竹嶋有機農園(青森県藤崎町)

ドロバチのアオムシ狩り
青森県は、なんと云ってもりんごの産地で有名です。なかでも『りんご富士』を開発した南津軽郡藤崎町はりんごの古里です。 ここ、藤崎町で120年りんごを代々栽培している農家が、竹嶋有機農園の竹嶋亮さん(76才)とご子息の孝之さんです。 虹屋では毎年、年明けから貯蔵りんごを扱っています。 53年前に、わが国で始めてマルコメバチでの受粉を試みただけではなく、天敵防除もいち早く取り入れ、岩田久ニ雄農学博士が竹嶋農園の試みを『ドロバチのアオムシがり』と題した本で出版し、小学校の教科書としても使われています。
 無農薬、無袋で、6町6反歩 紅玉を始めとする多種のりんごを栽培してます。その圃場は、岩木山を眺める絶景の地にあり、病害を防ぐために1反に20本とまばらにりんごの木が植えられております。
 その為、収量は460tと少なく、その内の300tは加工用での出荷となります。したがって、生食用は 160tと更に少ない。全体収量の約35%となります。  虹屋には、10月頃から2回に分けて収穫した富士の中で、どちらかと云うと小粒で確りとした”りんご”を貯蔵用として選別し、組合の定温冷蔵庫で保管されます。翌年、その”りんご”を一つ一つ吟味して発泡箱に入れ出荷されます.

 

竹嶋有機農園のりんご 2010年(平成22年)防除暦
4月 中旬 石灰硫黄合剤 10倍(腐乱防除)
5月 中旬 100倍 草木灰抽出液
6月 上旬 にんにく枝葉抽出液 200倍 草木灰抽出液
      レクフノン(炭酸カルシウム)100倍(生理障害防止)
6月10日  誘殺液設置(酒粕、焼酎、混合液)《1回目》
6月12日  ミカドドロバチ放飼(害虫捕獲)
6月15日  性フェロモン剤(コンフェザーA)取付け
6月中旬  にんにく枝葉抽出液 200倍 草木灰抽出液
      クレフノン(炭酸カルシウム)100倍(生理障害防止)
6月下旬 ボルドー(50倍) 植物抽出液 300倍
6月30日  誘殺液設置(酒粕、焼酎、混合液)《2回目》
7月中旬  ボルドー(50倍) 植物抽出液 300倍
7月22日  誘殺駅設置(酒粕、焼酎、混合液)《3回目》
8月上旬  木酢液 200倍 にんにく枝葉抽出液 200倍 草木灰抽出液
      セルバイン(炭酸カルシウム)800倍(生理障害防止)
8月中旬  木酢液 200倍 植物抽出液 300倍
      セルバイン(炭酸カルシウム)800倍(生理障害防止)

◆・◆・◆・◆土作り◆・◆・◆・◆
4月28日  基肥 カニガラ海藻パワー(有機62.3%)
カニガワ 15% 海藻粉末 15% 蒸製骨粉32.3%
5月25日  植物灰抽出液50倍液土壌注入
6月26日  植物灰抽出液50倍液土壌注入
7月19日  植物灰抽出液50倍液土壌注入(樹勢の弱い木だけ3回目)
◆・◆・◆・◆その他◆・◆・◆・◆

※草生栽培・・・除草剤は一切使わず、草刈り機で草を刈り取り、そのまま肥料にしています。
結果着果促進には、自然交配用マメコ蜂を放飼しています。
害虫駆除には、誘殺液設置と天敵昆虫のミカドドロバチを放置利用しており性フェロモン剤(コンフェンザーA)を取り入れ環境にやさしい自然農法を長年続けています。