スイスには山岳ホテルという宿泊施設のカテゴリーがあります。多くは、登山電車やゴンドラでのぼった展望台に隣接しています。天気のいい日に泊まれば、星でいっぱいの夜空が見れたり、朝焼けの山やご来光も目にできます。
私が、何度でも行きたいな、と思っている山岳ホテルがあります。ツェルマットの村から登山電車で45分。標高3000mのゴルナーグラード展望台の山岳ホテルです。とても人気があるので、二ヵ月前くらいに予約しないと泊まれないほどです。最近では、ツアーなどにも使われるようになってきたみたいです。

はじめのうち左右は緑のアルプ。草の間をマーモットが走りぬけたりします。マッターホルンの姿が大きくなって、まわりが岩肌状態になると、終点はもうすぐです。
写真の建物が、ゴルナーグラードの駅舎です。

山岳ホテルです。両側のドームは大学の天文観測所になっているそうです。一階はおみやげ屋さん、二階がレストラン、3階と4階が客室になっています。
駅舎からホテルまで100mほどの急坂で、それでなくても空気が薄いので荷物をもってあがってゆくのは重労働です。

うまく西向きの部屋にとまれると、こんな感じです。
夜は360度、幸せな気分になれる星空です。次から次と流れ星が流れます。
朝は、マッターホルンの頂上から赤みがさして、だんだんピンク色にかわってゆく姿が見られます。

シュタインボック
早めに朝食をすませたら、空気の気持ちいいうちに山をおります。ホテルの前に、シュタインボックが来ていました。
帰りは、登山電車を途中下車してハイキングします。

逆さマッターホルン
途中下車して歩くと、すぐにリッフェル湖という湖があり、逆さマッターホルンが写ることで有名です。
いいことづくめのようですが、このホテル、ひとつ問題が。夕食つきなのですが、かなりの量のコース料理で、しかもとてもおいしいのです。ここでがんばって食べて、ワインなんか楽しんでしまうと後で恐ろしいことが・・・
翌朝、高山病にかかって、気持ちが悪くて起きられないということになるのです。
高山病というのは、ほんとに気持ちが悪いです。そして、下に下ったとたんにピタッとなおるものです。でも、ま、むりもないですよね、何千メートルもいっきに電車でのぼってきちゃうんですから。
あの、具合の悪さにもこりずに、また行きたいです。