
It is only the first year of the U.S.S.Enterprise-D's
ongoing mission when a virulent epidemic
strikes the populace of Archaria V, endangering
the lives of thousands and procoking acts
of mob violence against those believed responsible
for the spread of the disease. While Data
and Natasha Yar team up to uncove the true
origins of the virus, Dr.Crusher finds that
the implacable sickness resists all her efforts
to find a cure. The desperate quest for a
cure becomes even more urgent when Deanna
Troi succumbs to the dreaded plague...again
and again.
U.S.S.エンタープライズ、最初の年のできごと。アルカリア3号星で伝染病が蔓延し、数千人の住民の命が危険にさらされ、また、それに一役かっていると考えられている暴力集団の活動が活発になっていた。データとターシャは、ウィルスの発生元の調査に向かい、一方、ドクタークラッシャーはワクチン製造を試みるが成功しない。そうしているうち、トロイの感染によって事態は切迫してくる。
タイトル:感染
作者:JHON GREGORY BETANCOURT
発行年:1999
設定時期:第1シーズン
アルカリア3号星。人間と、灰色の皮膚をもつパラディアンの植民星。いつの間にか人間優位の風潮ができて、パラディアン、特に人間とのハーフは差別をうけていました。差別の先頭にたっているのが、プリティ・リーグ(浄化連合?)と呼ばれる右翼団体で、「ファーザー・ベリタス」が、主に50〜60代男性を中心に、人間の約半数の支持をうけています。
そのアルカリア3号星で伝染病が発生しました。それは種類を問わずハーフだけがかかるもので、感染すると第1段階として高熱と腹痛、第2段階で、白い気泡が体じゅうにあらわれ、昏睡状態になり、第3段階にはいると、鼻・耳などから出血し、その後長くても1週間で全細胞が破壊され死にいたるというものでした。
トリチレンPDFという薬で1週間程度の延命が可能ということで、エンタープライズは、薬を届けること、アルカリア3号星を隔離すること、そして、治療方法が見つかるまで監視するという任務をもって向かいます。
そしてここから話は3つの流れに。
1.ドクタークラッシャー
惑星の病院のドクター、ドクター・タングと協力しながら、病原菌の分析・ワクチンの開発に取り組みます。ドクター・タングのおおへいで非協力的な態度から、彼がプリティ・リーグの一員なのでは、と疑ったりもします。それは誤解でした。
ウィルスを分析した結果、プロティンレベルまで分解してみたところ、表面に「smile.you
are dead」と書かれていたことから、それが人工的に造られた生物兵器だということが判明。治療法はなかなか見つかりませんが、エンタープライズのバイオフィルターを通して地上から患者を転送したところ、ウィルスがろ過され、患者が快方に向かいはじめました。しかし、数千をこえる全ての患者をエンタープライズに転送することは不可能で、また、送りかえしたとたん再感染がおきるため、本当の解決にはなりません。その上、ドクター・タングに連絡したところ、一度快方に向かっても必ずまた再感染がおこるというのです。そして、ドクターのいうとおり、エンタープライズの患者は再び悪化し、カウンセリングをしていたトロイも感染してしまい、ハーフの乗組員全員に危険が及ぶことになってしまいました。
2.キャプテンとジョーディとウォーフ
一方、キャプテンは惑星の政府代表者セックからビューアー越しに状況を聞きます。彼の態度に不審なものを感じたキャプテンがジョーディに調査をまかせてみると、完全に隔離したはずの惑星からいくつかの船が不法に離れていっていることがわかります。その中に、セックの家族を乗せた船も含まれていました。デロスという名の月の、今は使われていない調査基地に避難していることを白状させて、そこをスキャンしてみると、3隻の船がいる様子。
調査班が向かうことに。ウォーフが指揮をとり、他に3人の若い保安部員をつれて、完全防備で転送。白いドーム状の建物のいくつかの部屋に分かれて何かがいるようです。まず、クリンゴンの武器で切り刻まれた6人の人間男性の遺体。伝染病におかされた2人のハーフの女性。緊急着陸して、クリンゴンと戦うはめになってしまった生き残りの5人の人間。セックのファミリー。そして10人のクリンゴン。ひと集団づつ話を聞いて対処してゆくうちに、とうとう最後のクリンゴンの部屋にきてしまいました。恐ろしいことに、ブラッドワインを飲んで宴会しているようです。「酔っ払ったクリンゴンほど恐ろしいものはないから」と、ウォーフは3人の部下をエンターブライズに送り返して、単身のりこみます。
クリンゴンたちも、惑星に積み荷をおろして帰る途中、ワープ回路が故障して、しかもエンプラに発見されたことで月に緊急着陸したものでした。ウォーフは、クリンゴン達のキャプテンと殴り合っているうちに、汚染よけのヘルメットがぬげてしまい、どうせ、ドクターが治療法を見つけるまでは戻れないから、と一緒に歌い飲みはじめます。(?)
酔いつぶれて、しばらくして目を覚まして反省し、エンプラに報告、汚染されて帰れないというと、船も汚染されているから、といわれて戻ります。
ウォーフの行動の意味はなんだったのでしょう。はて。
3.ライカーとターシャとデイタ
ライカーの惑星上陸任務は、ウィルスの発生元の発見、プリティ・リーグの調査です。住民に溶け込むため、茶色のシャツにズボンにブーツ、あごひげをはやし、髪は肩まで。デイタも同じしたく。ターシャは長い金髪、といった様子になっています。
転送地点は、病院の近く。今日は、ここにファーザー・ベリタスが現れて、集会が行われるというのです。実際に現れたのは彼の代理でしたが、あおられた群集は病院の破壊行為を始めます。病院自体はシールドで守られていたため大事はなく、群集の熱も冷め、次第に四方八方に散ってゆきます。
ライカー達はテロリストをつけて、逆に警官に追われてしまいます。実は、警官のほとんどがプリティ・リーグに属していたのです。ライカーは追い詰められ、結局逮捕され、その後エンタープライズにもどります。
ほとんど活躍してません・・・
デイタとターシャは、ライカーとはぐれて逃げます。デイタが指し示して逃げこんだ道ですが、そこはいきどまりでした。あせるターシャに、ドアを壊すのは違法だから、なんてのんびりかまえるデイタ。ここのふたりのやりとりがおもしろいです〜。結局はドアをこじあけ、暗い曲がりくねった道をデイタがターシャをかついで走り抜け、倉庫の出口へ。
そこで二人は、向かいの倉庫の屋根に怪しい男を発見。
彼らは知らないけれど、実はこの男はここまでに何度も登場するのです。名はソロモン。オリオン・シンジケートという不法組織の「将軍」に雇われて、小麦商人といつわって惑星に侵入し、ウィルスを風にのせてばらまいていた張本人。テロリストです。このときは、「将軍」の依頼によって、50ヶ所のウィルスばらまき個所のデータ集めにまわっていたのです。
ターシャは、夜中の1時にこんなところにいる男は怪しいから、狙い撃ちして気絶させて問い詰めましょう、といいます。デイタが、「もし合法な行為だったら」と聞くと、「謝って近くのバーでいっぱいおごれぱいいわ」って。すごいです〜。結局撃たれて気がついたソロモンは弁明をしながら、消えようとします。必死にしがみつくターシャ。いつの間にか、小型宇宙船の転送台の上に。あとからやってきたデイタが、ソロモンの自殺に気づきます。
ターシャとデイタは船をエンプラにもちかえります。船からウィルスのサンプルが発見され、ドクター・クラッシャーがワクチンの開発に成功します。
プロローグは「将軍」のひとりごとです。宇宙艦隊が治癒法を発見するまでに少なくとも3週間はかかり、その間にハーフの98%が死に絶えるはずだったのに、2日で発見されてしまった。しかも、まだ使いでがあったソロモンも失ってしまった。でも、ただではすませないぞ。・・・と。
そして、この話はDOBLE HELIXというシリーズ名で後5冊つづくらしいです。