後は、冬の長い夜が短く感じられるよーな、ツヤっぽい展開になってほしいものぢゃ、チャンチャン♪

26 足を向けては寝られません!の巻― 03・10・04
 いやいやいや、お久しぶりぶりの不能吃熱喰的人です。この中国語は言わずと知れた「猫舌」の意。ホントだよ!!ちゃーんと拙は日中辞典を調べたんだかんね。……載せる側もだけど、そいつを調べる拙もおバカ。

 で、今回は秋なので(いや別に、季節にゃ関係ないけど)、人の心の話なんかしてみよっかな、と。
 拙は去年まで、グルメ(美食家)にしてグルマン(大食漢)であったのだが、今年は既にどちらとも訣別したダイエッターの道を歩んでおるコトは、読者ちゃまには記憶に新しい事と思う。――好きでやってるワケじゃねーけど。もー人生を何遍やめようかと思ったくらい紆余曲折あった
けど。ま、ドロップアウトもせずに今日に至ったわな。
 動機はともあれ、何故このミミズの根性の拙が、挫折せずにここまで来られたかとゆーとだな……うっ、はっ、恥ずかしい話になるのだが、これは我が伴侶のお蔭、と言わざるを得ないのだなー。
 ご存知の向きには今更申し上げるまでも無い事なのだが、拙の配偶者は、拙にゃもったーない穏やかな人なのじゃ。何かで拙がパニクっても、絶対慌てず騒がず、よく言えば冷静沈着。悪く言えば、何も感じとらんのか?と言うヤツである。
 彼がいてくれたので、再三沈没しそうになった拙のダイエット丸はかろーじて波間に漂っていられたワケ(具体的な話は、恥ずかしすぎてここには書けん!興味おありの方は直接拙に問うが宜しかろう……高くつくぞ)。
 
 そーなんだ、人を支えてるのは、やっぱ人の心なんだよ。そんな事、強調するまでも無いんだけど、拙はすっごく感動したんどゎっ!――ノロケとるんじゃないゾ、断っとくが。
 つう事で、ダイエットを成功させたいあぁたは、まず何よりも良き伴侶を得たまへ、と言う話でした、チャンチャン♪

25 根性無くても何とかなる!の巻― 03・07・11
 あー、ども、ご無沙汰しとりましたが、猫舌、ほれこのとーり生きてまっせ。全国のマイノリティ猫舌ファンの皆様、おヒサですぅ。

 えー、猫舌は今年元旦から「チャレンジ・ザ・ダイエット」モードに入ってまして、そのあまりの苛酷さ故、しばし休筆していた次第です。
 しかし!!苛酷さは報われたっすよォ。だってさー、久しぶりに逢った人々は一様に拙の事を「別人だと思った!!!」って言うもん。・・・お世辞かも?ま、実際着る物のサイズは大幅にダウンして、去年までの服が「こんなでっけーサイズの服を着るヤツが本当にいてはるん?」なーんて思うもんねー。
 ご近所の方々でさえ拙を拙と気付かず、先日などはオットと連れだって歩いている拙の後姿を見て「先生は先生なんだけど、奥さんはあんなに細くなかったハズ・・・もしかし
て不倫か?」などと秋山治療院愛人説まで流れたり流れなかったり。
 はっはっはっ、何だかなー。

 まーだ目標・・・というか、理想のウェイトまではハードル高いけど、今のペースなら到達できそーなので、もちっと続けてみるつもりなのじゃ。
 クリアのあかつきには、なぁんと、お姫様だっこをしてもらえる事になっておるでな、拙としてはここで挫折するワケにゃぁ行かんのよォ。

 それにしても、猫の額ほどの根性しか持ち合わせとらん拙も、ここまで頑張らせたものが、一体何だかおわかりかな?と、謎を謎にしたまま以下 次回!!(安っぽいドラマのCM前の引っぱり方のよーで恐縮っす)

24 ーそれってヤバくない?の巻ー  03・02・15
 「ねずみの時間、ぞうの時間」つう本がある。我々の使ってる時計上では種の大きさで寿命は異なるが、心拍数や、血管を通る血流の相対的な量は変わらない、それ故生命としての相対的な寿命自体は変わりが無いのだと言うような話を面白く解り易く書いてあるのだ。
 確かに以前にもゲッ歯類が短命な話は書いた。象の中には120年も生きたモノがいるとも言うし。
 だいたい生物は、生長し終っても、その成長までの年月の6〜7倍は寿命があると言われている。そーすっと、人間はだいたい20歳で成人つーことだからその6〜7倍で、うまくすれば160歳位までは生きられるワケだ。
 さあ、困ったぞ。
 内臓は160年くらいは、だましだましでも使っていけるらしい。
 だが!脳はっつーとこれが120年使用できれば御の字だと。

 これから科学は更に進歩し、ガンを克服し、人類に有害な全てのウィルスや病源菌類をも撲滅するだろうね、遠い未来でなく。
 で、内臓の移植なんかも拒否反応無しに出来る時代がきっと来る。倫理的なクローン技術とか普及しちゃってね。

 こりゃやばいっすよ。だってサ、脳だけは、どーがんばったって移植は無理だもん。・・・かくして身体はスーパー健康で、ボケた人々が巷にあふれかえるっつう事になるかも知れんもん。
 尤もその頃には偏桃核とか海馬とかの機能は、マイクロチップ的なソフトで充分代行出来る時代になっちゃうのだろうけど。

 でも、それってもう「人間」じゃないよね。
 

23―ハード良ければ全て善し?の巻―  02・12・24
 や、ども、お久しぶの猫舌です。サボっちゃってご免ね。
 拙は最近、ケータイの機種を変更しました。今までのでも別にモンダイは無かったんだけどね、何となく。勿体無いと思わない事も無かったんだけどね。
 己のアナログさが恥ずかしいと思ったのは、前回の機種変の時だったなァ。それまではメール機能が無いタイプで、メール自体に興味は無かったのさ(PCの方で充分だったから)。
 で、周囲の奨めで泣く泣く(?)iモードケータイに変えたら、「おー、こりゃすっげェイイ!何でもっと早く変えんかったー!」と旧タイプに拘泥していた自分がヤになってもーたの。そばに穴があったら入ってたかも。
 でもね、これでいいのかなぁって気が・・・心の何処かでしてる。
 だってさ、開発当時は3kgくらいの重さで、ショルダータイプだったっしょ。それが、レンガ大になり、さらに縮小化されて、しかも性能は格段の進歩、大きさに反比例して良くなってさ。
 これは文明ですよ。

 そこで今回の警鐘モードに入るんですわな。

 物(ハード)の利便性や機能が向上してコストが下がる事は、科学の進歩だと思うし、決して悪い事じゃあないやね。
 だけど、それを使う人間(ソフト)の方は、面倒臭さや手間が無い分、果てしな〜く莫迦になって行くのではないかと言う危惧がある。だって理屈や構造を知らなくたって、要は使えちゃえばいーんだもん。

 脳ミソは放っといたらアカンで!!
 

22―ニホンのミライを考えるの巻―  02・09・07
 いや〜、今年の夏は暑うおましたなァ。年毎に夏が厳しくなってゆくよーに感じるのは拙だけでっしゃろか・・・。

 ちょい前になるが、ナニゲにラヂヲを聴いていたら(NHK第一よ)、日本の高校生で全く読書をしないと言い切る輩がなーんと!!50%以上を占めるっつう話をしていたので、拙はびっくりしたね。更に残りの連中も「必要に迫られなければ、本など読まぬ派」が20数%・・・それでいて、数学や物理のレベルは、世界的に見てもトップクラスだと言うんだなァ・・・。何だろうねぇ、これって。
 拙なんぞは活字中毒者だから、外出時に一人で食事をするのに、頼んだ料理が来るまでの間、読むものが無いと,メニューさえ隅から隅まで目を通しちゃうくらいだけど。
 
 どうしてこれほどまでに活字離れが進んでしまったのか・・・。
 答えはもーチョー簡単、本以上に面白い物があるから。
 ビデオゲームを始めとする,様々な娯楽。
 大人すらハマるんだもの、免疫の無いお子ちゃま達なんて、イチコロよ、イチコロ。

 これもアメリカによる日本人を白痴化させる計画の一つなのだろーか?フリーメーソンの仕業か?KKKの陰謀か?
 なんてな。んなワケ,無いか。いやいや、わからんゾ。

 さあ、日本の未来を憂えるそこのアナタ、今こそシュプレヒコールをして本を読もう!お奨めは田中芳樹と京極夏彦だ!!

21 ―努力は報われる・・・かも?の巻― 02・07・31
 や、ども、梅雨が明けたと思ったら、いきなり酷暑ですな。

 このところ巷を騒がせているものの中に「中国製ダイエット薬」がありまさぁね。どーもインターネットで広まり、個人輸入で爆発したらしいのですが。
 で、確かに、ある程度効果があったらしく、これが口コミで更に被害拡大の素となったッツーワケ。
 
 ――わかるよなァ。誰だって労せずして理想のナイスバディになれるなら、怪しいモンに飛びつくよなァ。楽だもん、食後に服用すれば、摂取した食品のカロリーを 1/2〜1/10まで排出してしまえる「健康食品」なんぞ、バカ売れしちゃうよなァ。

 でも体のしくみ、特に脳の働きはそー甘かぁねぇやな。
 いくらカロリー減らす薬を飲んだとて、脳ではちゃーんと何をどのくらい摂取したかお見通しなのさ。
 結果は、常用している人に尋ねるがよろしかろう。本人が努力(?)して飲んでるほどには効果が出とらんはずだから。

 と言う拙自身が、実は安全で確実な、それこそ夢のようなダイエット薬を渇望しているのは、拙をご存知の方々にはバレバレなのだった・・・。

20 ―芸術的思索の降臨する午后の巻― 02・07・10
 風に吹かれて揺れる木立を眺めていると、なぜ人もこう素直に暮らせんかな、などと柄にも無く思ってしまう事よ。

 拙は今、某ドーナツショップでこれを書いている。周りの人々の話を聞くともなしに聞いていると、ファミレスやファーストフード店で他人の四方山話から歌詞を考えつくと言うユーミンの気分。
 全く様々な話題があるものだ、こうしていると。隣の老夫婦は法事の段取りや招待客に悩んでいるし、前の席の若い男は競馬新聞を広げて研究に余念が無い。後方では三人の主婦が、自分の夫の生活IQがいかに低く、家庭で役に立つ機会が無いかを競いあっている。
 ああ、平和だなぁ。
 拙はと言えば、この午后のひと時を、天井の高い店内に多々に反響し合って不思議なハーモニーになる人々の声に身を沈め、それを冬場の暖房のあたたかさの如くに楽しんでいるのである。
 穏やかな活気、とでも言うのだろうか。
 
 ああ、幸せだなぁ。そして陽射しは既に盛夏である。
 

19 ―騙されちゃあいかんの巻― 02・04・08
 いやぁ桜も散っちゃったねぇ、残念至極。

 先日、拙の実家で兄家族が飼っているハムスターの一匹が天寿を全うしました。このハムちゅを猫っ可愛がりしていた(げっ歯類を猫可愛がりと言うのも可笑しな言い方じゃあるがな)一家の嘆きは深く、拙のケータイのメール中での慟哭は涙を誘うものでした。で、拙は考えちゃったワケよ。
 これは文化だ、と。
 民族によっちゃ、こう言ったげっ歯類は貴重な蛋白源でもあったりするワケで、その度に深い感傷に浸るなんて事は絶対と言い切っていいほど皆無じゃろ、と思うのね。特定の国家を指してどーこー言うのも何だけど、中華○民○和国の人の中には、飛ぶ物、泳ぐ物、地を這う物およそありとあらゆる物を食材にする一群がいると言うではありませんか(尤も、四つ足でもコタツは食べないそーだ。何故かって?そりゃあーた「アタる」からだよって、こんな処で落ちをつけてどーする)。別にそういう行為を野蛮だとか言うつもりは無いし、そーゆーモンなんだぁ、くらいにしか思わないのよ、拙は。アボリジニ然り。
 だってさー、そこの「文化」でしょ、そう言う習慣は、異国の人間が、その事に関して口を挟む権利なんか無いもの。
 だから!捕鯨を禁止して日本バッシングしている連中、それじゃアンタら牛肉を始めとする肉類一切食うなと突っ込まれたらどーすんねん?鯨は知能が高いから食うのは残酷だぁ?そーゆーセリフは、アフリカの平原でハンティングした罪も無い動物のハクセイを飾りながら言ったところで説得力無いぞ。
 騙されちゃあいかん。ヤツラは所詮日本を叩きたいだけな
のさ。

 それはそれとして、拙もハムちゅの死は悲しいと思う文化圏の人間だよ。

18 ―大変だよ、ホントの巻― 02・03・09
 暦の上ではとっくに春。でもまだ寒いねー、自前の肉ジュバンでも。

 この2ヶ月、続けて映画を観に行ってしまった。それも話題作の「千と千尋の神隠し」と「ハリーポッターと賢者の石」なんかを。
 「カオナシ」のイラストまぁ、評判になるくらいだから、それなりに面白かったんだけどね、スタンリー・キューブリック並の演出力を求める拙としちゃあ、イマイチこう物足らん気がせんでもなかったナ。
 そこで思う、人の心に訴えるとは具体的にどう言う事か。
 只泣かせれば好いってモンじゃあるまい?或いは美しい映像やサウンドで心洗われる様なインパクトを与えりゃ正解、でも無いな。
 なんかこう、もっと単純で、それでいて奥深いファクターがあるハズ。
 おー、これって哲学かも知れん。

 今回はちと短いので、あとは拙のいらすとれーしょんでもご覧あれ。 

17 ―一生そーやってろ、の巻―   02・02・27
 時間の問題かなーとは思ってたけど、とーとー更迭されちゃったねェ田中真紀子女史。やはりな、百戦錬磨のお歴々を向こうにしての立ち回りは無理だったかな。日本人離れしたパフォーマンスもスベっちゃたしな。
 でもさ、選挙の応援演説に来ないでくれと断られた前首相に「彼女は外相には不適任だと始めから思ってた」とか言われたかねーやね、だろ?

 しかし、人の感情の中で「恥ずかしい」と言うのが無い人は最強だね。
 嘘をついても恥ずかしくない。悪行をしても何とも思わない。これほど感覚を麻痺させられるには、一体どれほどの修業が必要だろーねー。
 イヤイヤ別に、誰とは言わんよ。ただ、国民はその嘘つきが思っているほどアホばかりでも無いっつー事。

 明るみに出れば犯罪、隠しおおせればスーパー安泰。や、別にこれとて今回の雪印食品の事を名指しとるのぢゃないヨ。全ての犯罪と犯人に言えるこっちゃろ?

 何が一番悪いかって、悪を悪と知りつつ実践してる輩以上の悪は無いかろ。大地震直後の地下街での自信のある方向音痴みたいなもんで、ハタにとっちゃ迷惑この上ないよ。しかしこーゆー連中は真面目に生きている人々が莫迦に見えちゃってんだからもー、付ける薬が無い。
 でもな、その悪行の数々、隠し通して墓まで持ってったとしても天の網は放っとかんぞ。必ず死後でも裁きを受けるぞ。生きてる間は浮かれておってもな。悔い改めたりせず一生そうやってろよ!!

 今回もいろいろ思う処あって、あえて具体的にせんかった。
 

イラスト と言うワケで私が猫舌なのである。
(胸のお守り札も主張している!)
誰がなんつったって(たぶん誰も何も言わんと思うが)
猫舌なんだっつーの!!!

  猫舌のロゴ猫舌のロゴ 猫舌のロゴ
 著者近影  

ご意見・ご感想はメールでどうぞ
メール nekozita@amail.plala.or.jp

copyright © 2000 -2003 Akiyama. All rights reserved