作成者 城風敏彦 2005/05/02
Tomcatは最も有名なフリーのサーブレットコンテナである。
サーブレットコンテナは商用ではIBM WebSphereとBEA Weblogic、フリーではJBossが
有名で強力であるが、EJBを含んでいるので、全体の動作としてはTomcatの数倍遅く
なり、EJBがいらない場合の開発はTomcatで十分である。
最終的なターゲットがWebSphereやWeblogicの場合でさえTomcatが開発に利用される
ことがある。
ただし、tomcatではクラスのキャッシュが残って思わぬ動作をすることがあるので、
初心者にはオーバースペックでもJBOSSを推奨する。
コントロールパネル>プログラムの追加と削除に出てきていれば、インストールされている。
ただし、出てこなくてもインストールされていることがある。
NT,2000,XPの場合はサービスになっていることがある。
コントロールパネル−>管理ツール−>サービス で、Tomcatがあればインストールされている。
サービスになっているTomcatが古くて、新しいバージョンにしたい場合は、 古いTomcatをアンインストールする。
最後にHDの中を探す。
C:\Tomcat
C:\jacarta-tomcat-5.0
C:\Prpgram Files\jacarta-tomcat-5.0
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.0
などがあればインストールされています。Dドライブにインストールされていることがある。
サービスにさえなっていなければ、Tomcatが複数あっても問題はないので、
新規にインストールする。
最新のものをインストールしてうまくいかない場合、古いバージョンを試す。さらにはJDKのバージョンも変えてやってみる。
雑誌の付録でTomcatとJDKが入っていれば、大抵は動く組み合わせであるので参考にする。
最新のTomcatをインストールする場合、
http://jakarta.apache.org/site/downloads/downloads_tomcat-5.cgi
の5.0.28(最新のバージョン)のzipをクリック。
ポップアップで「保存」
ダウンロードしたzipファイルをlhacaなどの解凍ツールで解凍する。
インストールフォルダは、C:\java\jakarta-tomcat-5.0.28などのようにする。
コマンドプロンプト(XPでは、プログラムファイルー>アクセサリー>コマンドプロンプト)を開いて、
cd c:\java\jakarta-tomcat-5.0.28
cd bin
startup
と入力する
Tomcatの終了は、
shutdown
と入力する。
http://localhost:8080 をIEで見るとTomcatのメニューが現れる。
表示されない場合、HTTPポートが衝突している可能性が高いので、
C:\java\jakarta-tomcat-5.0.28\conf\server.xml の92行目あたり
Connector port="8080"
を、
Connector port="8081"
に変更して、startupをかけ、http://localhost:8081 を見てみる。
C:\java\jakarta-tomcat-5.0.28\webapps\ROOT
に。
hello!
now is <%= new java.util.Date() %>
という内容の、 hello.jsp を作成し、
http://localhost:8081/hello.jsp
を見て、以下のように出れば、JSPが開発できる環境になっている。
著者:城風敏彦
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