りょーとありんこ伝説


りょーとはクリームパンが大好き。
小さいクリームパンがいっぱい入ってるやつは、しのぶっちの家ではかかせない。
牛乳にクリームパンがりょーとの朝の定番メニューだったりする。

ある夏の日、ベランダからおもちゃの部屋まで、ひとすじの黒い線が・・・・・
よくよく見ると・・・・それはありんこの行列だった。
ありんこの行列をたどっていくと、おもちゃがテキトーに投げ込んであるカゴの方に続いていた。

急いでカゴの中を調べてみると・・・・
底の方に半分食べかけのクリームパンが。
そのクリームパンをめがけて、ありんこたちは歩いていたらしい。
おもちゃの部屋はありんこのオアシスになっていた。

しのぶっちの家は3階にあるというのに、3階まで上ってきた根性のあるありんこたち。

この話はみずきの口から、幼稚園の母や社宅の人にまで広まって、伝説となる。
こういう話はなぜか忘れないみずきであった。



 りょーとには見えている伝説

りょーとが2歳の夏、お盆にパパの実家に行ったんだけど・・・
そこで恐ろしい体験(?)をしちゃいました。

夏は2階じゃ暑いからといって、1階の仏間に寝ることになってしまいました。
田舎の仏間って、かもいの上のあたりに、亡くなったひいおじいちゃんやおばあちゃんの
写真を飾ったりしてません?
パパの実家もそうで・・・4枚くらい写真が飾ってあるのです。
何となく見られてるみたいで、何か嫌な感じがするんですぅ〜!

りょーとに昼寝をさせようと、その仏間に布団を敷いて、背中をトントンしていたら・・・
いきなりむくっとりょーとが起きあがって、部屋の角を指差して・・・・
「あっ! あっ!」(そのころりょーとは片言の日本人だった・・・)と何か訴えるのです。
何が言いたいんだろう?と不思議に思っていると、今度は上に飾ってある写真を
指差して・・・「あっ! あっ!」っていうんですぅ〜!
そして今度は写真と部屋の角を交互に指差して・・「あっ! あっ!」って・・・。

どうやら写真の人物が部屋の角にいるっていう意味らしい・・・。

その写真は、その年に亡くなったパパのおじさん。
そして新盆だったし・・・・帰ってきてるのかなー?と思ってちょっと怖かった。

りょーとの指差し確認は夜も続いていた・・・。
私は暑くても2階で寝たかったのでしたー。

もちろん私には何も見えなかった。