このページは昔はTiny-COBOLのcygwinバイナリのインストールメモであったたが、 http://prdownloads.sourceforge.net/tiny-cobol/ から,cygwinのバイナリ(例:tinycobol-0.61-1.cygwin.tar.gz )が無くなってしまった ので、cygwinバイナリのあるOpenCOBOL(TinyCOBOLを日本語化したもの+α)のメモに変更した。 cygwinよりもインストールの容易なMinGW用のOpenCOBOLのインストールについても記した。
cygwinがまだインストールされていなかったり、UNIXライクな環境で他の言語やDBを操作したいわけでも
ない場合はMinGWの方が軽量でわかりやすい。
http://opencobol.no-ip.org/download.html
からMinGW Binaryの全てをダウンロードし、解凍する。OpenCOBOL本体については最新のものだけで良い。
http://opencobol.no-ip.org/mingw/readme.txt
にあるように、MinGWの最新版をダウンロードしてインストールし、前に解凍したOpenCOBOL関連のパッケージを
MinGWに上書きし、環境変数を設定する。環境変数の設定は、
マイコンピュータ>プロパティ>詳細設定>環境変数>システム環境変数
で設定を行う。
コマンドプロンプトを開いて、
cobc
と入力すると、
cobc no input files.
と出てくればOK。
すでにcygwinの最新パッケージがインストールされていることが前提。
http://jp.opencobol.org/の中の、
http://jp.opencobol.org/modules/mydownloads/singlefile.php?cid=1&lid=16
でOpenCOBOL のCygwin Binaryのインストールを記述のとおりにcygwinのsetup.exeから利用する。
結局cygwinのsetup.exeの利用方法を知らないとならないので勉強して欲しい。
Cygwinシェルで
cobc
と入力すると、
cobc no input files.
と出てくればOK。
Cygiwnシェルの場合、viやemacsでソースファイルを作成することもできるが、
普通はメモ帳やさくらエディタなどのWindows用エディタでソースファイルを作成する。
ソースを格納するフォルダはどこでも良いので、cdコマンドでそこへ移動してcobcコマンドを実行する。
OpenCOBOLはTinyCOBOLと違って行先頭の6個のスペースを省略できないことに注意して、以下のソースファイルを
作成する。
* hello.cob : The First and Shortest COBOL Program. IDENTIFICATION DIVISION. PROGRAM-ID. HELLO. ENVIRONMENT DIVISION. DATA DIVISION. PROCEDURE DIVISION. DISPLAY 'HELLO WORLD!!'. STOP RUN.
cobc -x hello.cob で、 hello.exe という項目が出現する。これが実行プログラムである。 ./hello と入力すると,結果が出る。