レオンティン・プライス Leontyne Price ('27生)
60年代のプライスには、ひと声で聴衆を呪縛するような魔力が宿っていた。
現代の歌手たちに比べると、人間ワザとは思えない完璧さゆえに、
音楽性よりエンタテイメントが勝ってる、という気はするが。
ヴェルディのレクィエムなど彼女の魅力全開の名演、他のどんな歌手を聴いたあとでも、
くちなおしに、もういちどプライスを聴きたくなる。
‘62年ザルツブルグのライヴ、カラヤンのトロヴァトーレもすごい。
ストラディヴァリウスと形容されたその声の美しさ、強さ、しなやかさ、表現力。
ここでのプライスはカラスを超えています。
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