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フロー体験 喜びの現象学

<ブックデータ>
著者:M.チクセントミハイ(M..Csikzentmihalyi)
翻訳者:今村浩明
出版元:世界思想社
ISBN:4-7907-0614-1
価格:2500円
初版:1996年


楽しくなりたいなんて、誰でも思いますね。
でも、いつもつまんな〜い、つまんな〜い、とぼやいている人もいれば、
なんか楽しくてしかたがない人もいる。
その差は何だろう、という疑問に応える本です。
この本によれば、自分の能力に合った挑戦ができる機会があること、
その行為に対しての報酬が、外から与えられるものではなくて、
自分自身に素直な報酬であること、これが楽しさの条件です。

たぶん、やっていくうちに面白くなってきたというのは、
こういうことなんじゃないかなと思います。
分かりやすくいえば、
なんでもいいから「すること」をつくるということですね。
でも、「すること」をつくるというのは、
今ではこうしなさいと誰もいえないわけで、
自分でつくらないといけません。
どうやら、うまく意識を絞ることが自分自身の統制と関わって、
「すること」をつくるようです。

いわゆるハウツーものではないので、
「読んで、はい完了!」
というわけにはいきませんし、文章が少しカタメですが、
もっと楽しく過ごそうとする人にはいい本だと思います。
またわたし自身も何かにつけ、
これから読み返すのではないかと思います。

あぁ、人に本を紹介するのって難しいや…
いいと思ったときの感情の高揚は10%も伝えきれていないですね…
どうでもいいですが、著者のチクセントミハイって方、
アルファベットのつづり方で読み方分かります?
ムリですよね、どう見ても…


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