ヒルデガルト・ベーレンス Hildegard Behrens ('41生)

`77年カラヤンの指揮で、力と柔軟性を備えた見事なサロメを歌い、一躍スターになった。
その後はドイツのドラマティック・ソプラノの系譜を継ぐ代表的な存在である。
しかしドラマティック・ソプラノとは言っても超がつくほどではない。
彼女のブリュンヒルデやエレクトラなどは、作品が求めるほどの緊迫感が足りず、
やや拍子抜けの場面もある。女性らしい部分を味わうべきだろう。

behrens

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