2010年3月に開催されたカーオーディオのイベントで
評論家の方と雑誌の編集長さんに自分の車の音を聴いてもらう機会がありました
その時の評価、と言うよりも診断結果は「ドアのウーファーが鳴っていない」でした
いただいたアドバイスによると、強度のあるシッカリしたバッフルを作り
出来ればドアに穴を追加してボルトの本数を増やした方が良い、とのこと
それでは、と言うことで頑張ってみました
ガッチリしたバッフルなので インナーで済ませるつもりは ありませんでした スペアの内張を入手出来た ので、バッサリ切ることに ポケットやピンは残すので まずは内側の様子を確認 |
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表裏の形状と相談の結果 まずはこの位カット |
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裏側 ピンとポケットは無傷です |
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カットした内張をドアに戻して みると・・・ スピーカーの上下はまだ 内張に隠れています |
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バッフルを極力大きく作り たかったので、結局こんな くらいまでカットしました これでもピンとポケットは ちゃんと残っています |
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バッフルの型紙を作ります 型紙と言いましたが、材料は 0.5mmの透明プラ板 ドアの穴径φ150の円と、 同心のφ180の円 さらに中心を5mm上にズラし φ145の円を書きます φ180はコレ以上小さくは したくない範囲と言う意味で、 φ145はスピーカーサイズ を考えて最低コレ位の穴を 開けたいと言う意味です ドア下方に余裕がないので、 中心を5mm移動しました |
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型紙をドアの穴に合わせて テープで仮止めし、ネジ穴を 開けてビスで固定します ドア鉄板の形状をマーキング しておきました |
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次に内張を被せ、干渉する 部分は型紙をカット この状態で内張の穴の形を 型紙に写します |
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形が決まった型紙を切って 再びドアに取付け ココで追加するネジ穴の位置 を決めます 型紙に○が書かれてるのが 分かりますでしょうか? 6カ所追加する事にしました 純正の3倍です! |
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出来上がった型紙通りに 板をカットします 今回はMDFではなく15mmの ラワンベニヤを使いました 片側3枚重ねですが、穴径は 2枚がφ145、1枚はスピーカー に合わせてφ143にしてます |
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まずは穴の大きい方の2枚を 貼り合わせます |
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次に鬼目ナットを打ち込む ための穴を開けます |
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とりあえず純正の3カ所に M6鬼目ナットを打ち込んで |
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ドアの中からボルトで固定 内張の穴との干渉を確認 問題ありませんでした 新しく開ける6カ所の穴は バッフルの穴をガイドにして ドリルで開けます |
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バッフルを外してみると・・・ 1カ所上手く開いてませんが 後でヤスリで修正しました ちなみに運転席側のドアは 6カ所とも成功でした |
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ドアの加工が終了したので バッフルは残りの1枚を接着 |
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スピーカーを付けてみました ちょっと内張よりも引っ込んで いるので、更に貼り足すことに 内張を外さなくてもバッフルの 着脱が出来るので便利です |
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ドア鉄板に接する側に9mmの MDFを1枚貼り足しました |
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上の写真ではスピーカーは 仮付けのため木ねじでしたが M4用の鬼目ナットを打ち込み シッカリ取付けられるように |
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コレで内張とバッフルが、ほぼ 面一になりました ひとまずコレにて完成! |
さて、今までの市販品バッフルとの音の違いは?
凄い!今までと低音のボリュームが全然違います!!
音の厚みが段違い
コレが本来の音だったのか!
しかしチョット低音に締まりが無いと言うか、ブァンブァン鳴っている感じ
コレはこのスピーカーの特性なのかもしれませんが
聞いているウチに段々気になって来てしまいました・・・
こうなるともうスピーカー交換?(-_-;)