Oracle9iクライアントインストール

作成者 城風敏彦 2005/05/02
更新 2008/02/18

まえがき

Oracleで開発を行う場合Oracle Clientを入れると、ODBCドライバ、JDBCドライバ,OCIドライバ、SQL Plusを入手できる。 管理者オプションによって、Pro*C,Pro*COBOLもインストールできる。
2008年2月現在Oracle Instant Client が無料で利用できるが、ライセンスがある場合はOracleクライアントの方がインストールが楽であるので手順を述べる。
なおOracle Clientはサーバーのバージョンと合っていなくても大抵は利用できる。

ダウンロード

Oarcleの試用版は、

http://otn.oracle.co.jp/software/
からダウンロードできる。すでに正式版か使用版がローカルディスクにある前提で説明する。

インストール

Oracle9iの入った共有フォルダをドライブに割り当てる。
ここでは\\Venus\tool をF:に。
共有フォルダのOracle9iのインストーラを起動する。

「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
Oracle9i Clientを選択して「次へ」
ランタイム(Pro*C等が欲しければ管理者)を選択して「次へ」
「インストール」
「参照」
ディスク2のフォルダを選んで「OK]
「OK]
「ネットサービスを自分で作成。。」を選択して「次へ」
Oracle8以上。。を選択して「次へ」
他のマシンにOracleのデフォルトDBがあり、そこを参照する場合、サービス名に「ORCL]を入れて「次へ」
TCPを選択して「次へ」

ホスト名に「VENUS」を入力して「次へ」(もちろんOracleサーバーの入った他のマシンでも良い)

テストする。
たいてい失敗するので、「ログインの変更」
ユーザ名にscott , パスワードにtiger を入力
接続できれば「次へ」
「いいえ」を選択して「次へ」
「次へ」
「終了」
「終了」

SQL Plus

スタートメニューからOracleのSQL Plusを起動する。

scott, tiger, orclを入力
プロンプトが出てくれば、SQL/PLUSでOracleを操作できる。
C:\sql\sample.sql というSQLファイルがあった場合、

SQL>@\sql\sample.sql;
SQL>commit;
と入力すれば、Oracleサーバーが更新できる。

Javaアプリケーション開発

C:\oracle\ora92\jdbc\lib\classes12.jar がOracleのJDBCドライバであり、

C:\Tomcat5.0\common\libがTomcatが共通ライブラリフォルダであるので、そこにコピーする。

http://www5.plala.or.jp/shirokaze/java/java-jdbc.html#websql

の「テーブルの全項目表示JSP」ソース中のlocalhostをvenusなどOracleサーバーの名前か IPアドレスに変えて、自分の環境のOracleサーバーに合わせて,sql.jspとして作成する。
DriverManager.getConnection ("jdbc:oracle:thin:@venus1521:orcl", .. というように。
JSPをC:\Tomcat5.0\webapps\ROOT に置いて、
http::/localhost:8080/sql.jsp
を見ると、以下のように表示される。EMPと入れれば、EMPテーブルの全件が表示される。



JSP以外のJavaクラスを使う時には、
C:\bin\jpath.bat
の中に、
SET CLASSPATH=.;%JAVA_HOME%\lib\tools.jar;C:\Tomcat5.0\common\lib\servlet-api.jar; C:\Tomcat5.0\common\lib\classes12.jar
と書く(これで1行)

コマンドプロンプトで、開発するwebapp(最初はROOTであろう)の、WEB-INF\classesに移動し、
javac XXXX.java
でコンパイルする。
パッケージを使う場合は、classesは以下にフォルダ(ここではfff)を作成し、
javac fff\XXXX.java

でコンパイルする。

JSPと違い通常のJavaクラス(特にサーブレット)は、Tomcatの再起動(shutdownしてstartup)が 必要である。