
| LOVE MACHINE(以下LM)は日本でも有数のハイスピードでアッパーなハードコアテクノを
クリエイトするユニット。私が初めてLMのサウンドを耳にしたのは96年あたり。私が91〜93年あたりに世界のダ ンスミュージック界を席巻したハードコアテクノ・レイヴサウンドに飽きて、ハードコアトランスやロッテルダムガバーにハマって
いた頃、FMからハイスピードテクノとハイエナジー(ハイパービート)を融合させたようなとてつもないアッパーなサウンドが流れてき た、それがLMのサウンドであった。
しかし、その当時は完全にロッテルダム・ガバ系に傾倒していた私は、興味は持ちながらも、特に強く引かれることはなかった。基本的 にユーロビートが苦手だったため、ユーロを取り入れているサウンドを避けていたのかも知れない。その後の私はガバ系ブーム が去り入手困難になった、またDreamDolphin(以下D.D)に出会ったこともあり、ハッピーハードコア、アンビエントトランスに興味が移っていった。 そこでいろいろリサーチしているとあることが分かったのである。D.Dと LMのサウンドをクリエイトしている人は同じだったのだ。 俄然、LMに対して非常に興味が出てきたのは言うまでもない。そこで店頭にあったセカンドアルバムと サードアルバムを購入したのである。実際のところ聴くまでは不安はあった、間違いなく。チープでノイズなだけのハイパーサウンドだったらどうしようと。 なにせCDの帯には「超盛り上がりテクノ」という下世話なコピーが。でも、聴いてみてその不安は消えた。これぞハードコアハイパーという音が展開されているじゃないか。 サウンド的には前にも述べたように、ハードコアテクノにユーロビートの要素を取り入れたもので、この手法そのものは既に存在していて 特に独創的という訳ではないのだが、LMの場合は、その派手さがハンパではない。 T99やLA-STYLE的デステクノ、MAXIMIZOR/STARR GAZERやRAVEMAN的D-FORCE系ハイパーテクノ、CAPPELLAやGENER8的イタリー テクノ、デイヴ・ロジャースやジャコモ・マイオリーニ的ハイパービートなど超アッパーな音が一気に集結したような凄まじさ。 また、ハッピーハードコアのスピードや明るさ、ロッテルダムガバーのようなビートやハードギターリフをも取り入れ、 最強のフロアテクノになっているとも言える。後期は流行りのトランスに振っている曲も目立つ。 正直、D.Dの曲を作っている人たちがこのようなサウンドもやるとは驚きではある。 これでWATER MS氏、FIRE T1氏の才能の高さが伺い知れよう。一時期、ハイパービートやパラパラのブームによりこのようなハイパー型テクノは廃れてしまい、LMも方向転換が必要なのではないかと感じたこともあったのだが、その後のテクパラ及び90年代前半のハードコアテクノ再評価ブームにより、このようなサウンドに勢いが戻ってきた。しかし2002年に「EBT7」リリース以降はアルバムは出ておらず、散発的にシングルをリリースすることがあるくらいで最近は目立った活動はしていない。 ハイパー系が好きな方、興味を持たれた方も機会があったらLMのサウンドを聴いてみるのもよいと思う。 |
■ LoveMachine Discography
「Euro-b techno 2000」 (????/??/??)
「EUROBEATECHNO 2000
The 2nd GROOVE」(1997/01/08)
「EUROBEATECHNO 2000
The 3rd GROOVE」 (1998/02/25)
「EUROBEATECHNO 2000
THE FORCE OF GROOVE」 (1998/03/10)
「EUROBEATECHNO THE VICTORY OF GROOVE」 (2000/03/08)
「EUROBEATECHNO6 EUROBEATRANCE」
(2001/03/28)
「EUROBEATECHNO7 THE
7TH HEAVEN」 (2002/03/08)