まとめてご紹介しましょう。
まずは、PURPOSEのブランドで
低価格パソコンを出している高木産業から。
まずは、下の写真を見てください。
しかも何の変哲もない「単なる」ノートパソコンに。
しっかし、導入しているＯＳは、WindowsCEなのですよ。
ということは、電源を入れた瞬間に使えてしまうわけで、
ブースでは、これを「家電パソコン」として、
アピールしていました。
今までは、モバイル用途だからこそ
すぐに起動できることにメリットがある、
と思われていたわけですが、
他の機械と同じように、電源をポンと入れれば
使えるという簡単さにも、応用が利くじゃないか、
というまさに発想の転換。
デフラグやスキャンディスクなどで、
長い間、誰もいないのにパソコンの電源がついていると、
機械に疎い母親が
「パソコンの電源を切っといたよ」
なんて言って、電源ボタンをポンと押して、
電源を落とされたという、非常に怖い（笑）経験をもつ
わたしとしては、そーだよなぁと納得＆感心。
こーゆーのは、思いつくのは簡単だけど、
実行に移すのがたぶん難しくて、
その意味で、すごいと思いますよ。
大きなメーカーだと、これまでの戦略との整合性や、
ほんとにだいじょぶなの、といったような
慎重論ばかりが出て、結局廃案になりそうだし。
こういう端末は、パソコンとはむしろ競合せずに、
テレビでインターネットができる端末とか、
ネット端末専用機というジャンルのもので、
共存して行く気がしますね。
でもスペックは、ノートパソコン並で、
Celeron700Mhz、64MBのメモリ。
ただ、ハードディスクはなく、
代わりに、フラッシュメモリを64MB搭載してますが。
下の写真も同じく高木産業のエアボードタイプの
WindowsCE機。すべてペンタッチで入力し、
文字は、ソフトキーボードで入力します。
日立の企業向けの端末は、Linuxベースのもの。
上の高木産業のWindowsCE機と同様に、
ペンタッチでエアボードのように、利用可能。
さらに、クレードルに挿した状態では、
キーボードを用いて、デスクトップマシンとしても
利用することができる。
日立の端末は、これ↓
Transmeta社のブースに展示されていた
パソコンはもーっとすごい。
ディスプレイとキーボードが完全に分離しているのは、
日立のものと同じですけど、こちらはWindowsXPが動作するらしい。
しかもディスプレイは、縦置きでも横置きでも可能で、
置き換えた瞬間に画面に変化するんですよ！
まぁ、下の写真を見てください。
ディスプレイが回転するタイプがありますけど、
あれはタスクトレイにあるアイコンをクリックするか、
ショートカットキーで手動で切り替えないと
いけないはずなんですが…
こちらはなんと自動！
このパソコンを製作しているメーカーは、
アメリカのPaceBlade社。
説明してくれたアメリカ（？）人は、
このディスプレイによって、自分の楽な姿勢で
パソコンを操作することができることを
ジェスチャーであれこれ示してくれました。
あと、このディスプレイが、
壁掛けテレビのようにもなるということも。
この様子を写真に撮っときゃよかったなぁ…
また、これは本格的なWindows機なので、
ネットとメールをちょっとだけ、
というようなライトユーザだけでなく、
パソコンとしての機能をフルに活用する人でも、
結構、楽しめるかもしれないですねぇ。
ぜひぜひ、日本でも売ってるのと聞くと、
どこで売ってるのか知りませんが、
249,000円と教えてくれました。
さてさて、このようなパソコンの流れは、
ちょっと先のパソコンの行方を
見せてくれているような気がします。
デスクトップパソコンが全盛なとき、
ノートパソコンはまだまだ高くて、
インターネットも、できるだけでも最先端だったわけですよね？
で、ノートパソコンの価格が下がって、
デスクトップよりも、人気が出てきている今は、
省スペースだけど、やっぱり据え置きとして、
使われているわけです。
でも、これらのトレンドを見ていると、
屋外屋内を問わず、じっくり座ってもよし、
テレビを見るようにくつろぎながらでもよし、
というようになってしまいそうです。
そーなったら、デスクとノートの違い、
というのが、据え置き型か持ち運びがたか、
という基準では、分けられなくなって、
屋外、屋内それぞれに適した持ち運びタイプへと
進歩して行くような、そんな気がしました。
そうなったら、CEだけじゃなく、
普通のWindowsでも、瞬時に起動したらいいのになぁ、
と出したくなる要望は尽きないですね。