和尚の一言  過去ログ


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8月23日 No.10

  先日の新聞を読んでいて大変驚きました。
それはある学校で一人の親が給食費を払っているのに何故「いただきます」を
言わせるのかと学校にねじ込んだそうです。それに対して学校はあわてふためき
教員委員会に報告して対応の指示を要請しました。その結果その市の小中学校では
「いただきます」を止めてホイッスルを吹いて給食を食べることにしたそうです。
 教職員、教育委員は何故に「いただきます」を中止したのでしょう。
何故、親の抗議に対してきちんと説明できないのでしょう。
    教師も教員委員もバカなのでしょうか?  
 前にもこのページで書きましたが「いただきます」は
貴方の命をいただいて私の命を養わせていただきますと言うことです。
肉だって、卵だって、野菜だって、果物だって私達の口に入る物は総て「命」が
有りました。その尊い命をいただいて自分の命を養う事ですよ。
 今東日本では放射能の汚染でせっかく育てたお米やお野菜・お肉・お魚等
食べられない物が続出しています。汗水垂らして育てたり、捕獲した私達の
命を養う食べ物が口に入れられない。ただ無駄に廃棄しなければならない。
営々と築き上げてきた農家や漁師の皆さんは悔しくて仕方ないと思います。
 沖縄の言葉に「命ど宝」と言うのが有ります。私達は総ての命をもっと大切に
しなければいけません。「いただきます」の意味さえ正確に伝えられない
教えられない日本の教育は末恐ろしい結果を生むでしょう。
 そうならないためにもみんなで声高らかに「いただきます」と総ての命に
感謝をして楽しい食事を致しましょう。
 新米の検査が始まりました。総てのお米が汚染されていない事を祈っています。