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キリスト教において「待ちつ急ぎつつ」の姿勢が大切だ、と言われます。それは今日の社会的状況に対して、どの様な生き方を成して行くべきか、ということを表現した言葉です。ただ時代に流されるような生き方であってはいけない。しかし同時に、ただこの時代に悲観的であれば良い、ということでもない。それらを同時に考えて行かなければならない。だからいつも「神様が良き世界の完成のために私たちを用いようとしてくれている」という信仰の中で、神様に事々に問いかけ、祈り、委ねて、自分の成せる最善を探していくのです。良き世界の完成のために積極的に「急ぎ」つつ、神様の導きを「待つ」。その同時性を生きるのが大切な生き方であると考えるのです。
今子どもたちは激動の社会の中に生きています。全て「急ぐ」ことが良いという風潮があります。そのことを全面的に否定はしません。しかしその中であっても「待つ」という生き方がなくてはならないのではないでしょうか。子ども時代における「豊かさ」とは、「急ぐ」ということの中にあっても「待つ」ということ、子どもの成長過程をじっくり見据え、大人も子どももしっかり向き合い、一緒に成長して行く、そのことによって養われるのだと思います。
この幼稚園に集う全ての大人、子どもは神様によって集められた、素晴らしき次の社会の作り手であると信じて、「待ちつ急ぎつつ」共に成長することを目指し、そのことを喜ぶ。さゆり幼稚園はこのことを大切にする幼稚園です。(山形本町教会牧師) |

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朝、門をくぐり、草花のゆれる中を子どもたちは今日も登園してきます。元気に走って来る子。少しぐずっている子。虫を見つけて動こうとしない子。花のにおいをかいでいる子。友達と待ち合わせをしている子。どの子もみんな愛しい。
うれしい出会い、一日の始まりです。
“泉のほとりに咲きいでたる、つゆけきさゆりのゆかしきかな”
これは賛美歌の一節ですが、慎ましく、清らかに神と人とに愛される幼な子の教育に励めよ。との創立者(初代園長木俣富太郎)の願いがこめられ、さゆり幼稚園と命名されました。
幼児はまさに未熟で未分化で小さな存在かもしれませんが、やがて成長し、ひとりひとりかぐわしい香を放ち社会の中に生きていくものです。わたし達はこの幼な子を幼稚園の中心にすえ、主体者として尊び共に感じ、共に学び、共に成長し、共に生かされていることをよろこべる園でありたいと願っています。 |

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