eclipseとJ2EE関連プラグインインストール

城風敏彦 2005/1/18 Update:2006/01/15

まえがき

かつてJ2EEアプリ作成は、テキストエディタ+Ant(Make)などのビルドツールが主体であったが、 フリーの統合開発環境eclipseと、すぐれたeclipseプラグインによって、開発が大幅に効率化できるようになった。
本書は、eclipseといくつかのプラグインによって、Tomcat,JBOSSなどのアプリケーションサーバ上で動くJ2EEアプリケーション作成に必要なプラグインのインストール 手順について述べる。

前提

JDK1.4.2の最新版(2006/1/15現在JDK1.4.2_10)と、JBOSS3.2以上またはTomcat5.0以上またはがWindowsマシンにインストールされていること。

これから勉強しようと人で、ターゲットのJDKが1.4であればeclipse2.1.2が良い。
ターゲットがJDK1.5の人はeclipse3.1以上を使う他ない。
eclipse3以上を使うにはCPU2GHzとメモリ1Gbyteが必要である。特にメモリ500Mbyte以下の人はeclispe2を考えた方が良い。

この文書を書いている2005/05/03では、JDK1.4.2_08, Tomcat5.0.28, JBOSS3.2.5を例としている。

JDK,Tomcatのインストールは以下のページを参考に。
http://www5.plala.or.jp/shirokaze/java/java-dojo.html

コピー

大抵はファイルサーバーの共有フォルダにカスタマイズされたeclipseのセットが あるであろうから、それをコピーする。
JDKを入れて、環境変数JAVA_HOMEがJDKのフォルダに設定して、
eclipse.exeを起動すれば動く。たいていはeclipse.exeのショートカットをデスクトップに 作成するであろう。

ダウンロード

共有フォルダになければ自分でインターネットから落としてくる。

それぞれの内容を以下に示す。

eclipse2.1.2と日本語パッチ
eclipse-SDK-2.1.2-win32.zip
eclipse2.1.2.1-SDK-win32-LanguagePackFeature.zip
http://www.eclipse.org/downloads/index.php

コーディング規約チェックプラグイン:Checkstyle
com.atlassw.tools.eclipse.checkstyle_3.5.0-bin.zip
http://sourceforge.net/projects/eclipse-cs/

コード整形プラグイン:jalopy
jalopy-eclipse-0.2.6.zip
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=45216

J2EEアプリ作成プラグイン:Lomboz
lomboz.213.zip
http://forge.objectweb.org/project/showfiles.php?group_id=97&release_id=485

Strutsアプリ作成プラグイン:EasyStruts
org.easystruts.eclipse_0.6.4.zip
http://sourceforge.net/projects/easystruts

XML編集プラグイン:XMLBuddy
xmlbuddy_2.0.9.zip
http://xmlbuddy.com/

プロパティファイル編集プラグイン:PropertiesEditor
jp.gr.java_conf.ussiy.app.propedit_3.9.2_for_eclipse2.1.x.zip
http://sourceforge.jp/projects/propedit/

DB編集プラグイン: DbEdit
dbedit_1.0.2.bin.dist.zip
http://sourceforge.net/projects/dbedit

JalopyルールXML
rule-jalopy026.xml
http://www5.plala.or.jp/shirokaze/java/rule-jalopy026.xml

CheckstyleルールXML
rule-checkstyle350.xml
http://www5.plala.or.jp/shirokaze/java/rule-checkstyle350.xml

Lomboz用JBOSS3.2.5サーバー定義ファイル jboss325.server
http://ueno.cool.ne.jp/shirokaze185/java/jboss325.server

Lomboz用Tomcat5.0.xサーバー定義ファイル
tomcat50x.server
http://ueno.cool.ne.jp/shirokaze185/java/tomcat50x.server

それぞれURLからダウンロードする。以下にjalopyのダウンロードの例をあげる。

http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=45216

インストール

すべてのzipをlhacaなどの解凍ツールで解凍する。
eclipse本体はどこでも良いが、C:\java\eclipse-2.1.2に置くとする。

日本語パッチをあてるため、
eclipse2.1.2.1-SDK-win32-LanguagePackFeature\eclipse の中身を、
eclipse-2.1.2 の中にコピーする。pluginやfeatureフォルダを上書きすることになる。
eclipse-2.1.2\eclipse.exe を起動してメニューが日本語で出てくればOK.
eclipseをいったん終了する。

各プラグインは普通は、plugins,featuresの2つのフォルダがあるので、それぞれをeclipseのそれに上書きすれば良い。
ただし、pluginsもfeaturesもないこともあり、この場合は、plugin.xmlを直下に持つフォルダを、eclipseのpluginsの直下にコピーする。
eclipse.exe を再び起動する。

設定

ウインドウメニュー>パースペクティブのカスタマイズ を選択する。
ウインドウ>ビューの表示 で、Easy Struts, Lomboz J2EE View にチェックを入れる。
その他で、Jalopy, Strutsがつく全て, Lombozがつく全てにチェックを入れてOKを押す。

ウインドウ>設定>インストール・更新で、HTTPプロキシー接続を使用可能にし、プロキシーホストアドレスとポートを入力する。
下の図はサンプルであり、自分の環境のHTTPプロキシーサーバのアドレスをポート番号を入れる。



「OK]を押す。

これをやらないと自動インストールができないだけでなく、XMLの検証もできないのでXMLを使う時は必ず設定する。

ウインドウ>設定>Java>コンパイラーの準拠およびクラス・ファイル で以下のようにコンパイラー準拠レベルと1.4にする。 多分なってはいるが確認のため。
「OK」


著者:城風敏彦

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