It lives in a vulgar town.

 

May. 2002

05.28.2002  「ウサギは淋しいと死んじゃうんだよ」。じゃあ犬はというと、「必死になる」。
 うちの中でツナッキーと遊べるのはテレビのある部屋と、セク造の部屋だけ。パソコンカチカチやったり寝たりする時ツナッキーは一人別の部屋に行って、入り口にバリケードをこさえるんです。しかもナゼだか知らんけど、おいらより付き合いの浅いセク造はそのバリケードを越えてツナッキーの部屋に入って行くこともあるのです。♪何でなんでナンデ〜! おかしいよ、差別だよ、不平等だよ!あまりの憤りに我を忘れ、必死に鼻先をバリケードに突っ込むと、な、なんとバリケードが動くではあーりませんか。これはいけるぞ! ムギュギュギュギュ〜っと首を振り振り鼻をねじ込むと完全に頭が入ったぞ。後は楽勝だもんねー、頭さえ入っちゃえばこっちのもの。ツナッキーが「コラ!」と言おうが、蟲使いのように「チッチッチ」と舌を鳴らそうがヘイチャラだもんねー。入っちゃうもんねー。オジャ魔女ソレシ♭っちゃうもんねー。昨日もツナッキーが部屋の電気を消してベットにもぐ込んだあと、コソーリ侵入開始。“ガサ... ゴソ... ガリガリ...”ってやってたら、ついにツナッキーは「あ゛〜〜 ハイハイわかりました!!」といってバリケードをどけて床にシーツを敷いてくれました。そうです、“必死”な姿は人の心を打つのです。これでツナッキーの部屋も解禁です。ウッシッシ・・・・・。 

05.10.2002  不味い医療餌の味にも慣れ、腎ノ臓の調子もよくなった今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか? 細川俊之です・・・。んなわけなくてJOYです。医者に尿が出なくなったら命取りですと言われてから、偏執狂的においらのOCっ子の出を覗き見ているツナッキーはjyonjyorojyooo-っと出ると満足げに「良か良か」と一人うなずいています。そんなツナッキーに連れられ今日はワクチン接種に。注射は全く嫌ではないのですが、その前に熱はないか検温。そこの体温計は直腸式なのですね。竹ひご程度の太さなんで“スルっ”と入っちゃったんですが、
  獣医さん「あらあら尻尾振っちゃってるよ」
  助手さん「ホント、尻尾振ってる! ´д`ウフフ」
  ツナッキー「・・・・・・。」
 ゲイが飼ってる犬だからって、何も尻に入れられて尻尾振らなくてもイイじゃんとツナッキーは思ったとか思わなかったとか。でも8種混合と狂犬病2本打たれても尻尾振って、保定がいらないくらいなんだから飼い主思いの犬だと思ってくださいよ。

05.01.2002  まあ、それほど憤ってるわけじゃないんだけど、キングギドラによりかは憤ってるかもしれない。っていうのも、大型連休になると各地でイベントやんでしょ? ガキ集めっていうとヒーロー物か、生き物系。んでこのところ盛んに行われているのが、ペット流行に乗じた「ワンワンふれあい広場」だの、「○○わんにゃん村」だの、「わんこカーニバル」っていうような犬猫を呼び物にしたイベント。まあ単純にイベントが終わったあとの仔犬たちの行き場所はドコかいな?ちゅうような素朴、ちゅうよりピュアな疑問が頭をもたげてくるんだけど、ンなコトよりもおいらは、そのキャッチコピーに憤慨しちゃってるわけよ。曰く
「カワイイ仔犬そろえてます」、
「常時100匹、大量即売」、
「お求めの犬種がいないときは、すぐにお取り寄せ可」、
「希少種展示中」etc....etc.......etc........
 はっきり言って、おいらだって犬つかまえて「うちのコがね」とか言うのウゲーってカンジだし、ツナッキーが自分のこと“JOYパパ”とか呼びだしたら家出しようかって思うよ。でもサー、日本語って言うのは対象をどうとらえているかっていうのが如実にわかるわけじゃん。こういうキャッチを使うことによって、犬をどうとらえているかっていうのが伝わってきちゃうわけよ。例えばだよ“犬”を“ヒト”に置き換えてみるよ。
「ポッチャっとした日本人の子取り揃えています」、
「ブルーアイ、ブロンドの赤ちゃん在庫少」、
「今期に一度! アングロサクソンとのハーフ卸値販売」
だったらどうよ? 犬や猫はいつまで経ったってケージに入れられた商品でしかないわけよ。われてはじめて命を与えられる存在なわけサ。買われなかったらどうなるかっていうのはご想像通り。イベントが終わった後の仔犬と同じ運命。なんちゃってブリーダーが日銭を稼ぎ、犬は家と車と理想の家族の延長線上。
 ところで皆さん、欧米のほとんどのペットショップにはin vivoがいないってご存知?

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