キリ・テ・カナワ Kiri Te Kanawa ('44生)

聴衆を舞台に引きずり込むような、カリスマ性をもった歌手、
聴いただけではっきりわかるような特別な個性をもった声、はいま、数えるほどしかいない。
キリの世代を最後に、特に少なくなったような気がする。
ヘタな歌手の歌うオペラばかり聴いてると、耳が慣れてしまって、
つい点が甘くなる。そのことについては誰もはっきり言わないが・・
キリは大輪の花だ。世界中でいちばん美しい声、と言える時期が確かにあった。

  
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