1999年式Hornet VS 2003年式Hornet

ホーネットは1996年2月に発売され、99年12月にマイナーチェンジしたようです。

我が家に最初にあったホーネットは

このマイナーチェンジしたモデルで2000年記念色?の

銀に赤ホイールのものでした。

今、うちにいるホーネットは2003年にマイナーチェンジを受けたもので

シート高が15mm下がっています。

通称名

1999年式

2003年式

車名 ・ 型名 ホンダ BA−MC31
全長×全幅×全高(m) 2.045×0.740×1.055 2.035×0.740×1.050
軸距(m) 1.415 1.410
最低地上高(m) 0.170 0.155
シート高(m) 0.760 0.745
車両重量/乾燥重量(KG)

168/151

乗車定員(人)
燃料消費率(Km/L) 32.0(60Km/h定地走行テスト値)
最小回転半径(m) 32.0
エンジン型式 MC14E(水冷4ストロークDOHC4気筒)
総排気量 249
内径×行程(mm) 48.5×33.8
圧縮比 11.5
最高出力(kW〔PS〕/rpm 29〔40〕/14000
最大トルク(N・m〔kg・m〕/rpm 24〔2.4〕/11000
キャブレター型式 VP05
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 2.7
燃料タンク容量(L) 16
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.733
  2速 2.000
  3速 1.590
  4速 1.318
  5速 1.111
  6速 0.965
減速比(1次/2次) 2.966/3.214
キャスター角(度) 25゜ 40’ 25゜ 45’
トレール量(mm) 99 100
タイヤサイズ前 130/70ZR16MC(61W)
タイヤサイズ後 180/55ZR17MC(73W)
ブレーキ形式(前/後) 油圧式ディスク/油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピック式
懸架方式(後) スイング・アーム式
フレーム形式 ダイヤモンド(モノバックボーン)

大体同じみたいですね。

私にはシート高以外、違いが理解できないですけど(^^;)

諸元表はHONDAのサイトを参考にしました。データの写し間違いがありましたらごめんなさい。


 


Hornet250に乗っていた。

2000年秋に旦那と相談して久々に我が家にバイクを向かえた。

青と銀があり、赤いホイールが気になって銀にした。

HornetとVTRが候補だったけど

やっぱりHONDAのマルチがいいのでHornetにした。

私が昔乗っていた大好きだったCBR250Rのエンジンがベースというのも

大きな理由のひとつかな。

購入先は、歩いていける近所のバイク屋さん。

あっという間に納車され、旦那が慣らしをしてきた。

数年ぶりに乗ったクラッチのあるバイクは、とても怖かった。

家の周りを運転してみたが、どうにも運転出来ない。

なんでこんなに運転出来ないのか?

どうにもならないのを何とかしたくて、思い切って参加してみた講習会

ビギナーズライディングスクール。

ビギナーとは名ばかりで

「なんでこの人達ここに来ているの?」と思うほど

私から見ると素晴らしくバイクの運転が出来る人達ばかり。

私はついていくことが出来なかった。

誰よりも運転出来なかった。悔しくて指導員の前でいっぱい泣いた。

以来、数回通ったビギナー。

そしてCBR600F4iに乗りたくて、自分ではもの凄く無理をして大型免許を手に入れた。

そんな無理が祟ったのか

結局は乗りたくて免許を取って買ったCBR600F4iの下敷きになり

足首を折ってしまった。

毎日毎日泣いていた。

一生分くらい涙が出たのではないかと思うほど泣いた。

悔しいのと悲しいのと体が壊れたことの怖さで泣いていた。

もちろん、旦那や当時4歳だった息子にも申し訳ない思いでいっぱいだったし

旦那の仕事面でも犠牲を払ってもらわなければならず

そんな自分が嫌でもあった。

それでもバイクにはもう乗らない・・・とは思わなかった。

家族のことを考えれば降りた方がいいのかも知れない・・・とは思ったりしたけれど

バイクに乗りたい気持ちの方が勝っていた。

旦那も「もう乗るな」とは言わなかった。有難かった。

そうはいっても、もうF4iは乗れないとは思った。

バイクに長く乗るために無理は禁物である・・・と痛感していたから。

無理して(頑張って)大型バイクに乗っている人は沢山いると思う。

私もそんな中の一人であったと思うけれど

私は運の悪いことに(?)怪我をしてしまった。

手術しなくても治ったので軽い方ではあるのだろうけれど

自分の中ではとても大きな怪我だった。

実際、後遺症と思われる症状に3年以上たった今でも

多々苦労させられているのが現状である。

F4iを手放すことを決め、とりあえず乗れるバイクということで

HONDAのLEAD100を買った。LEADはいつも元気に走ってくれる。

そして乗鞍スカイラインの通行規制の声を聞き

高速道路を走れるスクーターFORZAを買った。

そして私は乗鞍スカイラインを走ることが出来た。

FORZAは私を普通のツーリングに参加させてくれた。

走りは元気だし、運転も楽チンである。

ついでに物も入るしツーリングにはいいバイクだと思った。

それでもカテゴリーはスクーターだ。

FORZAで行こう!と思った。

FORZAで我慢しよう!と思った。

FORZAだっていいじゃん!と思った。

高速道路は速く走れないけど一般道では普通に走るんだから

FORZAでいいじゃん!と思った。

としと二人乗りするのだってFORZAの方がいいんだから

FORZAでいいでしょう!と思った。

いろんなことを考えて自分で自分を納得させる努力をしていた。

FORZAは実際、大好きである。

でも・・・・

私はやっぱりクラッチとギアチェンジペダルの付いたバイクに乗りたかった。

どうしてもその思いが消せなかった。

いつか乗れるよ、と思ってみたり

もう一生乗れないかも知れない・・と思ってみたり。

イマイチ元通りに戻らない体に不安を抱えながら

毎日どこかで思っていたクラッチの付いたバイクのこと。

どんなバイクが自分にはぴったりなのかをずうっと模索していた。

F4iのように憧れだけではバイクは乗れない。

技量にあったバイクに乗って楽しむべきだと思った。

もう失敗は出来ない。

私は基本的にバイクを起すことが出来ない。

CBR250Rで立ちゴケした時も一人では起せなかったし

教習所でも一人で起した経験がない。(VFR400KとCB750)

フリーウェイという250ccスクーターで転んだときは

一人で起せたが一番重くてそれである。

Hornet250で転んだときも

F4iで転んだときも一人で起した経験がない。

フリーウェイ250がどのくらいの重量だったかは定かではないけれど

それから察するに

130キロくらいの重さがいいところなのかも知れない。

そうするとターゲットとなるバイクはオフ系またはトラッカー系となる。

一番の候補はSL230だった。

これは昔あったAX−1というバイクの流れというか

ず〜〜っと気になっていたバイクである。

あとはFTR。

その他、HONDAで目ぼしいバイクをNETをさまよいながら調べた。

調べてもいまひとつピンと来るものがなかった。

CB400SFVもよかったが、乾燥重量で170キロである。

これは先が見えているというか、自分一人で何とか出来るバイクがよかった。

砂利の上でも一人で取り回せるバイク。

それをいうと本当にSLがいいところなのかも知れない。

でも、SLで本当に満足するのか?

自分の用途として街乗りというのは範疇外で林道も行かないだろう。

街乗りするならLEADもFORZAもある。

用途は高速道路を使った普通の日帰りツーリングがメインである。

FORZAでも高速道路でジレンマを感じてしまうのに

SLにしたら益々増幅されるのではないだろうか?

Hornet250に戻すのはどうだろう?

初心に帰る。

Hornetの時は楽しんでツーリングをしていた。

往復400キロ超でも特別疲れなかった(多少若かったか)

高速道路でもそこそこ走ってくれるので、追い越し車線もOKである。

何故、Hornetが嫌だったんだろう?

まず銀色の車体がなじめなかったのだ。

あとはアップスタイルのマフラーもピンと来なかった。

そんなところか。。。

VTRも考えた。

ドゥカティのモンスターが気になりだしたら、VTRも気になってきたのだ。

モーターショーではラッキーなことに

HornetもVTRも展示されており跨ることも出来た。

Hornetは乗っていたということもありしっくりくるのだが

VTRは線が細く感じられ、跨った感じもいまひとつ。

やっぱりHoenetかなぁ〜。。。と思っては見るもののSLの線も残していた。

そんな中、F4iつながりで知り合えたスタップ君が

F4i → XR250 → CBR600RRと乗り継いでいた。

XRから600RRへの乗り換えが早かったのが気になった。

BBSで理由を尋ねるとドンピシャリ!の答えが返ってきた。

「長距離移動が辛いから」

この一言でHornet!と確信出来たと言っても過言ではない位の意見だった。

ツーリングでの移動も案外平気というのが

オフ車に乗る人達の意見だったが

感覚の違いと長距離であることが前提なのかが常に疑問だった。

誰かにキッパリ言って欲しかったんだと思う。

「オフ車は正直キツイよ」と。

この一件で「Hornet しかない」と思ってから気分が軽くなった。

以前気になっていたアップマフラーなスタイリングについては

新しい赤いHornetを見て以来

特別気にならなくなっていた(笑)

Hornet に決めた理由は大体こんなところである。

大型免許があるからHornet600の逆輸入車も考えたが

何となく国産がいいのと

CBR600F4i以外で「車検代を出してもいい」

と思えるバイクがなかったことが「250ccで十分」という結論に。

買うにあたり、本当に乗れる体に戻っているのかわからなかったので

はづきちゃんに打診をし

愛車マシロちゃん(Hornet250)の試乗をさせてもらったが

信じられないほど運転の仕方をすっかり忘れていた(;_;)

2001年11月11日から既に3年数ヶ月の経過。

お医者様の診断より3年遅いギア付きバイクへの復帰。

早いような遅いような・・・

とにかく非常に感慨深く

言葉ではうまく伝えられない思いがあるのは確かである。

・・・・・

最後に

怪我をしてから沢山の方に励ましてもらい

バイクのことについて沢山相談に乗ってもらいました。

本当にありがとうございました。

やっと、ギア付きバイクを迎えられるようになりました!

もちろんFORZAもLEADも私にとっては大切な愛車です。

Hornetと共に

これからも末永くよろしくお願いします(^−^)


*******

Hornetとは結局2006年の9月で、さよならしました。
残念ながら、うまく乗れませんでした。
伊豆スカイラインで足が痛くなるのでは、ツーリングもままならないので諦めました。
手放すにあたり、ものすごく悩みましたが
遠出が出来ないので距離も伸びません。
ギア付きに未練がないと言えば嘘ですが
末永く楽しくバイクと付き合うための前向きな「さよなら」です。


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