(1)キッチン収納
まず、懸案のキッチン収納に取り掛かります。観音開きのドアはそのままに、空間にすっぽり入るような箱を作って、二段の棚板をスライドレールで引き出せるようにしました。
三段式スライドレールで棚板はフルに引き出せます
出来上がりはこのとおり
流しの直下は、排水管に収納物がぶつからないように、ガードを付けたため少し狭くなりますが、ほかのところは、広々とした空間をフルに使えるようになりました。
この材料は、水がかかっても大丈夫なように、コーティングされた棚板を使いましたので、制作費が少し高くなりました。接合は木ネジと木ダボ・ボンド接着の併用です。簡単そうに見えますが、スライドレールの取り付けは工作精度が悪いと、スムーズに動かなくなりますので、寸法取りは慎重にしなければなりませんでした。
(2)収納棚の製作
キッチンに天井まで届くような収納棚を作る、というのが次の構想。これは、前回のスライド収納の反省から、制作費を抑えるため、2x4材を多く使うことにしました。
2x4材は長さ6フィート(1830mm)、これを、そのまま4隅の柱に使い、600x450mmの棚板6段を取り付けて作りました。接合は基本的に木ネジを使いました(一部に木ダボも併用)。大量の木ネジを使いましたが、電動ドライバのおかげで労力は少なくてすみました。
キッチン収納棚(部分)スライド式の棚板も追加
タイルを貼って熱いお鍋も置けるようにしました。
(3)お風呂の椅子
ヒノキのいい香りに誘われて、薄板を購入しました。棚作りを応用して、お風呂の物置棚を製作、水がかかると、いい香りが立ちます。
これに味を占め、お風呂の椅子をヒノキで作ることにしました。
完成した椅子です
しかし、この製作は結構大変でした。お風呂で使うものですから水で錆びる木ネジは使えません。基本的にホゾ組みとしたため、その加工に2日もかかってしまいました。
ホゾ組みの加工中です
加えて、ホゾ穴を掘るのにノミでトンカンやりますので、騒音が発生します。この製作法はこれからは使えないようです。下の写真のように木ネジだけで簡単に作れる台もありますが、ホゾ組みで作ったものと比べると、木ネジがかなり目立ってしまい、出来上がりがちょっと・・・ですね。