パジェロイオのエンジン載せ替え 2回目
2013/04に載せ換えたエンジンに問題があり、2013/05に、再度載せ換えた時のお話。載せ替え:2013/05/11〜2013/05/17
エンジンについて、以下のように記述します。
最初のエンジン:1代目エンジン: 走行距離:158852km
2つ目のエンジン(2013/04載せ換え):2代目エンジン 走行距離:45000km
3つ目のエンジン(2013/05載せ換え):3代目エンジン 走行距離:24000km
●結構大きなタップ音がする
2代目エンジンは、走行距離的には問題発生確率が低いと思われましたが、載せ換えまもなく、割りと大きなタップ音が鳴り始めました(タッ・タッ・タッ・タッ・タッ・タッ とカムが何かが金属を叩いているような音)。エンジン交換時、4WDショップさんの方で対策をしてくれましたが消音せず、しばらく乗ってみることにしました。タップ音はGDIエンジンには付きもので、1代目エンジンの場合は、40000km程度走った辺りで鳴りはじめ、部品(ラッシュ)無償交換で治りました。
●ラッシュ交換で治癒せず
今回の音は記憶にある音よりも大きく(窓を閉めても、運転席に聞こえるくらいの音)、気になるので、三菱ディーラーに対して、過去同様の部品交換をお願いしました。結果、部品交換では治らず、加えて、別の異音がするとのこと。シリンダー内にピストンが当たっている音らしい。(素人の私にはよくわからないのですが、エンジン動作を調べる機械で測定した所、そうではないかという予想に至ったらしい)。エンジン始動後しばらく、ディーゼルエンジンに似た音がしていたので、この説は私的にはある程度信憑性があります。でも、シリンダー内に当たっていたら、エンジンがちゃんと動くのだろうかという疑問が残る。
※デーゼルエンジンに似た音というのは、所謂ディーゼルエンジンの"カラカラ"という音に似た音。筒内直接燃料噴射音ではないです。
●更なるエンジン交換となった
2代目エンジンは不調ということで、1ヶ月で交換となりました。費用は、中古エンジンの保障期間内であったため無償。前回載せ換えて頂いた4WDショップさんと三菱ディーラーさんの間で相談した結果、三菱ディーラーさんの方で面倒をみてもらうことで了解となりました。
振り返ると、2代目エンジンは、エンジン異音はするものの、1代目エンジンよりもスイスイ走ってくれ、普通に走行出来ました。100km/h程度の高速道路走行を40分程しましたが特に問題なく走れました。林道走る暇が無かったのが残念。高速走行は危なかったかな。。。
●エンジン交換してみてどうか
こうして、うちのパジェロイオのエンジンは3代目となりました。3代目は快調です。パジェロイオと共にまた走り続けています。
1.アクセルフィーリング向上、燃費も向上
3代目エンジンは、アクセルフィーリングがさらに向上しました。(パジェロイオ元来のフィーリングに戻っただけと思うけど)アクセルを軽く操作するだけで、スイスイ走るようになりました。エンジンも良く回ります。悪路、一般道、高速道、を問わないパジェロイオ本来の性能を発揮できるようにして頂いたと嬉しく思っています。1代目エンジン末期が酷かったのでそう思えるのかもしれません。純正より2回り大きい235/70R16タイヤを履いていてもトルク感があり、恐らく、この感覚が、GDIエンジン本来の低速トルクなんだろうと、少し感動している次第です。
燃費30%向上。街乗り燃費:6.5km/h→9km/h
純正サイズのエコタイヤだと、街乗り燃費で10km/h程度出そうに思えます。
結果、とても満足していています。三菱ディーラーさんを始め、今回の一連のエンジン載せ替えに関わっていただいた方々にはとてもお世話になりました。ありがとうございました。
2.費用面ではどうか
圧倒的に安い費用が魅力
短期間にエンジンを2回載せ換えたわけですが、総費用は同クラスの新車購入の1/10〜1/20。新型SUVをがんばって値引きして購入したとしても、恐らく、新車購入よりも200〜250万円程度安いです。
年間必要経費の差は、どの程度で相殺できるだろうか
新型SUVとパジェロイオの年間必要経費にどのくらいの差があるか。税金は大差ない。燃料代が一番大きいはず。計算すると
燃費:パジェロイオ(9km/L)、新型ディーゼルSUV(15km/L)
年間走行距離:2万km
ガソリン単価150円、軽油単価130円
とすると、新型ディーゼルSUVの方が年間16万円安いです。
運用面の経済性が新車購入代金を上回るのは、少なくとも12年後。車に200万円以上注ぎ込むよりも、そのお金を、有事に備え温存し、今後12年間、家庭や仕事に対して使用する方が、メリットが大きいのではと私的には思えます。
部品交換や車検等、運用費用がかさむのは同じこと。パジェロイオのメンテ頻度が新車より多いとして、前述の12年10年になったとしても、大差ないと思います。
その頃には、世の中は、ハイブリットか電気自動車に置き換わっていることでしょう。その前に、パジェロイオとさよならしなければならない日が必ず訪れることでしょう。これから子供がどんどん成長します。それに伴い、車に対する要求も変化することでしょう。新型はそれからでも遅くはないと思えます。
3.使い慣れた車に乗り続けられるのが良い
パジェロイオは、新車から乗ってきて定期的に点検をしてきています。どのような乗り方をしてきたか、どのように整備されてきたか、自分は勿論、三菱ディーラーが良く知っています。そのため、中古車を購入するより、エンジンだけを中古に置き換えた方が、失敗確率は低いはずと、私的には思います。今回の場合は、2代目エンジンが不調で3代目に載せ換えになってしまいましたが、2回目の載せ換えは無償なので、修理に出す手間を惜しまず、結果OKであれば良いと思えました。三菱自動車は、メーカーの責任として、パジェロイオの失敗エンジンを早く亡くしたいと思っているのかもしれません。一方で、私はパジェロイオが好きなのかもしれません。