受験される皆様へ

ARRL/VEC みちのく VE チーム

FCC 試験受験での注意事項

1.基本的な注意事項

@試験会場では、VE の指示に従って下さい。指示に従わない場合は、受験をお断りします。
A腕時計や携帯電話は、試験中に音が鳴らないように設定を行って下さい。
B試験会場からの入退場は、VE の許可を得て下さい。試験途中の退出は、試験終了とみな
 します。
C不正を発見した場合は、該当者の試験を即時中止し退場させます。
D質問がある場合には、席を立たずに手を上げて VE に合図して下さい。
E試験問題は、1回に1種類だけ配布します。エレメント2から開始して3,4の順番で受
 験していただきます。
 ただし、科目免除者は、 VE が免除を確認できた次のエレメントから受験していただきます。
F問題用紙には、何も記入しないで下さい。スクラッチ・ぺーパーも含め、すべての用紙を1
 回ごとに回収します。
G用紙の配布・回収は、VE が行いますので、VE が採点している場所には近づかないで下さい。
H試験開始前にオリジナルのライセンス又は CSCE の提示がない場合は、VE が科目免除を確
 認できた次のエレメントから受験していただく場合があります。

2.試験中に机上に持ち込める物

@机の上には、VE から支給された物、貸与された物又は以下の持ち込み許可の物以外の本、
 紙などを置かないで下さい。
A持ち込み物の可否について。

 持ち込み許可の物  持ち込み不許可の物 
筆記用具
補聴器
卓上計算機(※1)
計算尺、対数表
メモ用紙(※2)
辞書
テープレコーダ
タイプライタ

 (※1)当日、試験会場で VE によりメモリー機能がついていない、又はメモリーの内容が
     消去されていることが確認された卓上計算機は使用できます。
 (※2)米国の住所や FRN を記憶していない人は、VE から専用のメモ用紙を配布しますの
     で、その住所と FRN だけを記入して机に貼って下さい。

3.解答用紙について

@住所・氏名など必要事項を記入して下さい。
A現在アメリカのコールサインを持っていない方は、コールサインの欄には、NONE と記入して
 下さい。
Bアメリカ国内に電話を持っていない方は、電話番号を記入する必要はありません。
Cテスト・デザイン・ナンバーは、問題の表紙に印刷されていますから、これを必ず記入して下
 さい。
DVE の採点作業をスムーズ行うために、解答はアルファベットを丸く塗りつぶして下さい。

 Aが正解の場合  ● B C D 
 Bが正解の場合  A ● C D 
 Cが正解の場合  A B ● D 
 Dが正解の場合  A B C ● 

E問題用紙には、一切書き込みをしないで下さい。
F日付の記入は、すべて2桁の数字で、月・日・年の順です。
GTEST SITE は、仙台市での受験の際は「SENDAI JAPAN」と記入して下さい。
H解答用紙の記入が終わったら手を上げて VE に合図し、すべての用紙を VE に渡して下さい。
I採点結果の通知まで静かにお待ち下さい。また、VE の許可なく席を立たないで下さい。
J採点終了後に再試験を希望する方は、VE に申し込んで下さい。

4.テスト・エレメント合格・不合格の通知

@私達のチームでは、合格・不合格を口頭で通知します。特に、不合格の場合のみ、試験の正解
 数も具体的にに通知しています。
A不合格科目の再試験を希望する場合は、VE が状況を判断して実施か中止かを決定します。
 その場合の再試験は、有料です。

5.CSCE とライセンス について

@発行された合格証明書(CSCE)には、すぐにサインをして下さい。
A私達のチームでは、4〜5日程度の間で試験結果に関する書類を作成・チェックし、必要な書
 類を米国にある ARRL/VEC へ保険・配達記録付きの航空便で送付しています。
B概ね受験日から10日間程度で、FCC のデータベースに免許内容が反映されます。
Cもし、受験日から1ヶ月以上経っても上記データベースに反映されない場合には、皆様が
ARRL/VEC に直接連絡して下さい。
D前回受験した際に資格が昇格して、その免許証のコピーを試験当日提出できなかった場合、ペ
 ンディング・ライセンスといって免許証のコピーが ARRL/VEC に届くまで、今回の申請書は
 FCC に送られず、新しい免許証も発給されません。ペンディング・ライセンスがある方は、そ
 のライセンスが届きしだい、ARRL/VEC にコピーを1枚お送り下さい。
E今回初めてライセンスをもらう方は、FCC が免許を与えるまでは運用できません。また、米国
 との相互認証で自国の免許を基に米国での運用許可を受けている方は、FCC が免許を与え
 た時点からこの運用許可は失効し、FCC 免許が有効な限り運用許可の申請もできません。
F現在有効な米国のライセンスを持っていて、かつ CSCE でアップ・グレードが証明された場合
 は、その時点から新しい資格の操作範囲で運用できます。ただし、テストに合格してもアップ・
 グレードにはならない場合がありますので注意して下さい。
GFCC からライセンスが届いたら、すぐにサインをして下さい。当然ながら、FCC 発行のライセ
ンスは、そのままでは日本国内でアマチュア無線局の運用はできません。
H現在有効なライセンス・クラスを証明できるのは FCC が発行したライセンスのオリジナルだけ
 であり、CSCE の科目合格の組み合わせではライセンスのクラスを証明することにはなりません。
 従って、オリジナルのライセンスが提示されない場合(ペンディング・ライセンス等)は、NCVEC
 QUICK-FORM605 のオペレータークラスの欄には、ライセンスのクラスを記入しません。また、今
 回アップ・グレードの試験に合格しても CSCE にはアップ・グレードの記入はなく、科目合格だ
 けが証明されます。
I発給されるコールサインのエリアは、受験者のメーリング・アドレスにより決定され、資格別
 コールサイン・グループから順番に FCC によって割り当てられます。
Jアップ・グレードした場合は、希望すれば上級のコールサイン・グループから新しいコールサイ
 ンが割り当てられます。

6.おことわり

@この試験は、ARRL/VEC が認定した試験官個人がチームを作り、ボランティアとして行っている
 もので、個々の、全ての試験官は米国規則 CFR.47 Part.97 に基づき認定され、活動する
 ボランティアであり、その試験官が日本国内で所属する団体や法人等とは一切関係ありません。
 また、試験会場の所有者や提供者とに関しても同様です。
Aこの「注意事項」作成にあたり、先輩団体である ARRL/VEC 東京 VE チーム で配布している資
 料等の記述を参考・引用させていただきました。
Bこの「注意事項」は、FCC 規則や ARRL/VEC が定めたルールの他に、私達のチームが FCC
 試験を円滑に行うために必要な事柄を加味したルールです。従って、他の VE チームが行う
 FCC 試験 のルールには必ずしも一致していない場合がありますが、受験申請前にご了承願い
 ます。

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ARRL/VEC への連絡先

TEL +1 860-594-0300 (08:00-17:00EST)
FAX +1 860-594-0298
E-Mail vec@arrl.org
Mail  ARRL/VEC
   225 Main Street
   Newington.CT 06111-1494
   U.S.A

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