/23(Fri) <占有走行> 天候 雨

 待ちに待った2004年度の開幕戦。今日の2本の占有走行でしっかり練習するべく、ドライバーとマネージャーは夜中の3時過ぎに弘前を出発、高速に乗って8時に現地入りした。出発前に作ったてるてる坊主は効を奏さず、天候はあいにくの雨。寒さに震えながら準備に取り掛かった。真新しいテントを広げ、ステッカー貼りやタイヤ交換などの準備をあたふたと終えた頃にはもう1本目の走行枠開始時間が迫っていた。雨は全く止む気配がなく、路面は当然ウェット。練習で無理をしても仕方ないので、ウェット路面に慣れるつもりでコースインした。しかし、いざ走り出すとアクセルを踏んでもブレーキを踏んでも、何をしても滑ってしまう状態。スピンやコースアウトするマシンが多発する中、8周を終えて無事戻ってきた。ベストタイムは7周目の2’52”85。ハイランドでのウェット路面は初ということもあり、まぁこんなもんだろう、という感じでしばし休憩。昼ごはんを食べ終えた頃には雨もあがり、2本目の練習は辛うじてドライになった路面で行われた。雨はやんだものの、大量の霧が発生して視界不良、相変わらず良いコンディションとは言えない中でのスタートとなった。路面が乾き始めていたせいか、みんな1本目とは違い、ガツガツ攻めてどんどんタイムを縮めていく。こちらも負けじと攻めるものの、ベストタイムは2’32”39と、1ヶ月前の練習時に出したタイムよりも遅いものとなってしまった。目標はこの3日間で2分30秒台を切ることなのだが、程遠い結果にガッカリ。明日の予選にかけることにして、テントを縮め撤収することにした。今回の宿泊地は仙台市街。晩ご飯に牛タンを食べて英気を養い、反省会をしてそそくさと就寝。


/24(Sat) <予選> 天候 曇り

 朝5時起床。天気を気にしながら現地入りし、メカニックと合流する。雨は降っていないものの、風が強くて寒い!4月後半とは思えない程の寒さである。どうやら青森は雪らしい。
 パドックに到着してすぐ、ありえない光景を目にした。昨日、縮めてタイヤにつないでおいたはずのテントがキレイサッパリなくなっていたのだ。視線を移すと、あらぬ方向に複雑骨折したテントが無残な姿で転がっているのを発見!!すぐさま救出に向かったが、もはや為す術はなく、買ったばかりの新品テントは巨大な粗大ゴミと化してしまった(:;)。やはり風にはめっぽう弱いらしい。面積が大きければ大きいほどますます弱いこともわかった。よい教訓を得た。次回からはこの教訓を生かそう。
 気を取り直して準備にとりかかる。車検の前は何かと忙しい。なんとか準備を終え、車検場へ。ここで運命の車重測定。(どうか超軽くなっていますように!!)・・・という願いも虚しく、告げられた言葉は「ハイ、851kgね」。う〜ん、軽量化って難しいのね・・・。前回(862kg)よりは幾分軽くなったものの、まだまだデブデブヴィッツである。ちょっとショックを受けながら次の検査に進んだのだが、ここでも検査員からのショックな一言が!「あぁ、この車、豪華装備だから(ちゃんと見なくても)大丈夫!」・・・(o)!?豪華装備って何!?V期型でかつグレードがFだから!?何となくカチンとくる言葉に一同閉口し、車検場を後にした。う〜ん、なんか悔しい(- -;)
 予選の時間が迫り、各マシンがピットに整列し始めた。全車整列し終わったところでコースイン。わずか15分という時間での勝負である。場所によってはマシンが多く、ごちゃごちゃして思うように走れないでいるようだが、#5ヴィッツはうまい具合に一人旅となった。途中、雨がパラついたものの、どんどんタイムを縮め、目標の20秒台まであとちょっと!というところでチェッカーフラッグ。わずか5周の予選を終え戻ってきた。ベストタイムは4周目の2”30’03933台中24位という成績であった。目標タイムには至らなかったものの、自己ベストを更新することができたのには多少満足。
 お昼ごはんはチームコクブンの方に誘っていただき、大人数の中でわいわい食べることができた。雪がちらついてとっても寒かったが、心暖まるひとときだった。
 公式結果が発表になったので、それをもらって撤収。宿に戻りみんなでちょっと昼寝をした後、またもや晩ごはんに牛タンを食べて、作戦会議をして就寝。明日こそは晴れて暖かいといいなぁ。


/25(Sun) <決勝> 天候 雪

 朝4時半起床。仙台市内はよく晴れて、気持ちのいい朝だった。ちなみに今日はドライバーの33回目のバースデー♪天気も良いしこれはいい!と思い、メカニックの車で現地へ移動。カーナビの案内に従って向かっていたのだが、とんでもない山道を通って行くことになり、朝から車酔いしそうな状態。しかも仙台市内はあんなに天気がよかったのに、山道に入るにつれて雨が降り出し、次第に雪に変わり始めた。ありえないなぁ、と思いつつ進んでいくとハイランド手前あたりで本格的な雪となり、路面は真っ白になってしまった。ハイランド入り口からの坂道では立ち往生する車が続出し、道路脇に寄っているのか刺さっているのかわからない車がたくさんいてなかなか進むことができなくなってしまった。なんとか先に進もうとしたが、係の人に止められ、しばらく立ち往生していたが、参加受付が間に合わないということもあり、係の制止を振り切って先に進むことにした。幸い、乗っていた車が四駆でスタッドレスタイヤのままだったこともあり、難なく進むことができたのだが、これが夏タイヤだったら、と思うとゾッとする。青森ナンバーをなめてはいけません、という感じでスイスーイとパドックに到着したのだが、ここで昨日のテント以上にありえない光景を目にした。写真を見ていただければわかるのだが、各マシンとも完全に雪をかぶっていて、簡単に雪だるまが作れてしまう程の積雪だったのである。決勝は無理なんじゃないか、と思わせる状況に一同不安を覚えたが、とりあえず参加受付を済ませ、準備に取り掛かった。コースには除雪車が入り、懸命に雪を取り除いていたようだ。参加者が続々とパドックに到着し始め、ブリーフィングも行われたのだが、スケジュールが変更になった為かもう一度行われることになり、そこで正式なタイムスケジュールなどが発表になった。
 当初の予定より30分遅れの9時コースイン、周回数は8周から6周に減らされての決勝となった。雪は依然降り続いており、大荒れのレースを予感させた。整列したマシンが次々とコース上に入り、1周した後、各グリッドに整列した。24番グリッドに並ぶ#5ヴィッツにマネージャーとメカニックが駆け寄り、最後の声援を送る。昨夜考えた作戦はこのコンディションでは全く使えないため、とにかく無理はしないよう、無事に完走できることを目標に頑張ることに決めた。時間になり、フォーメーションラップに入る。タイヤを温めながら1周し、再びグリッドにつくと、シグナルタワーに「ライト点灯」の文字とともに赤シグナルが灯った。各マシンとも一斉にエンジンの回転数をあげてうなり始め、5秒間のカウント後、赤シグナルが消えると同時に一斉に走り出した。#5ヴィッツも前回とは違い、好調なスタートを切り、前走車を抜くことに成功した。ダンゴ状態のまま1コーナーに突っ込んだが、接触もなく無事乗り切った。1周目からスピン、コースアウトするマシンが出る中、#5ヴィッツは少しずつ順位を上げ、2周目に入る段階では22位になっていた。その後も接触しないよう、イン寄りを通るよう心がけながら走っていたところ、順調に順位を上げ、2周目が終わった時点で17位。このままの勢いで3周目も無事乗り切りたいところだったのだが、ここでアクシデント発生!スプーン後のテクニカルコーナーで、前を走っていた#51ヴィッツのインを刺そうとしたところ、リアタイヤが滑ってしまいあえなくスピン!!いったん真後ろを向く形になった。直後を走っていた#7ヴィッツはギリギリのところでかわしてくれたのだが、スピン中に真正面から自分に向かって走ってくるマシンがいて非常に危険!マシンはさらに回り最終的に1回転して停止した。後続車はうまく横を通過。すかさず態勢を立て直し、無傷でレース復帰を果たした。ここで何台かに抜かれてしまい悔しい思いをしたものの、トップを走っていたマシンが単独スピンし、コース上に残ってしまったことで赤旗中断。しばらく待機となった。数十分後、再スタートとなったのだが、スターティンググリッドは1周目が終わった時点での順位をもとに決定され、#5ヴィッツは22番グリッドからのスタートとなった。再スタート後、本来であれば残り5周のレース、ということになるはずだが、時間が押していたためか残り2周、とかなり減らされてしまった。スピン直後のバクバクした心臓を抱え、再びフォーメーションラップに入りグリッドについたのだが、2度目のスタートはホイールスピンしてしまい、あえなく失敗。後ろのマシンに抜かれてしまったのだが、残りの2周でなんとか巻き返し、クラッシュ等もあり18位でチェッカーを受けた。スピンや接触、コースアウト等で目まぐるしく順位が変わる中、自身も一度スピンしたにもかかわらず、無傷で完走できたのは奇跡である。予想通り、大荒れのレースとなったが、無事終わったことでひとまずホッとした。今回は前回と違って、一人旅の場面はなく、常に他車との競争の中で走る事ができたので、本格的に「レース」が体験できた。この点では大満足である。
 車両保管が解除されるまでは特にすることもなく、応援にきてくれた友達を交えてネッツ弁当を食べながらしばし歓談。午後になり、ようやく車両保管が解除になったため、バタバタと車検の準備をして車検場に向かう。ここで係の人から「上位を狙うなら初期型のエキマニに交換すればいいよ。」とアドバイスをもらった。そういえばマネージャーのヴィッツは運良く(?)初期型なので、帰ったらエキマニをいただくことにしよう。そんなこんなで無事車検も済み、荷物をまとめて、お世話になった方々に挨拶をし、一路、弘前に向けて帰宅の途についた。


<感想>

 
今回の初戦は、ほとんど走ったことのないコースということもあり、出るか出ないかギリギリまで悩んだのだが、チームコクブンの方々をはじめ、たくさんの人と話をする機会を持つことができたのでやっぱり出てよかったと思う。決勝前にS耐のチーム(RALLY TECH UNCLE)よりマネージャーの方が激励に来て下さり、決勝後には走行中に撮っていただいた写真をパソコンに取り込み、現像して持って来て下さった。かなりビックリしたけど、とても嬉しかった。今回のレースに参戦したことで、滅多に話をする機会がない人と話すことができ、一つのつながりを持てたことはとても嬉しいことである。仲良くして下さった皆さんと、応援に来て下さった方々に感謝の意を伝えたい。次回のGT選手権の際にまたお会いできることを心待ちにしている。

Written by Ayako.S

Top