解  説

                                 
  • 爪の切り方

    爪には血管が通っているので、切る時は気を付けましょう。
    切る場所は、血管が通っていない爪先から2〜3ミリの部分で、爪切りを
    使うと切りやすいです。
    万が一、血が出てしまったときは線香やマッチの火を消した部分を押し
    当てて、すぐに止血します。
    鳥さんは血が止まりにくいので、暴れたり怖いと思う時は、獣医さんで切っ
    てもらうことが出来ます。

                                00/08/12
  • 鳥カゴの選び方

    インコ類は、くちばしの力が強く、木などをよくかじります。
    最近の鳥カゴは、ピンクやブルーなどのきれいな色で、メッキされていて、
    つい色や形で買ってしまいがちですが、インコがかじることがあるので、
    かじっても平気なノーマルな鉄のカゴを選んだ方が良いです。

    形は、将来、巣引きを考えていたり、飛び回れたほうが良いと考えている
    なら、インコ用の巣箱が入るような大きな角カゴが適しています。

          

            自動給水器    菜差し
                                00/08/15
  • なぜ元気?

    鳥さんというのは、敵に捕食されないよう本能で弱みを見せないそうです。
    弱みを見せると、たちまち敵に食べられてしまうので、我慢できたり、
    気を張っていられる内は元気なふりをします。

    ということは見るからに具合が悪そうであれば、かなりの重症なので、
    少しでもおかしいと感じたら、迷わず病院へ行きましょう。

                                00/08/16
  • つかみ方

    人差し指と中指、または親指と人差し指の間に鳥さんの首がくるようにし、
    残りの3本の指と手のひらで包み込むようにつかみます。
    つかむ力は、直径3cmの棒をつかむ位で、窒息しないように優しくします。
    あまり弱すぎるとかまれたり、翼をバタバタさせたり、足の爪で逃げようと
    します。
    セキセイインコのくちばしの力は、たいていはかまれた跡がつく程度です
    が、なかには思いっきりかまれて出血することもあるので、軍手をはめて
    も良いです。

                                00/08/16
  • 羽切り(手乗り時の)

    これについては、賛否両論があり、とても難しい問題なのですが、今まで
    飼ってきた経験から言うと、基本的には切らない方が良いです。

    昔は手乗りにするなら、羽を切って逃げないようにするというのが常識の
    ように言われていたことがありましたが、鳥さんの健康を考えると切らない
    方が健康に長生き出来ると思います。

    切った場合−鳥さん本人は、飛べるのが当たり前だと飛び立とうとします。
          でも、飛べるはずはないので、落下してケガをしてしまう可能
          性
    があります。
          切ったことにより、筋肉の発達を遅らせてしまい、自由自在に
          飛ぶことが困難になります。
          飛ぶという運動が出来ないために、肥満になりやすくなり
          ます。
          床にいることが多くなり、事故があるかも知れません。
          逃げられないということは、決してありません。窓が開いて
          いれば逃げることは出来ます。ただ、遠くまで逃げることは
          難しいので見つけやすいかも知れません。
    切らないと−自由に飛ぶことが出来、良い運動になります。
          床にいたとき、万が一踏むという事故を回避出来るかも
          知れません。
          ほんの少しの隙間から外に出てしまい、遠くへ飛んでいって
          しまうかもしれません。

    切る切らないは、飼い主さんの飼う環境によって決めるようにした方が
    良いでしょう。

                                00/08/16
  • 親のエサと道具






     ・白ボレー粉


     ・殻付きエサ






    なぜ白ボレー粉?
     ボレー粉には白と緑があり、たいてい緑色の物は着色料が付いている
     そうで、食べた後フンに出てきます。だから白がいいのですが、ただ水
     洗いして砕いただけの粗悪品もあるそうで、加熱処理した物が良いで
     しょう。

    なぜ殻付きエサ?
     ミックスフードには、殻付きと殻なし(ムキエサ)があります。殻付きを
     選びましょう。殻付きは、殻を砕くことで鳥さんのストレス解消や、くち
     ばしの強化、ムキエサでは摂れない栄養を摂ることが出来ます。
     (お米でいうと玄米です。)
     ただ、セキセイインコは殻をエサ入れに残して食べるので、毎日殻取り
     が必要です。おまけによくエサを蹴飛ばしたり、羽ばたいて殻がカゴの
     外に散らかるので、対策が必要です。(フード付きのエサ入れにすると
     か、バリケートをつけるとか、カゴが入るような段ボール箱に半分ほど
     入れるとか。)


    自動給水器(2種類)

     

    左のタイプは、現在使っている物で、カゴに取り付けるプラスチックが
    柔らかくてしっかり止まります。
    右のタイプは、かなり硬いプラスチックで小さいカゴには取り付け出来ない
    です。(接写したら色が変わって写ってしまいました。本当の色は・・・)

    なぜ自動給水器?
     セキセイインコは、なぜか水入れにフンを入れて水を汚します。あまり
     水を飲みませんが、いつでもきれいな水を飲めるように、自動給水器
     が良いでしょう。たいていカゴには2つ入れ物が付いてますが、1つは
     エサを入れ、もう1つはボレー粉を入れるといいです。


    菜差し

     買った後に気づいたのですが、セキセイは引っ張りながら食べるので、
     菜差しに差し入れておくだけでは抜いてしまいます。洗濯ばさみできちんと
     止めてあげた方が良いです。ということは菜差しを使わなくてもカゴに直接
     止めてしまえばいらないです・・・


    毎日あげる青菜

     
    これは獣医さんに薦められました。健康でいられるようにあげた方が
     良いです。あげる量は、最低 直径4cm程(小松菜などの場合)からで、
     1羽が30分位で食べ終わる量が良いです。常温で置いておくので、
     あまりたくさんあげて残った葉っぱが腐ってしまっては良くないです。
     あげる青菜は、小松菜豆苗(↓下の写真)・ほうれん草がお薦めです。
     うちでは、小松菜をプランターで育てて収穫が出来るまでの間、毎週
     豆苗を買ってきてあげています。

         

     
    豆苗(豆芽)とは・・・
      グリーンピースの新芽です。スーパーで新芽を購入するか、豆を購入
      して栽培することが出来ます。

      栄養価(100g中)−ビタミンA 2600IU(ほうれん草 1700IU)
              ビタミンC  75mg(ほうれん草 65mg)
              食物繊維   3.1g(白ネギ 2.3g)

      使える期間−夏は1週間くらい・冬は2週間近く。(新芽購入時)
      栽 培 法−根元が隠れるくらいの深さの入れ物に入れ、水を毎日
            取り替えます。夏は腐りやすいので、2回取り替えても
            良いでしょう。
      置き場所 −室内の日なたでも日陰のままでも良いです。
      与 え 方−根元ぎりぎりで刈り取って、不要だと思う長い茎部分は
            ちぎります。刈り取った違う部分からまた生えてくるので、
            もう一度与えることが出来ますが、細いのであまりおす
            すめしません。
                                00/09/28


    カトルボーン
    (乾燥させたイカの甲)

        

      
    買ったばかりの状態         (取り付け例)


    塩土

                                00/08/17
  • エサの切替時期

     羽が生えそろった頃、少量のムキエサを用意して、床にまいたり、小皿に
     盛って置いておくと食べ始めます。粟の穂でも良いです。差し餌に見向き
     もしなくなれば、完全に切り替えて良いでしょう。(セキセイに限りです。)

                                00/08/19