ＳＬ写真展 （ ＩＮＤＥＸ )～アメリカ ＆ 日本現役
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･常磐線アラカルト（平ら～仙台）
１９２． 常磐線のどこかで平～岩沼 間
常磐線にＣ６２が牽引する寝台特急｢ゆうずる｣が走っていた時代に足しげく平ら～夜の森の間へ通っていた。その間に気まぐれでショットした写真の中から印象に残った写真を数枚取り上げてみた。撮影場所は明確でないものが大多数となってしまいました。
〈０００１：№５６３２：水鏡〉
〈撮影メモ〉
福島県の太平洋に面した浜通りは阿武隈高地から張り出してくる丘陵が櫛の歯の様に太平洋に迫っているから、常磐線に乗って北上すると、阿武隈高地から流れ下る河川の谷に開けた小さな沖積平と丘陵が交互に現れては流去って行く。
この浜道理では比較的広い水面としては、夏井川の河口部や、宮城県県境に近い相馬の宇多川と小泉川の河口にできた潟湖の松川浦だけが渡り鳥の飛来地としてしられている。しかし狭い谷底平地にも集落の周囲には水田が開けていた。そんな水田の一つであろうか、手前の水の張った冬の稲田が水鏡となっていて、ＳＬの姿が現れた。
浜通りは季節の渡り鳥の通過コースであり、かつて多くの湖沼が散在していたのだったが、その干拓さ進んでしまい、渡り鳥の飛来数が減りつつあると云う。
そこで、農家では渡り鳥たちのために冬でも稲田に水を落とさずにしておいてやっていたのであるとのことだった。どんな鳥たちがやって来るのであろうか。
撮影：昭和４２－１－１４～１６。
〈０００２：№070841：浜道理の粘土精製工場より･常磐線/久ノ浜～木戸間？〉
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『早朝の｢ゆうずる｣を撮り終わってから、その沿線を散歩していた時に、立派な築堤の山側に小さな工場らききのような建物があったので近寄ってみた。休日だったせいか誰もいなかった。端の方にあった掘立小屋がの中に入っていると、築堤を蒸気機関車を従えた電気機関車と云うの電蒸運転の電化訓練の列車が通りかかったのでスナッして引き上げた。この工場は、近くの山から土砂（？）を掘り出して、トロッコに乗せて工場へ運び、大きな石を取り除いてから、大きな水槽に投入して撹拌し、砂などを沈めてから、泥水を｢フイルタープレス｣と呼ばれる濾過機に圧送して、粘土のような物を濾過していた。この濾過機で濾過された粘度のような物は円盤状の塊として取り出されて、床に積み上げられていた。写真の右手前に積んであるのがそれである。
これを自然乾燥や天日乾燥してから、粉砕して製品として出荷しているらしかった。この円盤状の粘土は晴れた日には築堤の辺りに並べて天日乾燥していた、この風景は浜道理の風物詩の一つではなかろうかと思ったりしていた。しかし、この粘土のような物質の正体は今持って判らず仕舞いなのである。（現在、｢ＳＬの通る築堤で天日乾燥される粘土円板のある風景｣の写真を探索中です。）』
撮影：昭和４２年（１９６７年）８月１２日。
〈０００３：№０７１０４６：朝の陽光を浴びて快走するハドソンの動輪〉
〈撮影メモ〉
常磐線の平－仙台間は旅客用蒸気機関車のハドソン三兄弟のＣ６２、Ｃ６１、Ｃ６０ が走る最後の牙城であった。
太平洋に面した築堤のうえを快走するハドソンの動輪を捉えた。従台車の車輪が入らなかったのは残念だった。撮影：昭和４２-９-１０。
〈０００４：№07０２３１：Ｃ６１客レ快走〉
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〈０００５：№０７１０５６：〉変った橋桁の鉄橋を渡る、昭和４２年9月撮影〉
〈０００６:№０８０１３２：Ｃ６１客レ〉
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〈関連サイトのリンク〉
・常磐線アラカルト
３２９． 常磐線へのプロローグ･日暮里～岩沼
―日本鉄道磐城線のシンボル：金山隧道の社紋レリーフ-
２３０． 平駅での発着風景･常磐線
３００． 常磐線 四ツ倉駅界隈（かいわい）
-住友セメント専用線・明治の古典ＳＬ：６００号－
２９５． 波立（はったち）海岸を行く常磐線・四ツ倉-久ノ浜
３２８. 金山トンネル ＆ 富岡界隈（かいわい）･竜田～夜ノ森
３０４． 阿武隈川鉄橋を渡る・常磐線／逢隈～岩沼
･最後の蒸気特急、常磐線の「ゆうずる」
３２２． Ｃ６２ 特急寝台｢ゆうずる：プロローグ
３２３． Ｃ６２ 特急寝台｢ゆうずる｣：快走 Ⅰ ･木戸-広野-末続
３２４． Ｃ６２ 特急寝台｢ゆうずる：快走 Ⅱ ･夜ノ森～末続間
３２５． Ｃ６２ 特急寝台｢ゆうずる：ブルートレイン快走･夜ノ森～末続
３２６． Ｃ６２ 特急寝台｢ゆうずる：平駅発着風景
３２７． Ｃ６２ 特急寝台｢ゆうずる：平機関区にて