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楽天のススメ

<ブックデータ>
著者:原田宗典
出版元:小学館
ISBN:4-09-403331-9
価格:400円
初版:1999年


最後に読んだのは、ずいぶん前ですけれども、
やっぱりこれは何度も読みたくなります。

原田さんの本は、小説・エッセイあわせて
もう家に40冊近くもあって、
関学(関西学院大学)の三田キャンパスの学園祭に
ゲスト出演すると聞いて、それだけのために、
わざわざ三田に行くほどお気に入りでして。

注)三田:兵庫県三田(さんだ)市のことです。

でも、この本はいわゆる爆笑エッセイの部類に入るんでしょうけど、
ちょっと他のものとは毛色が違うというか、
原田さんの「大事にしていること」が
前面に出てきていているような気がするんですね。

原田さんのエッセイを電車で読んではならないッ、
というのは、これはもう鉄則とも言えることで、
守らないと、電車で笑いを堪えるのにどんなに辛いことか…(笑)

でもそうじゃなくて、いや、確かに笑うところもあるんですが、
なんかこうしんみりとしちゃって、
そうだよなぁ、うんうんなんて言ってるんですよね。
# や、もちろん電車の中では言ったりしませんけど。

何度も読んでいたことを考えると、
この本に影響を受けたところが、
いろいろあるようにも思えてきます。

楽しむってこととか、惚れるってこと、考えるってこと、
あと笑いとか、お金にならない仕事とか、
頑張らないこととか、自己満足とか。
あと、男の立場から見た女性へのささやかの要望とか。

ちょっと頭がカチカチになってきたり、
気分が滅入ってきたり、というときにどうですか?


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