マリア・カラス Maria Callas ('23生)
「永遠のマリア・カラス」という映画があったが、ゼッフィレッリはあんなもの作るべきではなかった。
まず主演のファニー・アルダンに華がない。自分よりずっと不細工な女優に演じられては、
カラスもうかばれまい。内容だっていまさらどーでもいいような話で、
声を失ったカラスの苦悩、ったって観客が容易に想像つく以上のことが描かれてる訳ではない。
ゼッフィレッリが言いたかったのは、自分をモデルにしたと思われるプロデューサーと、
青年画家との恋愛ばなしじゃないのか。
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