"正丸峠"なんてマニアックな峠だろう。
今ではこの峠をショートカットできる"正丸トンネル"
がある為、わざわざ峠を上り下りする必要性が全く無いが、
ごく一部のマニアックな走り屋のためだけに開放、運営
されている貴重な場所でもある。
ここ埼玉県秩父エリアは、どの峠、林道でもみな同じような
光景になっている。道幅は狭く、舗装状態も悪い。
あちこち道路が陥没して、崩れかけている所さえある。
落石はしょっちゅうだし丸太が転がっている事だってある。
夏場になれば道路脇の雑草は道路にはみ出し、ただで
さえ狭い道をより狭くしてくれる。
更にありがたい事に、ここ”正丸”ではセンターラインに
キャッツアイ、車のはみ出し防止用のポールまで立って
いやがる。
車幅より狭いのではないか？と思われる所も有る程だ。
（ひと昔前までは、きれいにポールが並んで立っていた
が、今ではほとんど吹っ飛ばされ根元だけになっていて、
一部の場所だけかろうじて残っています。）
走る際の”ライン取り”もなにもあったものではない。
このエリアの峠の攻略ポイントは
「アウトインアウトをしてスムーズに走るかではなく、
いかに道路の陥没、落石を避けながら走れるかだ。」
