eclipse profiler環境設定

城風敏彦 2004/2/17

まえがき

Javaのプロファイラとは、メソッド(関数)の実行時間を計測して表示してくれるツールのことで、 JprobeやOptimize-itという市販の製品が有名であるが、eclipseプラグイン(無料) でいくつか提供されているが、ここでは一番有名なeclipse profilerの環境設定について 述べる。

インストール

http://sourceforge.net/projects/eclipsecolorer/ からダウンロードする。
最新の0.5.33は前提にしているeclipse2.1.2で動作しなかので、 動作する中で最新の0.5.31(ru.nlmk.eclipse.plugins.profiler_0.5.31.zip)をダウンロードする。

Lhacaなどの解凍ツールで解凍する。

ru.nlmk.eclipse.plugins.profiler直下にplugin.xmlがあることを確認し、 そのフォルダごとeclipse\pluginフォルダにコピーする。
また、そのフォルダにある ProfilerDLL.dll をJAVA_HOME(C:\jdk1.5.0_03など)\jre\bin にコピーする。
Tomcatで実行したいときは、Tomcatのcatalina.batがある、jakarta-tomcat-5.0.28\bin などに、 commons-lang.jar, jakarta-regexp.jar, profiler_trace.jarの3つをコピーする。

eclipseを起動し、ウインドウ>設定 でJavaやAntに並んでProflerが見えていればよい。
見えていない場合はインストールに失敗しているので、正しいプラグインを正しい位置に コピーする。

Profileの実行

普通のJavaクラスのProfileの場合は、 実行(R)>実行(N)−>Profiler で、新規を押して、クラスを選択して実行すれば良い。
以後はTomcatの中のアプリを計測する手順を述べる。
Lombozを利用していることを前提とする。

ここでプロジェクトはsoftware, WebコンテンツのフォルダはsoftwareWeb とする。

softwareWebを右クリックし、Lomboz J2EE > Run Server



コンソールに起動完了のメッセージが出るのを待つ。
Stop Serverで一旦Tomcatをシャットダウンする。

実行(R)>実行(N)−>Javaアプリケーションに software-ApacheTomcatv50x が見える




引数タブをクリック



VM引数に以下を加える。
-XrunProfilerDLL:1 -Xbootclasspath/a:jakarta-regexp.jar;profiler_trace.jar;commons-lang.jar -D__PROFILER_USE_PACKAGE_FILTER=1 -D__PROFILER_TIMING_METHOD=1 -D__PROFILER_PACKAGE_FILTER=__M__sun.;__M__com.sun.;__M__java.;__M__javax.;__M__org.apache.;__P__jp.
(これで1行。-の前にスペースがあるように。最後の__P__jpでjpパッケージをProfile対象とする。)

「適用」して「実行」

実行(R)>実行(N)>Remote Profiler で「新規」




プロジェクトの「ブラウズ」で、ここではsoftwareを選択して「実行」

Profilerぱすぺくティブを選択すると、以下のような解析結果が見える。




<参考URL>

http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai2/eclipse2_06/eclipse06_1.html