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10/1(Fri) <練習走行> 天候 晴れ
早いもので、今シーズン最後のステージを迎えたヴィッツ東北シリーズ第6戦。ヴィッツデビューから丸1年、今までの集大成ともいえるこのステージで、締めくくりにふさわしい走りを見せたいところである。
先発部隊のドライバーとマネージャー、いつものように3時に弘前を出発。覆面パトを恐れてか、今回はマネが運転していくこととなった。良いペースで南下し、目標到着時刻の7時半、無事現地入り。心配された台風も無事過ぎ去り、台風一過の心地よい秋晴れの下、作業を開始した。眠い目をこすりながら走行準備をしていると、5to7メンバーのお二方がそろって到着!パドックは一気に賑やかなムードに包まれた。本日の走行予定数は3本。メカの言いつけ通り、セッティングを試しながらの走行となる。先日のコソ練で自己ベストを出しているだけに、否応なしに期待が高まる。お昼を挟んで計3本、無事に走り終わることができた。またも自己ベストを更新☆期待以上のタイムである。これは明日もイイ線いくんじゃない!?ホクホク顔で撤収準備をし、本日の宿へ向かう。
10/2(Sat) <予選> 天候 晴れ
菅生は昨日に引き続き、朝からとてもよい天気!10月とは思えない程の気温の高さに、寒さ対策万全で来た私たちはかなり拍子抜けした。後発部隊のメカとの待ち合わせは午前6時。またいつものごとく約束時間のかなり前に現れるだろうと踏んで、ドライバー&マネは30分前には支度を終えてスタンバイ。しかし、約束の6時を過ぎても一向に現れる気配がない。もしや寝坊??イヤな予感がする・・・。やきもきしながら待つことさらに30分。ようやく轟音を響かせながら到着。顔を見るなり早々「やられたっ!」と言う。何事かと思いきや、寝坊してぶっ飛ばしているところをオービスに撮られたらしいとのこと。しかも相当ヤバイスピードで。本人曰く、「風になった」らしい。実際の数値は載せられないが、リミッターカットしたエボZで青森から宮城まで2時間半で来たという事実だけは記載しておこう。1週間前には兄が覆面パトに、そして今回は弟がオービスに・・・。このスピードバカ兄弟、警察にとって格好の餌食であることは間違いない。(後日、メカの元に一通のハガキが。内容は出頭命令。仙台まで来いとのこと・・・。)
気を取り直してさっそく現地入り。昨日のうちにほとんど準備を終えてしまったので、すぐさま車検場に向かう。早めに車検を終えて、前の方に並ぶという作戦に出るはずだったのだが、いざ車検場に向かうとすでに半分以上のマシンがズラーッと整列して順番を待っていた。作戦失敗。#5ヴィッツもおとなしく列に並び順番を待つ。ここでいつもなら車重が気になるところだが、今回は前日の測定サービスですでに計ってしまったので、さほど気にはならなかった。そう、前日の測定で一つ発覚した事実が!今まで車検の時に告げられる車重は、ガソリンを抜いた空車状態の重さだと思っていたのだが、あれはガソリンを含んだ重さだということが判明。教えてもらう数値から、ガソリンの重さ(1リッター当たり0.75kg)を自分で引き算しなければならないことがわかった。よって、今まで重い重いと悩んでいた車重は、実はもっと軽かったということがわかり一安心。ちなみに、努力の甲斐もあり、現在の車重は約815kg。1年前に比べるとかなりスリムなヴィッツに変身した。車検終了後、今回のメインイベントの一つである5to7ステッカーの貼り付け作業にとりかかる。完成度の高い出来ばえに大満足☆これで少しは速くなるかな?淡い期待を抱きつつ、予選開始の時を待つ。
予定より少し遅れた9時40分、いよいよ予選開始である。当初のエントリー台数が東北シリーズ過去最多の48台だったため、初の予選落ちが出るという話だったのだが、前日の練習走行にて6台がクラッシュ、運悪くリタイヤとなったため、出走台数42台で争われることとなった。何台か減り予選落ちがなくなったとはいえ、かなりの台数である。その中を#5ヴィッツはよいポジションを見つけようと一生懸命周回を重ねていた。走行時間はわずか15分。最低6周、うまくいって7周の戦いである。短い時間での真剣勝負。前半は集団に引っかかり、思うようにタイムを出せずに幾分焦りながらの走行となったのだが、4周目以降ぐんぐんタイムを上げ始め、自己ベストである1分56秒台前半を叩き出す。そして勝負に出た6周目、なんと夢にまで見た55秒台に突入!これにはメカ&マネも大喜び!マネは自分の測定ミスじゃないかと終始不安だったのだが、リザルトを見て一安心。結局この周回がファステストラップとなり、過去最高位の14番グリッドを獲得した。順位・タイムともに大幅なジャンプアップである。軽量化とセッティング、コソ練だけでここまで来れたことに感動。毎日セッティングのことで頭を悩ませていたメカも、毎回練習の度にストップウォッチを押し続けたマネも、この結果には大いに喜んだが、やはり一番喜んだのは努力が報われたドライバー本人であった。これは明日の決勝が楽しみである。
お昼ごはんの後は、お待ちかね(?)のピットウォークである。#7ヴィッツさんを誘って4人で繰り出す。#5ドライバーの目的は初戦で顔見知りとなったS耐チームに挨拶に行くことだったため、途中で別行動に。#7ヴィッツさんもいつの間にかはぐれ、メカ&マネはマシンを見ながら別行動の二人を探すことになった。「お父さん(#7)はキャンギャルに、お兄ちゃん(#5)はS耐に・・・。」とブツブツ言いながら探し無事合流。皆それぞれに目的を果たすことができたようで、満足気にパドックに戻ってきた。
午後になり、荷物をまとめて撤収後、3人で名取市まで買い物に出かける。柴田町、岩沼市を通り名取市までぐるりと遠回りし、途中カーナビに騙され有料道路に入りそうになりながらも何とか買い物を終え民宿へ。疲れのせいか、いつものような「作戦会議」はなく、そそくさと就寝する。明日の天気は雨らしい。ウェット路面が吉と出るか凶と出るか・・・。
10/3(Sun) <決勝> 天候 雨
朝5時起床。天気は予想通りの雨。昨日とはうって変わって異常に肌寒い朝となった。現地に到着しゲートオープンを待つ間、車内では昨日できなかった作戦会議が始まっていた。ロクに話し合う時間を持てなかった為、セッティングについて3人の意見が真っ向から対立。結局話がまとまらないままゲートオープン。ドライバーがブリーフィングに行っている間もメカとマネはあーでもない、こーでもないと言いながらひたすらに空気圧の調節を繰り返した。それにしてもヒドイ雨。コースにはところどころ川ができていて、非常に危険な状態である。ドライバーがブリーフィングから戻ってくる頃には、メカ&マネはずぶ濡れで、それでも何とか意見を合致させてセッティングを出すに至っていた。しかしここで戻ってきたドライバーから一言。「空気圧低くするぞ。」あぁ、ブリーフィングでなんか聞いてきたんだな、と思ったメカ&マネはなんの疑いも持たずその指示に従い、これでもか、というくらいタイヤから空気を抜いた。#5チームにはウェットのデータがほとんどない。ノウハウがないため、セッティングはある意味一発勝負である。今回の一発勝負が吉と出るか凶と出るか。コースインしてからのお楽しみである。
8時45分コースイン。今回は前回と違い、グリッドはかなり前方。メカ&マネは余裕を持ってグリッドにつき、#5ヴィッツを待ち受ける。各マシンが続々とグリッドに整列し始める中、#5ヴィッツも14番グリッドに到着。前後には上位陣がズラリと顔を揃えており、いつも以上にプレッシャーがかかる。さらにここでドライバーから一言。「空気圧が低すぎてヤバイ・・・。」もともとウェット路面が苦手なうえに、空気圧の設定ミス、さらには前後に上位陣という条件が重なり、緊張はピークに!時間になり、メカ&マネは不安を残しながらもピットロードへ。フォーメーションラップが始まる。今回は雨のせいでウェービングが禁止され、タイヤを温めることもままならない。各マシンとも路面状況をつかむべく、ゆっくり周回。再びグリッドにつく。ウェット路面を考慮してか、各マシンとも回転数を抑えめにエンジンを唸らせ始める。シグナルタワーに赤シグナル点灯、消えると同時に一斉にスタート!#5ヴィッツも好スタートを切り、後続車に抜かれることなく1コーナーになだれこむ。1コーナーで#19湯浅選手がインから怒涛の攻めを見せ、あっさり後退。さらに3コーナーでは、#049小原選手が真横にズバーンと現れ、一瞬怯んだ隙に、4コーナー手前で抜かれる。#049虎の子ヴィッツはシリーズチャンプがかかっているせいか、その後も鬼のような速さで前走車を次々パスしていく。#5ヴィッツはセッティングのミスに翻弄され、全くもって為す術なし。まさに雪上を夏タイヤで走行している感覚に襲われ、攻めるどころの話ではなかった。とにかくスピンだけはしないよう、丁寧に丁寧に走行することを心掛けた。その結果、周りのマシンよりもコーナーの進入スピードが遅くなり、次々と抜かれていく羽目に。中盤以降も多くのマシンに抜かれ、後半はほとんど単独走行に。何度も何度も危ない目に遭いながら、それでも何とか10周の戦いを終え、無事チェッカー。今シーズン締めくくりの一戦は、最悪のコンディションの中、他者との戦いというよりも、自分との戦いを強いられたツライ10周となった。ドライバーのツラさは、ピットで見守っていたメカ&マネにも痛いほど伝わっており、多少順位は落としたものの、予想通りの大荒れのレースの中、無事に完走できたことだけで十分満足できた。
決勝終了後、少しテンションの下がった#5テントでは、雨の中、黙々と車検準備作業が行われていた。車検も無事済み、早めに撤収作業。来シーズンまで会えないので、他のヴィッツドライバーの方々に挨拶に行こうと考えていたのだが、うかつに昼寝をしてしまい、目が覚めた頃にはパドックはガラガラ。ロクに挨拶も出来ぬままの撤収となった。
エボもヴィッツもハエの止まるような速度を保ちながら東北自動車道をひたすら北上。無事に弘前に到着後、早速焼き鳥屋さんでお疲れ様会を実施。決勝時のセッティングについておおいにもめたのだが、あとの祭りである。閉店間際まで反省会は続いた。
昨年度のデビュー戦より、1年間で約5秒のタイムアップ。マシンは約35kgの軽量化。参戦回数全5回。練習日数全9日(占有走行含む)。増えた友人の数多数。メカはセッティングに詳しくなり、マネは一生懸命仕事を覚えた。1年間で皆それぞれ大きく成長できたと思う。#5ヴィッツの「Racing Road」はまだ始まったばかり。来シーズン以降の更なる活躍に期待したい。
Written by Ayako.S
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