<1枚の千円札が2枚に・・・。>


ひじに千円札を擦っているうちに千円札が2枚になります。

<仕込み>

 ・千円札・・・小さく折りたたんで襟元に忍ばせておく。

<手順>

 1.左のやや後ろの襟元に折りたたんでおいた千円を忍ばせる。
 2.『どなたか,千円札を1枚貸してもらえませんか?』といい,千円借りる。
 3.千円札を借りたら,1枚である事と,手に仕掛けがない事をアピールする。
 4.千円札を小さく折る。
 5.右手の肘に千円札を擦りつけ,まだ1枚である事をアピールする。
 6.千円札を右手に持ち替え,左手の肘に千円札を擦りつける。
 7.右手でまだ一枚である事をアピールすると同時に,
   左手をおろしながら,襟元に忍ばせていた千円札を左手に取る
 8.右手で1枚である事をアピールした千円札を左手に持つ。
   (左手には千円札が2枚になっている)
 9.右手の肘に千円札を擦りつけた後,左手の2枚を出し,
   『千円札が2枚になりました〜』で終了。


 <ポイント>

  ・マジシャンの席位置は端にし,みんなから死角になる襟元に
   千円札を忍ばせる事。
   <例>
    左端でマジックを行う際は,左側の襟元のやや後ろに千円札を忍ばせる。

  ・襟元から千円札を取り出す時は,反対側の手をなるべく遠ざけ,
   1枚である事をアピールする事で,みんなの視線と意識をそらす。


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