フィレンツェ

 フィレンツェはほどよい大きさの、歩きやすい美しい町です。
地下道はちょっとぶっそうだったり、大聖堂の近くまで車がこするように走っていて、空気も汚れているのですが、そうした生活感と、きれいなところが上手にバランスがとれていると思います。
 観光ポイントがいっぱいあって、1週間いても足りないくらいの町ですが、以下に、私のお気に入りの場所の紹介をしたいと思います。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

大聖堂

 フィレンツェのシンボルとなっている大聖堂。イタリア語では「ドゥオーモ」。緑とピンクと白の大理石でできています。
小路のつきあたりに、突然姿をあらわすとき、そのカラフルさと重々しさにドキッとします。
436段の階段をがんばって登ったら、丸屋根の頂上からの景色はすごいです。

クリスマス


 クリスマスの時期に行ったら、大通りに同じ飾りつけをしたツリーが10本くらい、ずら〜っと並んでいて幻想的でした。
 店がしまった後も、ショーウィンドウのライトアップはそのままで、大聖堂からシニョリーナ広場までの大通りは夜遅くまで、かなりの明るさです。
大道芸の人たちや、屋台(ドラムカンの上で転がして焼いている焼き栗)あちこちにでていて、人だかりになっています。

 イタリアの人たちは、8時くらいからの遅い夕食の後、町の散歩にでてきます。「パッセジャータ」というのだそうです。フィレンツェだけでなく、他のどこの町でも見られる光景でした。
 食事のあと3時間たってから寝ないと牛になる(あれ、違いましたっけ?)ので、そうならないための生活の知恵かな、と思いました。

フィレンツェ全景

フィレンツェ全景

 町の南東にある、ミケランジェロ広場からの眺めです。
 中央に大聖堂の丸屋根が見え、左端の塔はヴェッキオ宮殿です。この二つの建物の間が、フィレンツェの中心地。
 ミケランジェロ広場には、ミケランジェロ作の「ダビデ像」のレプリカがおいてあります。
 町から市バスで10分くらいです。帰りは1時間くらい覚悟すれば、アルノ川に沿って町の風景を楽しみながら散歩して帰れます。

サン・ミニアート・アルモンテ教会

ミケランジェロ広場からちょっ上ったところに、サン・ミニアート・アルモンテ教会があります。
ここまでくると、景色もいっそうすばらしいです。
 教会は、かわいらしく親しみのもてるロマネスク建築で、写真にも写っていますが、教会前の墓地はお墓の形が、天使やら何やらでとてもキュートです。(ちょっと不謹慎でしょうか。)
 教会の中で、学生?がパイプオルガンの練習をしていました。とてもきれいで荘厳な音色なのですが、ところどころトチるので、おもしろかったです。

ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館からヴィーナスの誕生

 ”ウフィツィ”は「役所」という意味だそうです。確かにそんな感じの建物で、コの字形の廊下の内側に展示室が並んでいます。
   左の写真は、渡り廊下の突き当たりから外をとりました。アルノ川にかかる橋のうち、一番手前に見えるのが「ヴェッキオ橋」。2階だて構造で、下には貴金属のお店がずら〜っとならんでいます。
 右の写真は、ボッテッチェリ「ヴィーナスの誕生」です。この絵をおめあてにくる人たちが多いので、なかなか写真がとれませんでした。海の上、花の女神の衣装など、花がたくさん描きこまれていて、きれいでした。

サン・マルコ美術館

受胎告知

 フィレンツェには、山ほどの美術館がありますが、私のお気に入りは、ウフィツィと、ここです。
 サン・マルコ美術館は、元修道院です。フラ・アンジェリコという絵の上手な修行僧が、建物中の壁に沢山の絵を残しています。
 私の好きな絵は「受胎告知」です。薄暗い階段を上っていくと、突然目の前にあらわれます。大天使ガブリエル(天使って男性なんですね・・・)が、マリア様に”受胎告知”にやってくる場面です。
 信者ではない私の目には、宗教画は残酷なものに見えてしまうことが多いのですが、この絵は特別。パステルカラーの色彩で、人物も書き込まれている花も美しくて、ほんとに心が洗われる気がします。
 この美術館はしまっていることが多く、また、あいていても「受胎告知」への階段は閉鎖されていたりで、私も何度もチャレンジしたのに、この絵に会えたのは一度きりです。フィレンツェに行って、この絵を見れたら、とてもラッキーなのでは。

ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿

 1530年までフィレンツェ共和国の政府がおかれていました。現在は市役所です。
 観光客にも公開されていて、入場料を払って見てまわることができます。私たちが行った日、市議会が行われていました。会議をしている部屋が、見学路になっているので、後ろをこそこそ通り抜けるのですが、不思議な感じです!!
 公共の広間の他にも、法王の住居スペースや、宝物殿などいろいろなセクションにわかれているのですが、ほとんどすべて公開されているので、迷路のようです。ここで十分半日遊べます。

観察してみましたイタリアの食事
鹿肉
 おいしかったので写真をとってみました。鹿肉にハーブの香りをつけて焼いたもの。フィレンツェの名物だそうです。

 イタリアは食べ物がおいしいです。
それほどしょっぱいものにも当たらず、ドキドキしないで食べられます。しかし、たまにウェイターさんのおすすめにしたがうと、ちょっと慣れない、グチョグチョ恐ろしいものがでてくることもありますが。

 コースの一人分はハンパではありません。
前菜はパスタ。大皿に山盛りでやってきます。同じ味で飽きてしまうので、少しづつ食べて、みんなでお皿をぐるぐる回していると、注目の的。イタリアの人にとっては、それくらい食べないと食べたような気がしないということでしょうか。
フィレンツェでは、当然メインはステーキ。名物です。びっくりすることに、最低500グラムからの注文です。
巨大なサラダがついて、その後、巨大なデザート。日本で食べる2倍はあります。
 残すのも申し訳ないので、お昼、ぬいてでもおかないと、恐ろしくて夕食にコースなど楽しめません。

TOP進む