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  ー慢性関節リウマチー
 慢性関節リウマチは、関節に慢性の炎症が生じ、関節の腫れや変形をきたしてくるものです。
 病因はよく分かっていませんが、免疫の異常があることが分かかっています。
 人に本来備わっているのは外敵(細菌、ウイルスなど)に打ち勝つための免疫力ですが、その免疫力が自分自身を攻撃するようになり、病気を引き起こすようになるのが自己免疫疾患です。慢性関節リウマチは自己免疫疾患の代表で、免疫の異常があることが分かっています。

 慢性関節リウマチでは、全身の関節に炎症が起こることが知られていますが、初期の頃には関節以外の症状、倦怠感、食欲不振、体重減少、発熱といったものがみられます。その後、朝の手足のこわばり、手指関節の炎症が現れてきます。さらには、全身の関節痛、腫れ、こわばり、しびれなども現れてきます。
 この中の関節痛は、左右対称性(例:右手が痛い場合は、左手も痛くなる)になって現れることも慢性関節リウマチの特徴的な症状の一つです。そして、最終的に関節の変形も起こってきます。こうなると、患者さんは日常生活にも支障が出てきます。 
 また、慢性関節リウマチの症状は、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に悪化していくこともわかっています。これらの背景には、精神的な要因も大きく関係しているため、患者さん本人だけではなく、ご家族など周囲の方の理解も必要となってきます。 

慢性関節リウマチで関節の炎症が長期間続くと、関節組織や軟骨が破壊されて、筋肉が硬くなったり、腱が裂けたりしてリウマチ特有の変形が手足に起こってきます。
 これらの症状は、日常生活に支障をきたすだけでなく筋力の低下も招きますので、筋力維持のための訓練をすることが必要になってきます。


脈診流経絡治療・はり灸・小児はり
秋 山 治 療 院
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