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No.06 最重要ポイント 群馬県 「秋名山」
2000/8/8
 今日もいい天気!! こんな日はあれに限る。
そしてあれは思いつきのままに開催された。
場所は 群馬県「秋名山」言わずと知れた超有名コース
だが、何を隠そう初めて走るコースでもある。
日頃のおこないがいい為か、山に着く頃にはすっかり
怪しい天気に変わり、やがて雨が降り出した。
またしてもウェット路面。
さすがに超有名コースだけあって、走り屋らしき車が
沢山走っている。
「んっ!? あの白いFCは?」
強いオーラをかんじる、
「間違いない、高橋涼介だ!!」


 初めて来る場所だが、見覚えのある場所ばかりだ。
あれが有名な秋名富士か「きれ〜い!」と言いたい
ところだが、あいにくの天気であまり見えない。
この見覚えのある頂上の駐車場は、まさしくダウンヒル
バトルのスタート地点だ!
本当にアニメと一緒!(ちょっと感動)
期待と感動を胸に感触を確かめる為、軽く下りをながした。
 このコースは舗装状態も良く、道幅が広いため結構走り
やすい。特に三車線になっている所は、遅い車を抜かす
には非常に便利だ。
そして忘れてならないのが、あの道路脇にある
”排水用の溝”だ!
この溝を見た瞬間、おもわず"やってみよう"という衝動に
かられた。
 ガリッ!「なんだ!変な音がしたぞ」
という事は無く、普通に走れました。
そんなレールの上を走るみたいに曲がんないけどな〜、
何かこつがあるのかな〜
(今じゃ、この場所では走り屋は勿論のこと一般車、果ては
”子供を乗せたオバちゃん”までもが、この溝を利用して
曲がっていくらしい)

 いよいよ来ました "秋名名物5連ヘアピン"
一気にクリアしてやるぜ!
ヘアピンのかなり手前で多数の標識 "速度落とせ!!"
「なに命令してるんだ、この俺様を誰だとおもっていやがる
 命令するなんて10年はやいぜ!」
第一こんな手前で減速する馬鹿が何処にいる!

 峠をはやく走る為の鉄則
"ズバリ!コーナーはブレーキでつめ、余計な減速を
しない方がはやいでしょう。"

俺は迷わず一気に突っ込んだ、ガタガタ(軽い衝撃)、
最近ありがちのコーナー注意の舗装だ、こんなの気に
していたら峠は走れません。
そしてその後、信じられない事が起きた
ズガガガガ〜!!
ものすごい衝撃、車がジャンプ!
何が起きたんだ!
頭の中が一瞬真っ白になり、ブレーキを踏むタイミングが
遅れた。減速しきれない! ブレーキを強く踏みつけた。
ジャンプで荷重が抜けた為、コーナー手前でタイヤが
おもいっきりロック!
ヤバイ! ガードレールが近づいてきた
が、かろうじてクリア。
何だこの道は! こんな道今まで見た事が無いぞ!

道路が上下にうねっているのだ

もう少しでガードレールに、はりつくところだった。
「何ではやく言わないんだよ!」
いや確か、かなり手前から徐行と書いてあったな。
しかし、あんなわかりづらい標識誰が言うことをきくのだ。
理由や詳細をもっと丁寧に書くべきだ。
この場合、
「この先道路が上下に"うねうね"していて、車がジャンプ
する危険があるので減速してください。お願いします。」
が正しい。
この"うねうね"が5連ヘアピン(正式には6連ヘアピン)の
手前すべてに意図的に付けられているのだ。

ドリフト防止だろうか?
それとも、単なる嫌がらせか?
はたまたアスファルトが余ったので余計に盛ってみた
のだろうか?


いずれにせよあの伝説のハチロクはどうやってこの
"うねうね"を攻略しているのだろう。
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