=== 孵化する心 オリジナル === Maki Kikunaga/Since 2004.1 === 修理屋と客 オリジナル ===
最終更新日 2010.9.28 「海底遊歩 6 」 ( シリーズ完結 更新終了 )

■シリーズ設定 (登場人物の紹介、地図等)

アジアンゴシックな街を走り回って、少女が機械なら何でも直すという男の噂を
追いかけるところから物語は始まります。初めての方は上から順にお読みください。


■修理屋と客 14(完結)

わたしは、ここに来るまで、修理屋がどんな人間であるかを想像したつもりはない。
老人であろうが、中年であろうが、学生であろうが、
今、目の前にいるような子供であろうが、噂が本当ならそれでいいのだ。

■道具屋と客 14(完結)

昔、あいつを好いた女がいてな、病気で、長くないとわかった時、こう言ったんだよ。
一人で死んで行くのは淋しいから、その顔を連れて行きたいってな。気の毒だがな、
まあ・・・気持ち悪い話だろ?

■配管屋と玲玲

混乱の後の静寂。
雪残る山中を逃げた 国境の冷たい川を渡った 友を撃つ銃声を聞いた
この国はお前に優しいか?

■修理屋と玲玲

朝までの時間は、わたしには長い時間じゃないのよ。
夜はいつも一人だった。
でも、この先の数十年は、修理屋が一緒にいてくれるのね。

■兄と玲玲

「ねえ、女の子」
確かにわたしは女の子だけど、そう呼ぶ人は初めてだ。
「探しものかな?だったら、お兄さんは結構役に立つよ」

■電気パルス 14(完結)

今は心からの言葉じゃなくても、この先何年も、何年も繰り返せば、本物になる。
その日はいい日になる。
分かり易いこの方法を、レンレンは信じてやってみようと思った。

■修理屋と玲玲と配管屋

あら、趣味で作ったんじゃないのよ。道具屋は言ったの。
二月十四日は好きな人にチョコをあげたり、
お世話になっている人に配ったりする日だったんだって。

■水銀灯ロード 14(完結)

多くを持たずに生まれ、さらに失った彼の内にあり続けたもの。
あれは、この世界の枠を覚えたわたしが、この世界にあるべき姿を覚えたわたしが、
遠い昔に切り捨てたと同じ魂だったのかもしれない。

■ヨコハマ・ノート 16(完結)

妹は船に乗れるのかと、玲玲は聞いた。
メアリの時も、華子の時も。
玲玲にとって、船は何だったのだろう。船が着く先にあるものは何だったのだろう。

■配管屋と玲玲と道具屋

俺ぁ、年を取った自分にほっとしている。
お前にはそれが分かって、何となく面白くないんだろうなぁ。
でもな、何でかなんてのは、お前には分からないんだよ。

■海底遊歩 16(完結) NEW

さて、空に手を振って、そろそろ行こう。
録音機を背負って飛び込むと、沢山の小さな泡が出来て、
わたしの体に触れては消えた。


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