アルプス電気は、一般的にはなじみのない企業かもしれませんが、
OEM(相手先ブランド)で供給している部品が多いだけに、
まぁ、それは仕方のないことかもしれません。個人的には、無線LANやBluetoothの内蔵機器も
面白かったのですが、分かりやすい展示としては、
アナログ感覚の操作機器、というのがありました。これは、機械を振ったり、圧力をかけたり、
つまんだり、傾けたりすることによって、
アナログな出力を可能にするものだそうです。通常、部品メーカということもあって、
部品を展示することが多いらしいのですが、
こういったものは体感しないと分かっていただけないだろう、
ということで体感型の展示にしたそうです。まだ、どのような機械に組み込むのか、
方向性は決まっていないそうなのですが、
わたしとしては、マウスに代わるポインティングデバイスが
つくれないかなぁ、と思いますね。世の中には、マウスなど使えて当然という人ばかりではなく、
操作が難しいと思う人が、います。
それは、特に高齢者の方が多いのですが、
その難しさというのが、単に持ち方が分からないとか、
そういうものではないようなのです。使い方は教えれば、分かってもらえるのですが、
マウスの動く感覚と画面でカーソルが動く感覚が、
一致しにくい人もいるようで、
そういった人々にとっては、
マウスは、やはり使いにくいそうです。長年、マウスが続きましたが、
そろそろ新しい物が出てきてもいいんではないでしょうかね?これがその展示です。
押す、振る、つまむなど、いろいろ面白いものがあります。