impression
No.03 妙義山〜碓氷峠 遠征
2000/6/30
 いつもお世話になっています。
今回は、先日 ’00.6.30 に行われた群馬エリア遠征
(妙義山〜碓氷峠) を中心にお送りいたします。
駆け抜ける青春 ”男のromanの世界” をご堪能下さい。


<プロローグ>

 初夏の風を浴び、疾走する一台のスーパーマシン...
ワインディングにさしかかり、地を這う引き締まったボディに
軽く鞭を入れた。
エンジンは、おたけびをあげ、今まさに獲物に襲いかかろ
うとしていた。


<第一幕、妙義山>

 この場所に来るといつも思うが、この険しくきりたった山
は、一体どうやって出来たのだろう。’妙義の谷は深い’
本当にその通りだと思う。一体誰が、何の為に、こんなに
素晴らしいコースをつくってくれたのだ!
神様か? そうだ! そうに違いない!

「神様有難うございます...」

 このコースは自分の中でもベスト3には入る、まさに
’お気に入り’に登録したいくらいの良いコースなのだ!!
でも、なんとなく何処かのコースに似ているな?
そうか、碓氷だ!碓氷にどことなく似ている。
やっぱり、お隣さんということもあり、負けてられるか!
というライバル意識があるのだろう。そうに違いない...
 峠を走る楽しみは色々あるが、この峠には景色を楽しむ
要素が強く、気分爽快でカッとぶことができる国宝級の
峠なのだ。


<第二幕 碓氷峠>

”碓氷峠” なんて響きのいい言葉だろう。
こんな完璧な峠は他ではまず見当たらない。
コースレイアウト(道幅、距離、状況)、景色、におい...
走り屋たちの楽園、まさにパラダイスである。
自分としては、あの碓氷鉄道の跡が非常に好きなのだ!!
あのオブジェは碓氷には無くてはならない非常に重要な
物で、もし、無くなったら、ただの何処にでもある峠道に
なり下がるぐらい大変なことになってしまうのだ。
例えるなら、
日本で言ったら富士山が無い!、
”モーニング娘。” で言ったら ”安倍なつみ” が居ない
ぐらい大変な事なのだ!!
 難易度は”スーパーAクラス”だと思う。右かと思えば左と
延々と続くコーナー、ヘアピン、長いストレート、すべてが
ある。

 「碓氷を制することは、すべての峠を制すること。」

この言葉は、長嶋が引退の時に言った
 「わが、巨人軍は永久に不滅です。」
と同じぐらい価値のある言葉なのだ。


<エピローグ>

 闇に響くエキゾースト、カストロールのやけるにおい、
タイヤのスキール音、これらには男のロマンがある。
俺は何が起ころうとも一生走り続けるだろう...
もし走るのを辞めてしまったら、生きている意味がなくなる
から...



次回開催予定

真夏の夜の祭典
「2000年ミレニアム記念
   ”いろは坂 10LAP NON STOP 耐久バトル”」

 ―――真の王者は?栄冠は誰に輝く!?―――

栄光、挫折、そして伝説へ...
< impression FILE'S