盛  久 (もりひさ)

●あらすじ
源平の乱後、主馬判官盛久は生け捕りにされ、土屋何某の手で鎌倉へ護送されることになります。途中、盛久は年来信仰した清水観音に暇詣でをすると、都を後に悲哀に満ちた海道下りの旅を続け、鎌倉に着きます。盛久は獄中で世の無常を思い、生き恥を晒すことよりも死を望みます。盛久に同情する土屋がこの暁か明夜に処刑だと知らせると盛久は観音経をこれが最後と讀誦います。やがて一睡の中に、老僧が盛久の身代わりになるとの夢の告げを被ります。明け方、盛久は金泥の経巻と数珠を持ち由比ヶ浜の刑場に引き出されます。太刀取が背後に回り刀を振りかざした途端、開いた経文の光が眼を射て、思わず落とした刀が二つに折れてしまいます。盛久はこの霊夢による奇跡のために頼朝から罪を許され、杯を賜り、所望された舞を晴れ晴れと舞い上げて退出して行きます。
           
(「宝生の能」平成11年.2月号より)

●宝生流謡本(参考)   四番目・略二番目   (太鼓なし)
    季節=春     場所=前は京都清水 後は相模鎌倉(神奈川県)
    素謡(宝生) :  稽古順=初序   素謡時間=50分 
    素謡座席順   ワキヅレ=太刀取
              シテ=主馬判官盛久 ・ 
              ワキ=土屋 

●解 説
盛久(もりひさ) 能の曲目。四番目物。(略二番目太鼓なし)五流現行曲。観世元雅(かんぜもとまさ)作。父の世阿弥(ぜあみ)自筆の台本が現存する。出典は『長門(ながと)本平家物語』。捕らえられた平家譜代(ふだい)の武将主馬判官(しゅめのはんがん)盛久(シテ)は、護送の土屋三郎(ワキ)に頼み、信仰する清水(きよみず)の観世音(かんぜおん)に参詣(さんけい)し、死の待つ鎌倉への旅を行く。処刑の前夜、観音(かんのん)経を読誦(どくじゅ)して霊夢を受ける。由比(ゆい)の浜で首を切られようとするとき、太刀(たち)持ち(ワキツレ)の刀が折れる奇跡が生まれ、同じ夢をみて感動した源頼朝(よりとも)によって命が許され、祝杯を授けられて喜びを舞う。信仰に支えられた人間の強さ、運命の前にたじろがぬ古武士の風貌(ふうぼう)を描いた佳作である。この能の前編ともいうべき『生捕(いけどり)盛久』があるが、今日では上演されない。                               
[執筆者:増田正造]

●謡蹟めぐり                  
  (平11・11高橋春雄記)
平盛久(たいらのもりひさ)の父は、平盛国。寿永4年(1185)壇ノ浦合戦後京に潜伏。文治2年(1186)捕縛され鎌倉へ送られるが、6/28、処刑できず免罪となり帰京した。 盛久が断罪の座に坐ったのは鎌倉の由比ヶ浜である。江ノ電由比ヶ浜駅の近くに盛久の頸座の碑がある。今は海岸からだいぶ離れているが、往時はこのあたりが海岸だったのかも知れない。
清水観音堂 東京都上野公園 上野公園にある「清水観音堂」の千手観音像は盛久の護持仏であったという。 「盛久」には京都の清水寺から、鎌倉に着くまでの道行に沢山の地名や名所が謡い込まれている。また、「蘭曲(らんぎょく)」の「東国下(とうごくくだり)」は宝生流にはないが、同じく盛久の道行を謡ったもので、「盛久」よりはるかに多くの地名が読み込まれている。現在の地図にあたりながらこれらの地名を辿ってみると、現在の国道一号線、これがほぼ昔の東海道になると思うが、この道に沿って点在しているのが分かる。現在では、新幹線で三時間もかからぬくらいの距離であるが、当時、盛久は何日くらいかけて、この道を通ったのであろうか。また、囚われの身として生きて再びこの道を帰ることは考えられなかったであろうが、どのような気持ちでこれらの風景を見て通り過ぎて行ったのであろうか。

●平 盛久(たいらのもりひさ)
 伊勢守盛国の八男。前に主馬判官と呼ばれた盛国に因んで主馬八郎左衝門といわれる。承安3年(1173)頃、東寺の灌頂堂を修理し、その成功によって承安4年正月、右兵衛尉に任じられる。その後、年代は不明ながら左衛門尉に任じられる。盛久は若年より仏心が篤く、仁安2年(1167)、紀伊国牟婁郡の戸張保その他の未開墾地を高野山に寄進。源平の合戦を通じて特別の武勲はなかったが、壇ノ浦の合戦後、都に潜入。文治2年(1186) ある下女が盛久を鎌倉方に密告捕縛、鎌倉へ。6月28日処刑できず免罪となり帰京した。長門本「平家物語」によると、清水寺の阿闍梨・良観に帰依していた盛久は、等身大の千手観音像を造立してこれを金堂の内陣の本尊の右脇に安置して貰い、年来の宿願としてこれに千日参りを始める。

●「盛久」の謡本に書かれた地名
京都府 ★ 成相寺、 ★ 清水寺、東山、音羽山、白川、松坂、四の宮河原、四つの辻
滋賀県 ★ 逢坂の関、 ★ 勢田の長橋、 ★ 鏡山、 ★ 老蘇の森
岐阜県 美濃尾張
愛知県 ★ 熱田の浦、鳴海潟、 ★ 八つ橋、高師山
静岡県 ★ 汐見坂、橋本、浜名の橋、 ★ 小夜の中山、大井川、 ★ 宇津の山、清見潟、
★ 田子の浦、富士の高嶺
神奈川県 ★ 箱根山、 ★ 星月夜、 ★ 鎌倉


             
 (平家関係謡曲 19曲)
                                       
小原隆夫調べ
 コード     曲 目      内       要          場 所  季節  素謡  習順
内01巻3  熊   野 平宗盛と熊野花見より故郷の老母 京都    春   60分  初奥
内02巻3  千   手 平重衡を千手が慰める話        神奈川  春   56分  初序
内02巻5  船 弁 慶  静と義経の別れ知盛幽霊と弁慶   大阪   秋   44分  入門
内04巻2  実   盛  斉藤実盛ノ亡霊戦物語シテ供養受る 石川   秋   60分  中奥
内05巻2  清   経 平重盛の子清経の形見と戦修羅道 京都   秋   48分  入門
内07巻3  大原御幸 後白河法皇安徳天皇ノ母ヲ見舞ウ    京都   春   70分  奥伝
内07巻5  紅 葉 狩  平維茂紅葉狩で鬼退治         長野   秋   37分  入門
内08巻2  忠   度 平忠度の和歌と千裁集         兵庫   春   46分  入門
内09巻2  景   清 娘人丸ガ父悪七兵衛景清尋ネル    宮崎   不   65分  奥伝
内10巻2  俊   寛 鬼界島ノ流人ノウチ俊寛ノミ残サレル    鹿児島  秋   50分  初奥
内13巻2  敦   盛 経盛の子敦盛を弔う蓮生法師      兵庫   秋   43分  入門
内15巻2  通   盛 平通盛と小宰相の局の修羅物悲劇 徳島   夏   43分  入門
内19巻2  盛   久 清水観音信仰ノ平盛久首キラレズ    京都    春   50分  初序
外05巻2  大佛供養 悪七兵衛景清 頼朝ノ刺殺失敗     奈良   秋   35分  平物
外06巻2  俊成忠度 源氏ニ敗レタ平忠度ト俊成ノ和歌ノ話  京都   春   30分  平物
外09巻2  経   政  平経政ニ琵琶青山ヲ供え管絃講   京都   秋   33分  平物
外10巻2  生田敦盛 法然上人ノ捨子亡き父平敦盛ニ逢う  京都   秋   33分  入門
外11巻3  小   督 高倉帝ノタメ仲国 小督ノ局ヲ迎ニ行ク   京都   秋   45分  入門
外14巻3  祇   王 平 清盛ニ白拍子祇王ト仏御前ノ友情 京都   春   31分  入門
           
(平成24年4月20日 あさかのユーユークラブ 謡曲研究会)


1192       盛 久   (もりひさ)

         盛 久(もりひさ)  内十九巻の二 (太鼓なし)
         季 春      所 前:京都C水  後:相模国鎌倉 
  【分類】四番目略二番目
  【作者】                素謡時間 50分
  【登場人物】 シテ:主馬判官盛久 ワキ:土屋三郎 ワキヅレ:太刀取

         詞 章               (胡山文庫)

ワキ    詞「是は鎌倉殿の御内に。土屋の何某にて候。
        さても主馬の判官盛久は。丹後の国成相寺に忍んで御座候を。
        よき案内者をこつて生け捕り申し。唯今関東へ御供仕り候。
シテ    詞「如何に土屋殿。清水の方へ輿を立てゝ賜はり候へ。
ワキ    詞「それこそ易き御事。如何に面々。東山の方へ輿を立てられ候へ。
シテ  サシ上 南無や大慈大悲の観世音さしも草。さしも畏き誓の末。一称一念なほ頼あり。
        ましてや多年知遇の御結縁空しからんや。あら御名残惜しや。
   一セイ上 いつか又。清水寺の花盛。
地     上 帰る春なき。名残かな。
シテ    上 音に立てぬも音羽山。
地     上 瀧つ心を。人知らじ。
シテ  サシ上 見渡せば柳桜をこき交ぜて。錦と見ゆる故郷の空。
地     上 又いつかはと思出の。限なるべき東路に。思ひ立つこそ名残なれ。
シテ    上 我なまじひに弓馬の家に生れ。世上にかくれなき身とて。
地     上 世情に隠れなき身とて。思はざる外の旅行の道。関の東に赴けば。
        跡白河を。行く波の。いつ帰るべき。旅ならん。
     下歌 こゝは誰をか松坂や四の宮河原四の辻。

  ( 独吟 これやこの ヨリ  着きにけり マデ )

     上歌 これやこの。行くも帰るも別れては。/\。知るも知らぬも。
        逢坂の関守も今の我をばよも留めじ。勢田の長橋うち渡り。
        立ち寄る影は鏡山。さのみ年経ぬ身なれども。
        衰は老曽の森を過ぐるや美濃尾張。熱田の浦の夕汐の道をば波に隠されて。
        廻れば野辺に鳴海潟又八橋や高師山また八橋や高師山。
   ロンギ上 汐見坂橋本の。浜名の橋をうち渡り。
シテ    上 旅衣。かく来て見んと思ひきや。命なりけり小夜の中山はこれかとよ。
地     上 変る淵瀬の大井川。過ぎ行く浪もうつの山。
シテ    下 越えても関にきよ見潟。
地     上 三保の入海田子の浦うち出でて見れば真白なる。雪の富士の嶺箱根山。
        猶明け行くや星月夜早鎌倉に着きにけりはや鎌倉に着きにけり。
シテ    詞「夢中に道あつて塵埃を隔つ。
   カカル上 実にやそことも知らざりし。山を越え水を渡つて。此関東に着きぬ。
        百年の栄花は塵中の夢。一寸の光陰は沙裏の金。実にや故郷は雲居のよそ。
        千代もと契りし友人も。変る世なれや我一人。
        鎌倉山の雲霞。実にかゝる身の習かや。
     詞「かくてながらへ諸人に面をさらさんよりも。
   カカル上 天晴疾う斬らればやと思ひ候。
ワキ    詞「あら痛はしや盛久の独言を仰せ候。如何に申し候。土屋が参りて候。
シテ    詞「何土屋殿と候ふや此方へ御入り候へ。
ワキ    詞「心得申し候
シテ    詞「偖最後はいつにて候ぞ。
ワキ    詞「さん候御下向の由を披露申して候へば。急ぎ誅し申せとの御事にて候。
        此の暁かしからずは。明夜かと仰せ出されて候。
        御最後の御用意あろうずるにて候。
シテ    詞「さては抜群の遅速にて候。さても此の程土屋殿の御芳志。
        申すも中々愚かなり。またなからん跡一遍の御廻向にも預らば。
   カカル下 二世までの御芳志たるべし。
      詞「我此年月清水の観世音を信じ。毎日彼の御経を怠る事なし。
        さりながら今日はいまだ読誦申さず候ふ程に。御暇を賜はり候へ。
        彼の御経を読誦申したく候。
ワキ    詞「それこそ有難う候へ。土屋もこれにて聴聞申さうずるにて候。
シテ    詞「有難や大慈大悲は薩たの悲願。定業亦能転は菩薩の直道とかや。
   カカル下 願はくは無縁の慈悲を垂れ。我を引導し給へ。今生の利益もし欠けば。
        後生善所をも誰か頼まん。二世の願望もし空しくは。
        大聖の誓約豈虚妄にあらずや。
        或遭王様難苦臨刑欲寿終。念彼観音力刀尋段々壌。
ワキ    詞「有難や此御経を聴聞申せば。御命も頼もしうこそ候へ。
シテ    詞「実によく御聴聞候ふものかな。此文と謂つぱ。
        たとひ人王難の災に逢ふといふとも。その剣段々に折れ。
ワキ カカル上 亦衆怨悉退散といふ文は。射る矢も其身に立つまじければ。
シテ    上 実に頼もしやさりながら。全く命のために此文を誦するにあらず。
    二人下 種々諸悪趣地獄鬼畜生。生老病死苦以漸悉令滅。
地     下 此文の如くは。諸の悪趣をも三悪道は遁るべしや有難しとゆふ露の。
        命は惜まず唯後生こそは悲しけれ。
      上 昔在霊山の。御名は法華一仏。今西方の主又。
        娑婆示現し給ひて我等が為の観世音。
        三世の利益同じくは。かく刑戮に近き身の。誓にいかで洩るべきや。
        盛久が終の道よも闇からじ頼もしや。
シテ    詞「あら不思議や。少し睡眠の内に。新なる霊夢を蒙りて候ふは如何に。
        あら有難や候。
ワキ カカル上 既に八声の鶏鳴いて。御最期の時節唯今なり。早々御出で候へとよ。
シテ    詞「待ち設けたる事なれば。左には金泥の御経。右には念の珠の緒の。
        命も今を限なれば。これぞ此世を門出の場に。足よわよわと立ち出づる。
ワキ カカル上 武士前後を囲みつゝ。これぞ別の鶏の声。
シテ    上 鐘も聞うる東雲に。
ワキ    上 牢より籠の輿に乗せ。
シテ    上 由比の汀に。
ワキ    上 急ぎけり。
地   次第上 夢路を出づる曙や。/\後の世の門出なるらん。
ワキ カカル上 さて由比の汀に着きしかば。座敷を定め敷皮しかせ。早々直らせ給ふべし。
シテ    詞「盛久やがて座に直り。清水の方は其方ぞと。西に向ひて観音の。
        御名を称へて待ちければ。
ワキツレ  上 太刀取後にまはりつつ。称念の声の下よりも。太刀振り上ぐればこは如何に。
        御経の光眼に塞がり。取り落したる太刀を見れば。二つに折れて段々となる。
   カカル上 こはそも如何なる事やらん。
シテ    詞「盛久も思の外なれば。唯茫然とあきれ居たり。
ワキ カカル上 いや/\何をか疑ふべき。此程読誦の御経の文。
シテ    上 臨刑欲寿終。
ワキ    上 念彼観音力。
シテ    上 刀尋。
ワキ    上 段段壌の。
地     上 経文新たにくもりなき剣段々に折れにけり。末世にては無かりけり。
        あら有難の御経や。やがて此由聞し召し。
        急ぎ御前に参れとの御使度々に重なれば。
        召に随ひ盛久は。鎌倉殿に参りけり/\。        物着
ワキ    詞「如何に盛久御前にて候。君此暁不思議なる御霊夢の御告あり。
        盛久も若し夢や見けるとの御事にて候。
シテ    詞「さん候御前にて申し上げうずるにて候。

  ( 独吟・囃子 しかるに ヨリ  心の内ぞゆゝしき マデ )

    サシ上 しかるに我此の光陰を頼み。
地     上 日夜朝暮に怠らず。彼の御経を修読せしに。
        取り分き此時節刑戮に近き身を思つて。片時怠る事もなく。
シテ    下 初夜より後夜の。一点まで。
地     下 蕭然として座したりしに。
    クセ下 六窓いまだ明けざるに。耿然たる一天虚明なる内に思はずも。
        八旬にたけ給ひぬと見えさせ給ふ老僧の。
        香染の袈裟を懸け水晶の珠数を爪ぐり。
        鳩の杖にすがりつゝ。妙聞たゞしき御声にて。我は洛陽東山の。
        清水あたりより汝が為に来りたり。本より大慈大悲の。
        誓願などか空しからん。
        唯。一音なりとても。我を念ずる時節の王難の災は遁るべし。
シテ    上 況んや汝年月。
地     上 多年の誠を抽んでて。発心人に超えたり。心安く思ふべし我汝が。
        命に代るべしと宣ひて夢は即ち覚めにけり。盛久貴く。
        思ひて。歓喜の心限なし。
   ロンギ上 頼朝これを聞し召し。此暁の御夢想も。同じ告ぞとあらたなる。
        御信感は限なし。
シテ    上 其時盛久は。夢の覚めたる心地して。感涙をとめかね御前を罷り立ちければ。
地     上 如何に盛久暫しとて。御簾を上げて召さるれば。
シテ    上 せんかくたもなき盛久が。
地     下 命は千秋万歳の春を祝ふぞと。御盃を下さるれば。
シテ    上 種は千代ぞと菊の酒。地「花を受けたる袂かな。
ワキ    詞「如何に盛久。盛久は平家譜代の侍武略の達者。
        殊には乱舞堪能の由聞し召し及ばれたり。一年小松殿。
        北山にて茸狩の遊路の御酒宴に於て。主馬の盛久一曲一奏の事。
        関東までもかくれなし。殊更これは悦のをりなれば。
        たゞ一指との御所望なり急いで仕り候へ。

  ( 囃子 有難し ヨリ  心の内ぞゆゝしき マデ )

シテ    詞「有難し/\。得がたきは時。去りがたきは貴命なり。
        盛久かゝる時節に逢ふ事。世以てためし有るべからず。治まり靡く時なれや。
        一天四海の内のみか。人の国まで日の本の。唐土が原も此所。男舞
地   キリ上 酒宴半の春の興。/\。曇らぬ日影のどかにて。君を祝ふ千秋の鶴あ岡の。
        松の葉の散り。失せずして正木のかづら。

  ( 小謡 長居は恐あり ヨリ  心の内ぞゆゝしき マデ )

シテ    下 長居は恐あり。
地     下 長居は恐ありと。罷り申し仕り。退出しける盛久が。
       心の内ぞゆゝしき。/\。


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