
地球温暖化とオゾン層破壊は、人類に対する最大の脅威です。
地球温暖化の主因は、人間の活動に伴う温室効果ガス発生であり、それは主に二酸化炭素です。温暖化は地球規模の気候変動をもたらします。乾燥化が拡大する一方、極端な降水量増加に見舞われる地域も局地的に生じます。世界の多くの人が水不足に苦しむ一方、経験したことのないような大水害も発生するでしょう。農業に多大な影響をもたらし、食糧難による飢餓が更に深刻化するでしょう。また、極地や寒冷地の氷が融解することによって、海面の上昇が引き起こされます。これらの困難は、何億人もの人を巻き込み、地域紛争の新たな要因となるでしょう。
成層圏オゾン層は、地上に生きる生物を、太陽から降り注ぐ有害な紫外線から守ってくれます。しかし近年、この破壊が進行し、極地の冬ではオゾン層が全くない場所も生じています。その主な原因とされているのは、スプレーや冷媒として使用されていたフロンガスです。オゾン層の減少は、地上に降り注ぐ紫外線の増加をもたらし、その結果、皮膚ガンに罹患する人口が急増するでしょう。さらに、地上付近では逆に有害なオゾンが発生することになります。
地球温暖化とオゾン層破壊は、実は密接に関連しています。温室効果ガスは、地表付近に熱を閉じこめ、大気圏外へと出て行く熱は逆に減少します。ところでオゾンの生成は吸熱反応ですから、成層圏での温度が低下すると、オゾンの生成は低下します。つまり、温暖化が進めば、オゾン層の破壊はより進行するのです。また、紫外線量が増加すれば、植物の光合成能が低下し、消費される二酸化炭素は減少することが分かっています。地球温暖化とオゾン層破壊、それは互いに悪循環をなし、確実に地球上の生物を滅亡に追いやるものです。
既に破局は進行しています。2000年9月に発表された国連環境計画(UNEP)報告書によれば、「温暖化対策は既に手遅れ」という深刻な事態です。「気候変動に関する政府間パネル」の当初の報告によれば、2100年までに地球の平均気温は3度上昇すると見積もられていたのを、最近「6度上昇」に変更を余儀なくされたのです。海面が40cm上昇すれば、日本では200余万人、世界では2億人が、高潮被害の危険にさらされます。日本のように低地に多くの人口を抱える国家では、その対策のためにいったい何十兆円の税金を投入しなければならないのか、想像もつきません。
私たちは、たった今、まさにこの瞬間から二酸化炭素排出の削減の努力をはじめなければいけません。マスコミもこぞって問題を取り上げています。しかし、彼らは問題の本質を理解していない為か、最もやらなくてはいけないことを国民の前に提示することができません。ですから、温暖化防止のために私たちが一体何をすればいいのか、良く理解されているとは言い難いのが現状です。
このホームページでは、日本では20%をしめる運輸部門(交通)における、温室効果ガス削減の為の方策を、皆さんの前に提示します。