■キャブレターの分解・整備
キャブレターは機械的な故障は別として不調の大半は混合気の濃度が狂った
ときに起こります。混合気の狂う原因の大半はジェット類・空気通路・燃料
通路の詰り・油面変動等が原因です。


機能を完全に発揮させる為には空気・燃料が正常に流れるよう
常に正常に保つことが大事です。
「ガスケット」及び「Oリング」はすべて新品に交換してください。

 
1・分解前の注意
CAUTION!
以下に記す所は個人ユーザーさんでは
分解しない方が宜しいかと思われます。

完全にバラバラ分解にしてしまう前に一度読んでみてください。

バラしてみたいと言う衝動に駆られますが、この辺はプロに任せた方が
無難です。
サービスマニュアルにも記載がありません。
下に見本として写真を掲載しますのでバラした気分にでもなってください。
(参考資料)⇒1973年発行 日産スカイライン(KPGC110)整備要領書

 
※バタフライ周辺
CAUTION
参考資料⇒
スロットルバルブ及びシャフト関係は工場出荷時、厳密な管理により
バルブ開度、密閉度、シャフトの動きを調整しています。
下の写真の部品は品番設定がございません。工場管理部品です。
と言うことは一般には部品が出てきません。
と言うことはバラすな(ユーザー非分解)と言うことです。

最近、どういうルートか知りませんが、シャフトやバタフライが出廻っています。
本来は、正規代理店へのサービス部品としての供給しかなされてないはずです。
どこかが横流しでもしてるんでしょうね、、、
まぁ、どうにか手に入れた人は分解・組み立て等には下記を参考にし、
十分気を使って作業してください。
シャフトを抜く場合は、
六角カラー側のナットを緩め、
レバー側から引き抜く。
六角カラーにスパナをかけ、
バルブを少し開いた状態を保持
しながらシャフトナット
を緩める。
スロットバルブの固定ビスはネジ
ロックが塗布してあります。
サイズの合ったドライバーを
使用し、
空回りしないように押しながら
緩める。
シャフト中央のロックピンで
ポンプロッド作動用レバーを固
定しています。のでピンを抜き
ます。
レバーとワッシャーでスプリン
グを圧縮しています。
ワッシャーの隣はEリングが止
まっていますのでEリングを抜
き取ります。
シャフトを引き抜く時、
CRC等全体に吹き付け、
左右に廻しながらゆっくりと引
き出す。

ねじれたシャフトはひねっても
元に戻りません。
バルブのネジの穴はネジより多少
大きめに開いています。
これで上下左右のずれを調整して
います。


バルブはバックファイアを起こし
ただけで曲がる場合があります。
組み立ては上記の逆で、慎重に、力任せなことは絶対しない事。
スロットルバルブのネジはネジロックを少し付けて締め込む事。
「バルブ」と「シャフト」の、ネジレ・曲がり・歪みはキャブレターの
性能をフルに発揮できません。
また、左右のバルブがズレていても同じです。
 
※ボディ中心にあるブロック
CAUTION
参考資料
中心のブロックはボディと一体加工してあります。
下の写真の部品は品番設定がございません。工場管理部品です。
と言うことは一般には部品が出てきません。
と言うことはバラすな(ユーザー非分解)と言うことです。
ボディ裏側に、
いかにも廻してください
言わんばかりの大きなネジが
あります
ネジを外すとブロックが
外れます。
ボディへ行くパイロット系の
通路とメインノズルへの通路
です。

ブロックの横には8の字の
「Oリング」
が付いています。
8の字Oリングは部品で
出ません。
上記にあるボディと一体加工
とは工場で組立の段階にて、
ボディとブロックを組んだ状
態で上面を一体研磨して高さ
を合わせています。
一度バラしたり、Oリングを
変更すると高さが変わってし
まいます。
 
※ボディに打ち込まれたプラグ等
CAUTION
ボディの各通路を工場で穴加工をされた後、
端っこにプラグを打ち込んでいます。
これを抜いたりしてはいけません。
 
次に分解時の注意です。
※ポンプ関係
CAUTION
SOLEX
「ポンプロッド」と「コネクティングロッド」工場出荷時に適正寸法に
調整されてネジロックされてます。


「ポンプノズル」から吐出する燃料の量は本来なら
メスシリンダー等で計測調整しなければならない


詳しくは「加速ポンプ系統」の項を参照。


もしバラす時は、マーキングなどをして組み立て時も同じ寸法で組み立ててください。
  
OER
OERキャブも「ポンプアジャストスクリュー」は工場出荷時に適正寸法に
調整されています。
もしバラす時は、全閉より何回転戻されているかを必ず確認の上バラして下さい。
 
洗浄時の注意です。
CAUTION
強力な洗浄剤にドブ漬けは避けた方が良いでしょう。
上記にもありましたが非分解の所に「8の字Oリング」
が入ってます。
Oリングのゴムが伸びたり熔けたりします。

この熔けたゴムが通路を塞いだりします。

ダメよ!!
スプレー類も注意が必要です。
キャブクリーナー・パーツクリーナー最近色々な商品がありますが、
よく吟味して使用してください。

ゴムには大丈夫とうたい文句の商品でも、
弱ってるゴム類にとってはとても敏感に反応してしまいます。

    伸びたOリング類は2度と溝には
       収まらないでしょう。



キャブ表面のアルミの変色と油汚れは別物です。ほどほどに、、、