幕末恋華・新選組感想(覚書)

このサイト全体に言えることですが、ネタバレに対する配慮はしていませんので、ご了承のうえ閲覧ください!
また、本文はあくまで個人的な感想です。ご参考までに気軽に読んでいただきますようお願いします。

まだ書きかけですがこっそりアップします。

OP・ED『恋華 ren-ka』(歌:森田成一)

OP・EDは同じ曲ですが、聞く時の心持ちによって印象ってずいぶん変わるものなのですね。
悲しいEDのあとに見ると、詩とメロディが心にしみます。
う〜んでも、あまり言いたくないんですが、森田さんの声に合っていないような気がするんですよね。

近藤勇(声:森田成一)

この人のキャラクターデザインは今でも可笑しいです。
でも『恋華』の世界ではこれで通ってますからね。文句はありません。
一般の近藤さんのイメージでは、たしかに恋愛ゲームには向いていないかもしれませんから。
実際の男が惚れる男っていうのは、『恋華』の近藤ではないだろうな、というくらいはわかります。
一般のイメージといえば、大河ドラマ『新選組!』でも、近藤勇役に香取慎吾は若すぎるとか言われていたらしいですが、実在の近藤さんや他の隊士たちの年齢を考えると、香取さんでちょうどいいくらいだと思います。
むしろ他作品の配役の年齢が高すぎるといえます。

とまぁ、それはさておき。
『恋華』の近藤さんにも妻がいる設定なのですよ。(娘もいる)
ゲームなのでそこの事実は無視してもよいようなものですが、なぜか敢えて残しているわけです。
そして近藤の処刑および死というのも、避けられないようです。
制作者側も、生き延びさせることを一度は考えたはずですが、近藤の立場と信念と状況を踏まえるとありえないという判断に至ったのだということはわかります。

土方歳三(声:置鮎龍太郎)

土方さんは、ずっと怖かったんですよね。
選択肢を間違ったときのぎっと睨む表情と、置鮎さんのどすの利いた声が怖さ倍増でした。
一見怖そうな人がじつは風雅を愛していたり、という意外性を突いてくるのはわかってたのですが、こういう取っつきにくい人って苦手です。
だからクリアは最後まで先延ばしにしてました。
それに最後は五稜郭で悲しい結末になるのは目に見えてたので、なかなかやる気が起きなかったのもあります。

でも、ちゃんとクリアしてみたらホントに感動してしまったんですよね。
やっぱり食わず嫌いはダメですね。損ですね。

『恋華』のストーリーは全部そうなんですが、関係がなかなか進展しない期間が長いのがじれったいです。
函館に行ってからも、ひと冬は一緒に過ごしてたはずなんですよね。
もう少し幸せな時間を過ごしても良かったんじゃないかな〜と思ってしまいます。

たまたま今テレビを観ていたら、『新説!?日本ミステリー』で「土方歳三はロシアで生きていた」とかやってましたが、ありえないですよね。
独眼竜伊達正宗がスペイン人のハーフでヘテロクロミアだったっていうのは、ちょっと説得力あったけど。
でも基本的にご都合主義とかトンデモ設定とかはあまり好きじゃないので、『恋華』が誰でも彼でも生き残るエンディングでなくて良かったと思います。

沖田総司(声:石田彰)

物語としては、このお話が一番好きかもしれません。
テーマがはっきりしていて、最後は悲しいけど救いもあるし、沖田の性格はいい味を出してると思います。
大石の性格は理解できない部分が大きいんですけど、沖田の性格は大方理解できます。

最後は徒手の剣を手に入れたっていうのは美しくて良いと思います。
美談ですよね。

<DS版追加イベントについて>
息子可愛い〜。

山南敬介(声:小西克幸)

個人的にはサンナンさんのEDが一番可哀相。鈴花が。

<DS版追加イベントについて>
追加エピローグ、悲しすぎです。
おまけイベントは面白いんですけど、それでいいのか?と思ってしまいます。
いや、暗くなりがちな結末なんだから、これでいいのだ。
ほどよく(?)ギャグが織り込まれてるのが『恋華』のいいところです。たぶん。

永倉新八(声:森久保祥太郎)

この人のストーリーには別の意味で泣けました。
口説いてやると言ってからずっとほったらかしで、もう鈴花が待ち切れなかった感じでグダグダです。
もうちょっといろいろあっても良かったと思うんだけれど…。
理想としては、原田ルートのような流れになることもできたはずなんですが、同じになったら意味ないですもんね。
ずいぶん待たされた挙句、やっと気持ちがわかったところでもうED。
あ、そうか、恋愛ゲームって本来そういうものでしたっけ。

まあ、とにかくお話的に物足りないわけですが、そうなった理由もわかります。
永倉のキャラクターとしての美点は、鈴花を一人前の隊士として扱ってくれるところにあります。
そんなこんなで、鈴花に特別扱いはぜったいしないのが前提なのです。
だから土壇場になるまで鈴花を愛しいと思う気持ちは見せない(ようにしている)のです。

イベントが序盤にあるので、あまり深い話ができなかったのもあると思います。
あの有名な間者による襲撃は、不意打ちのような、凄惨な場面になってしまうので掘り下げなかったのでしょうか。
序盤はセクハラ発言ばかりが目立つので残念です。

それにしても森久保さんは江戸弁がお上手です。
そういえば、『恋華』の永倉はお風呂嫌いという設定らしいですが、私は絶対お風呂好きのはずだと思うんですよ。
江戸の松前藩邸に出仕している家の子息で、生まれも育ちも江戸っ子の永倉さんは、江戸っ子の鉄則としてぜったいお風呂好きのはずなんです。
「宵越しの金はもたねぇ」っていうスタイルは江戸っ子のものなのに、お風呂だけ面倒くさがりってのは、どうしても納得できません。
ま、そんなことで嫌いになったりはしませんが。

<DS版追加イベントについて>
上記のような不満があったので、追加イベントには期待してたんですが、あまり満たされませんでした。
追加エピローグは悪くなかったんですが、やっぱり手記を残したっていう話かと思いました。
それよりおまけイベントの原田の虫歯の話が好きです。

原田左之助(声:中井和哉)

実際にあるとしたら、原田ルートが一番理想です。
エピローグがあんなんでいいのか、という疑問はありますが。
一生懸命看病してくれたり、「死ぬ時は一緒だ」とか、ストレートでよいです。

<DS版追加イベントについて>
追加イベント、初々しくていいです。直球で良いです。
追加エピローグまでギャグだったのには驚きましたが、もうそれでいいです。
それでこそ原田EDです。

斎藤一(声:三木眞一郎)

この人は人気あるんだろうな〜と思います。

藤堂平助(声:松野太紀)

ただのカワイイ年下系かと思ったら大間違いでした。
生意気な年上でした。

山崎丞(声:皆川純子)

もう、ゼッタイ女の人ですよ。
同性のお姉さんとしか思えないんですけど。
鈴花に対する想いは本物なのでしょうけど、祝言で白無垢を着てしまうのにはただただ呆気にとられました。
そこだけは男装してほしかったかも。たしかに似合うんですが。

才谷梅太郎(声:櫻井孝宏)

その他感想

恋愛ゲームはほとんどしないのですが、『幕末恋華』だけは面白いと思えるんですよね。
それはやっぱりこのゲームがある程度史実に沿って作られているからだと思います。
ま、たくさんありえない部分があるのは当然なのですが、その割合がちょうど良い按配になっていると思います。
あまりにすべてがファンタジーだったら、こんなにこのゲームを好きになってはいませんでした。
でもこうして感想を書き始めてみると、いろいろ腑に落ちないこともあったんだなぁと改めて感じます。
それでもこのゲームを面白いと思う気持ちに変わりはありません。
足りない部分を補完してほしいとも思いますが、『恋華』の世界はこれで完結しているという見解を制作が示されている上は、あきらめるほかありません。
そんな中でDS版移植に伴い、たくさんの追加を施してくださったことにまず感謝したいと思います。

あまり『恋華』と関係ない話ですが、私は良いと思ったものには惜しまず対価を払うべきだと考えています。
たとえば趣向を凝らして大いに楽しませてくれた大道芸人には、それなりのお祝儀を渡すのが常識です。
ところが、世間では良作と思われるゲームが値崩れして安く売られていることが多々あります。(『大神』とか)
『恋華』に赤札が付いているのは見たことがありませんが、できるだけ定価で買ってあげるのが制作者の苦労に報いることになるのかなと思っています。
もう無いかもしれませんがシリーズ3作目が制作されることを願って、一票投じたいと思います。