取り戻そう、三陸の味覚!守ろう、日本の水産業!

マリンパル女川 復興ダイレクト基金へご協力のお願い

 2011年3月11日に起きた東日本大震災による津波で、宮城県女川町も壊滅状態に陥りました。私は女川に、一切の地縁・血縁はありませんが、もしかしたらそれ以上の縁で結ばれているのかもしれません。それは「味覚」です。三陸の他の街の水産業も同様に大きな被害を受けたため、本来等しく支援すべきなのですが、女川には特に深い思い入れがあるのです。

 女川は、サンマ・サバ・イワシ、ウニやカキなどの豊かな海産物を水揚げしてそれを加工することや、それに関連する施設や機械、道具などを整備・維持・支援する人達などによって成り立っている街です。そんな女川からの海産物を味わうことで、私の人生は今まで随分と豊かなものになっていました。特に、女川産のホヤは大粒で味が良く秀逸であり、今まで宮城県内に足を運ぶ度に味わっていきました。しかし、ホヤを含む養殖業も今回大きなダメージを受け、いつになったら回復できるのかも分かりません。

 ホヤにしろカキにしろ、他の産地のものも流通していますが、女川産のものは、私にとって唯一無二の存在です。他で代替することはできないのです。それが無くなれば、私の人生の楽しみの少なからぬ部分を喪失することになります。これは受け入れがたいことです。安いけれども品質が劣る外国産に取って代わられたり、流通自体が消えてしまうような事態になれば、その味は永遠にこの世から無くなってしまうのです。これは、日本の伝統を放棄することに他なりません。水産業の維持は、日本の食卓を守るために、どうしても必要なことです。

 水産業の裾野は広いため、特定の種類の海産物のみを支援しようとしても復興にはつながりません。街全体を盛り上げて行くことが重要です。マリンパル女川は、そんな街の水産業を後押しするための観光物産施設でしたが、外観はかろうじてとどめているものの、その機能を完全に停止してしまいました。しかし、それを再起させて、再び街の活気を取り戻そうと、街にゆかりのある人達が立ち上がり始めました。「マリンパル女川復興ダイレクト基金」は、その一環です。

 私は喜んで支援します。災害国日本では、いま支援する側が、いつ支援される側になるか分からないのです。また、女川の復興は、私の人生の楽しみを取り戻すためにも必要なのです。支援する側にもメリットがあるからこそ、長続きするというものではないでしょうか。

 皆様におかれましても、どうか女川の復興にご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。私もなるべく早くに女川を訪問したいと思っていますが、実現したらこのページで報告させていただきます。(6/10/2011)

もうひとつの女川復興への動き「小さな復興プロジェクト」→