ルチア・ポップ Lucia Popp
(`39〜`93)
癌のため、一番充実した時期になくなった。残念です。
夜の女王からスザンナ、元帥夫人までスライドしていったレパートリーは、
声が重くなったというだけでなく、品のいい音楽性そのものも深みを増していった、
それぞれの時代を代表する名演である。
華やかなプリマドンナからは遠いが、節制と、絶えまない努力に生きたひとのような気がする。
次のページへ
前のページへ
トップページへ