エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald
(`18〜`96)
ジャズヴォーカルの好きな人は、ちいさなクラブ、コンボ伴奏を好むことが多いようだ。
また、そういうところで良さを発揮する歌手も多い。だが、エラは別だ。
ジャズフェスティバルや大きなホールで、ビッグバンドをバックに、何万もの聴衆を、
圧倒的なスキャットで熱狂させる。もちろんピアノだけでも、しっとり聴かせる。
ジャズスピリットという点ではビリーやダイナに一歩をゆずるかもしれないが、
そもそもエラをジャズヴォーカルに限定するのが間違っているのだ。
もっと広い意味での"ヴォーカリスト"として偉大な存在である。
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